提示
全身組織
- 貧血
体重増加不良、低身長 著明な掻痒感 鼻出血などの出血傾向、貧血 B. 検査所見 血液検査所見直接ビリルビン値・総胆汁酸・AST・ALTが高値である。 1型(FIC1病)および2型(BSEP病)ではAST・ALTの高値にもかかわらずγ-GTPが正常もしくは軽度高値、3型(MDR3病)ではγ-GTPは高値である。 肝生検で下記の所見が認められる 光学顕微鏡所見:1型では胆汁うっ滞が小葉間胆管よりも毛細胆管でみられやすい。2型では巨細胞性肝炎が特徴的であり、BSEP蛋白が免疫染色で観察されない。 [ped-hbpd.jp]
代表的な肝疾患 胆汁うっ滞、肝硬変 その他の疾患 胆石、胆道閉塞、溶血性貧血、ジルベール症候群(体質性黄疸の一種)など 総たんぱく、アルブミンとは? 総たんぱくとは、血液中に含まれるたんぱくの総称です。 アルブミンとは、総たんぱくの約67%を占めるたんぱく質で、肝細胞でのみつくられ、血液中に存在しています。血液中のさまざまな物質を運んだり、体液の濃度を調整する働きをします。 Dr.のチェックポイント! [mt-pharma.co.jp]
- 低身長
その他、低身長、特異的指趾(stubby fingers)を呈する。FIC1は肝臓のほか、腎臓、小腸、膵臓、蝸牛有毛細胞、膀胱、胃でも発現しているため、胆汁うっ滞性肝障害とともに、肝外症状として下痢や膵炎、難聴をきたすこともある。間欠的に症状を呈する軽症型の存在が知られ、良性反復性肝内胆汁うっ滞症 (benign recurrent intrahepatic cholestasis; BRIC) 1型と呼ばれているが、遺伝子変異と疾患の重症度の相関は知られていない。 [ped-hbpd.jp]
肝臓、胆汁、膵臓
- 黄疸
厚生労働省 全国の小児期発症希少難治性肝胆膵疾患を診療される先生方へ 以下の症例をご紹介ください 胆道閉鎖症が否定された黄疸・胆汁うっ滞症例 原因不明の黄疸・胆汁うっ滞症例 黄疸・胆汁うっ滞症状があったが、現在は改善している症例 該当症例の有無を、 3月末日 までに下記方法にてご回答をお願い致します。 → 被験者登録期間を 2019年3月末 までといたします。 [ped-hbpd.jp]
つきましては、現在、胆汁うっ滞を認める乳児につきましては、一刻も早く、「乳児黄疸ネット」を通じて我々にご相談いただきたく、改めてお願い申し上げる次第です。 何卒、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。 平成29年4月5日 近畿大学医学部奈良病院小児科 近藤宏樹 ●プレスリリース[ PDF ] ●医療関係者向け[ PDF ] ●患者さん向け [ PDF ] [jspghan.org]
- 肝腫大
予後 PFIC1型では、肝移植によってい胆汁酸が排泄されるようになると、難治な脂肪性下痢を認め成長障害をきたす。一方、PFIC2型では肝移植後の予後は再発がなければ良好である。BRICでは、無治療で自然軽快することが多いが、長期にはPFICに移行する症例の報告もあり、最近では、連続したスペクトラムと考えられている。 <診断基準> A. 主要症状および所見 遷延する黄疸、白色便、脂肪便 肝腫大以上に加え、加齢とともに次の項目が加わる。 [ped-hbpd.jp]
胃腸
- 成長障害
MDR3蛋白の異常により、胆汁中のリン脂質が不足し、胆汁酸とのミセル形成ができなくなり、胆汁酸の界面活性作用により胆管上皮や胆管細胞の障害をきたすと考えられている。 3. 症状 PFIC1型は、乳児期から遷延性黄疸として発症し、成長障害、肝不全へと進行する。また肝脾腫、著明な掻痒感を呈する。その他、低身長、特異的指趾(stubby fingers)を呈する。 [ped-hbpd.jp]
(減黄不良、成長障害、全身掻痒、消化管出血、肝肺症候群(肺内シャント、肺高血圧、難治性胆管炎)) 胆道閉鎖症患者の場合、葛西手術を既に1回施行していますので、肝移植時のお腹の中の癒着の程度により手術の難易度が異なります。手術を繰り返すことにより難易度は増すため、初回の葛西術後の経過が思わしくない場合は一度私たちにご相談ください。胆道閉鎖症に対する治療方針は、 臓器移植センター ホームページ にも記載しておりますのでご覧下さい。 [ncchd.go.jp]
- 下痢
PFIC1型では肝移植施行後も小腸吸収不全は解消せず、さらに下痢の悪化やグラフト肝が脂肪肝となるなど必ずしも術後のQOLは良くない。PFIC2に対する肝移植は根治的であるが、BSEP蛋白に対する自己抗体の出現による”再発”の報告がある。 5. 予後 PFIC1型では、肝移植によってい胆汁酸が排泄されるようになると、難治な脂肪性下痢を認め成長障害をきたす。一方、PFIC2型では肝移植後の予後は再発がなければ良好である。 [ped-hbpd.jp]
しかし、原因不明の胃・十二指腸潰瘍、嘔気・嘔吐、下血・血便、下痢、腹痛などの中に、好酸球性胃腸障害 / 消化管アレルギーがかくれていることが分かってきました。 内視鏡で肉眼的に異常がなくても、出来るだけ多くの部位から粘膜生検を行い( Step biopsy )、病理学的に好酸球増多が見られることで診断がつきます。したがって、この疾患を念頭において内視鏡検査を行わないと診断できないため、不定愁訴、心因性、機能性胃腸障害などと診断されている場合も少なくありません。 [tobu.saiseikai.or.jp]
- 下血
おなかの下の方に硬いものが触れる。 好酸球性消化管疾患/消化管アレルギー 好酸球性胃腸障害は近年、消化器領域で成人 / 小児ともに注目されている疾患です。多くは食物アレルギーが関与した消化器症状です。以前は新生児期・乳児期以降の食物アレルギーによる慢性的な消化器症状は稀と考えられていました。しかし、原因不明の胃・十二指腸潰瘍、嘔気・嘔吐、下血・血便、下痢、腹痛などの中に、好酸球性胃腸障害 / 消化管アレルギーがかくれていることが分かってきました。 [tobu.saiseikai.or.jp]
- 血便
しかし、原因不明の胃・十二指腸潰瘍、嘔気・嘔吐、下血・血便、下痢、腹痛などの中に、好酸球性胃腸障害 / 消化管アレルギーがかくれていることが分かってきました。 内視鏡で肉眼的に異常がなくても、出来るだけ多くの部位から粘膜生検を行い( Step biopsy )、病理学的に好酸球増多が見られることで診断がつきます。したがって、この疾患を念頭において内視鏡検査を行わないと診断できないため、不定愁訴、心因性、機能性胃腸障害などと診断されている場合も少なくありません。 [tobu.saiseikai.or.jp]
- 下血
おなかの下の方に硬いものが触れる。 好酸球性消化管疾患/消化管アレルギー 好酸球性胃腸障害は近年、消化器領域で成人 / 小児ともに注目されている疾患です。多くは食物アレルギーが関与した消化器症状です。以前は新生児期・乳児期以降の食物アレルギーによる慢性的な消化器症状は稀と考えられていました。しかし、原因不明の胃・十二指腸潰瘍、嘔気・嘔吐、下血・血便、下痢、腹痛などの中に、好酸球性胃腸障害 / 消化管アレルギーがかくれていることが分かってきました。 [tobu.saiseikai.or.jp]
治療
東京大学は2月14日、獨協医科大学越谷病院、済生会横浜市東部病院との共同研究により、患者数が極めて少ない子供の肝臓に関する希少疾患で、無治療の場合には思春期前に肝不全に陥り、死に至る難病である「進行性家族性肝内胆汁うっ滞症2型(PFIC2:Progressive Familial Intrahepatic Cholestasis type2)」患者を対象とした臨床研究を実施し、尿素を合成する仕組みに異常が生じる「尿素サイクル異常症」の治療薬として承認されている医薬品「フェニルブチレート」が、治療効果 [news.mynavi.jp]
日本国内にはPFIC2型であっても、一旦、黄疸が改善し、再び悪化する中間型が見られており、治療の良い対象と考えております。 現在、 本治験の登録期間もあと数ヶ月と迫っており 、軽症のPFIC2型を早期に発見するため、 「胆道閉鎖症が否定された黄疸・胆汁うっ滞症例」、「原因不明の黄疸・胆汁うっ滞症例」、「黄疸・胆汁うっ滞症状があったが、現在は改善している症例」 がいらしたら、積極的に ”遺伝子解析” を行わせていただきたいと考えております。 [ped-hbpd.jp]
杉浦 一充 教授 稀少免疫疾患に対する新規高精度ゲノム編集手法を用いた治療技術開発に関する研究 大阪大学 中田 慎一郎 教授 新規原因遺伝子を基盤とした心筋症の治療法の開発 東京医科歯科大学 林 丈晴 准教授 独自送達技術開発による先天性筋疾患に対するゲノム編集治療法の開発 京都大学 堀田 秋津 特定拠点講師 先天性QT延長症候群スプライシング変異を標的とした創薬開発 京都大学 牧山 武 助教 IRUD-Pで発見された希少疾患原因遺伝子のゲノム編集技術を用いた分子病態解明と治療・予防法の探索 国立成育医療研究 [amed.go.jp]
予防
藤田保健衛生大学 杉浦 一充 教授 稀少免疫疾患に対する新規高精度ゲノム編集手法を用いた治療技術開発に関する研究 大阪大学 中田 慎一郎 教授 新規原因遺伝子を基盤とした心筋症の治療法の開発 東京医科歯科大学 林 丈晴 准教授 独自送達技術開発による先天性筋疾患に対するゲノム編集治療法の開発 京都大学 堀田 秋津 特定拠点講師 先天性QT延長症候群スプライシング変異を標的とした創薬開発 京都大学 牧山 武 助教 IRUD-Pで発見された希少疾患原因遺伝子のゲノム編集技術を用いた分子病態解明と治療・予防法 [amed.go.jp]