提示
全身組織
- 外科的処置
そのために、治療法としてはまずは、網膜のむくみを改善する目的で投与される 抗VEGF硝子体注射 や、ステロイド注射などがあり、その他にも新生血管などが生えてきた場合には外科的処置にあたる 硝子体切除手術 や 光凝固手術 を行って、網膜出血や浮腫を改善させたり、虹彩の血管新生の発生を抑制することで、網膜剥離の発生を抑えることがあります。当院では 光凝固手術 と抗VEGF注射とステロイド注射を行っています。 4. 病気の経過について 基本的に視力の低下は黄斑のむくみの有無で決まります。 [ogikubo-hospital.or.jp]
眼
- 網膜出血
網膜静脈閉塞症 網膜静脈閉塞症 網膜静脈閉塞症は、カメラでいうフィルムの役割を果たしている網膜の静脈が詰まってしまい、網膜出血や網膜の中心部にあたる黄斑にむくみ(黄斑浮腫)を起こす病気です。 年を重ねると発症しやすい病気で、高血圧と動脈硬化と深い関連があり、糖尿病などの血液の粘性が増す病気がある方も発症しやすくなります。 網膜静脈閉塞症の種類 網膜静脈閉塞症には2種類あります。 [toneri-ganka.com]
病態 網膜血管がつまるとVEGF(血管内皮細胞増殖因子)という物質が出てきて下記のような合併症を伴ってきます。 合併症 黄斑浮腫 網膜血管が詰まるとVEGFが出てきて血管から水分が漏れを起こし網膜が腫れてきます。特に黄斑部が腫れてくると徐々に視力が下がってきます。 硝子体出血 網膜血管が詰まり虚血状態になるとVEGFが沢山出て網膜に新生血管が生えてきます。そこから硝子体出血を起こすことがあります。 血管新生緑内障 網膜中心静脈閉塞症などで広範囲に網膜血管が詰まるとVEGFが多量に出てきます。 [takashima-eye.jp]
網膜静脈閉塞症に対するレーザー治療について 網膜静脈閉塞症とは? 網膜の血管には動脈と静脈がありますが、そのうちの静脈が血栓などでつまってしまい眼底出血が起こります。つまる血管の部位により、網膜中心静脈閉塞症、網膜静脈分枝閉塞症と呼ばれます。症例によってはこのまま放置すると、網膜の血液の循環が悪くなり網膜の酸素不足が起こり、黄斑浮腫・硝子体出血(眼球内部の出血)・緑内障が起こり高度の視力低下をきたすことがある病気です。 どのような場合にレーザー治療が必要になるのか? [ueda-clinic-yamashina.jp]
網膜中心静脈閉塞症:視神経内の網膜静脈の中心が詰まってしまい発症 網膜静脈分枝閉塞症:静脈が網膜内で枝分かれした部分が詰まってしまい発症(図1) 図1 網膜静脈分枝閉塞症 網膜静脈閉塞症の症状 網膜の静脈が詰まると静脈の圧力が上がり、網膜の血管が広がったり、蛇行したり、出血(網膜出血)をおこします。さらに傷んだ血管から網膜に血液中の水分が漏れ出て、むくみ(浮腫)をおこします(図2)。 視力にかかわる大切な網膜の中心部(黄斑)にこれらの出血やむくみ(浮腫)がおよぶと 視力低下 をきたします。 [miyake-eye.or.jp]
網膜静脈閉塞症 (もうまくじょうみゃくへいそくしょう) 1. 網膜静脈閉塞症とは 網膜静脈閉塞症とは、網膜にある静脈血管に動脈硬化が起こったり、血栓などで血管がつまってしまうことで、眼底に出血や浮腫(むくみ)が起こる病気です。静脈は網膜の周辺部から血液が戻ってくる血管ですので、そこが詰まってしまうと、目詰まりを起こしたホースのようになって中の圧力が高くなって、血液の成分である血漿(けっしょう)や血液自体が血管の外に漏れだしてきます。 [ogikubo-hospital.or.jp]
精密検査
精密検査をご希望の方は、網膜・硝子体専門治療担当医による診察を設けております。 ※当院ではご予約の方を優先しております。 ご予約はこちらから 予約方法 [shec.jp]
治療
治療 発病早期ならば、血栓を溶かす薬を使用して、血液の流れを回復させる治療を行なうことがあります。障害された網膜の範囲が広い場合は、レーザー光線で病巣を凝固させる網膜光凝固療法が行なわれます。閉塞の程度によっては、視力の回復がむずかしいことがあり、将来、再出血や緑内障などのやっかいな合併症をおこすこともあります。 上記は一般的な説明です。 症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。 精密検査をご希望の方は、網膜・硝子体専門治療担当医による診察を設けております。 [shec.jp]
予防
治療 レーザー網膜光凝固術: 硝子体出血 や血管新生緑内障などの合併症の予防あるいは治療、黄斑浮腫の治療のために行います。 眼球への薬物注射:黄斑浮腫をとるために、抗血管内皮増殖因子薬や副腎皮質ホルモン製剤を眼球に注射する方法です。 硝子体手術:上記の治療法で、黄斑浮腫を繰り返し、視力が低下していくような場合には、硝子体手術を行い、硝子体を除去することによって黄斑浮腫の軽減を図ります。 [tokeidaihosp.or.jp]
新生血管の発生を抑え、合併症を予防 症状が落ち着き慢性期に入ると治療の主目的は、これら合併症の予防に移ります。 網膜無血管野があれば、レーザー光凝固術で酸素や栄養の必要量を減らし、新生血管発生を促すVEGFを放出させないようにします。血流改善のため、引き続き網膜循環改善薬が使われることもあります。 もし硝子体出血や網膜剥離が起きてしまったなら、硝子体手術で、濁った硝子体を人工の液体に置き換えて透明にしたり、硝子体や新生血管を切除して網膜の剥離部を元の位置に復位する手術を行います。 [dm-net.co.jp]