提示
全身組織
- 発熱
主な症状等 発熱期と無熱期を数回繰り返す、いわゆる回帰熱が特徴です。 マダニ媒介性の回帰熱の潜伏期間は12~16日間といわれています。 (発熱期) 頭痛、筋肉痛、関節痛、咳等をともなう発熱、悪寒が見られます。 この際、脳炎や髄膜炎が見られることもあります。 発熱期が3~7日続いた後、一旦解熱し無熱期に移行します。 (無熱期) 無熱期では血中からは菌は検出されません。 5~7日後に再び発熱期に入るといわれています。 [city.sapporo.jp]
インフルエンザに似た症状(高熱・筋肉痛・関節痛)が現れる「発熱期」と、「無熱期」を数回繰り返すため、回帰熱と命名されました。肝臓が腫れて黄疸がみられたり、高血圧、皮ふの点状出血、鼻血、血尿がみられることもあります。 ● 重症熱性血小板減少症候群(SFTS) マダニによって媒介されるSFTS ウイルスによる感染症です。1〜2週間の潜伏期を経て、発熱と下痢などの消化器症状、さらに血小板数が減って出血が止まりにくくなるという症状がみられます。 [newsdigest.de]
SFTSウイルスを保有するマダニに咬まれた後、6日から2週間程度の潜伏期間を経て、発熱、倦怠感、食欲低下、消化器症状、リンパ節腫脹、出血症状を起こすことがあります。 ダニ媒介脳炎について ダニ媒介脳炎は、ウイルスを保有するマダニに刺咬されることによって感染する疾患で、日本では北海道において発生が確認されています。 ダニ媒介脳炎は発熱、頭痛、筋肉痛などの症状が出現し、髄膜脳炎に進展し死に至ることがあります。 [city.kurume.fukuoka.jp]
北海道内で過去に患者が確認されている主な病気 病名 潜伏期間 主な感染経路と症状 治療薬 ライム病 12から15日程度 ・細菌を保有したマダニに咬まれることによって感染する ・発熱(微熱であることが多い)、倦怠感、慢性遊走性紅斑、まれに心筋炎・髄膜炎 テトラサイクリン系の抗菌剤 回帰熱 7から10日程度 ・細菌を保有したマダニやシラミ(国内ではシラミによる発生はない)に咬まれることによって感染する ・発熱(39度以上)、筋肉痛、関節痛、倦怠感等 テトラサイクリン系の抗菌剤 ダニ媒介脳炎 7から14 [city.asahikawa.hokkaido.jp]
神経学
- 頭痛
ウイルス性髄膜炎: 高熱や頭痛、嘔吐と首の硬直などが見られます。 髄膜炎のうち最も頻度が多いのがウイルス性髄膜炎です。原因ウイルスにはエンテロウイルスやコクサッキーウイルス、エコーウイルスなど多数のウイルスが挙げられます。幼児期や学童期にかかることが多いですが、一般的に対症療法が中心で予後は良好とされます。 ヘルペス脳炎: 発熱、頭痛、嘔吐、首の硬直、意識障害(覚醒度の低下、幻覚・妄想など)、けいれん、記憶障害、言語障害、人格変化や異常行動などが認められます。 [utanohosp.jp]
名称 英語名 症状 脳炎 encephalitis 頭痛、発熱、痙攣、意識障害、神経局所症状 髄膜炎 meningitis 頭痛、発熱、嘔吐 髄膜脳炎 meningoencephalitis 脳炎症状と髄膜炎症状 硬膜炎 pachymeningitis 頭痛、発熱、脳神経症状 脊髄炎 myelitis 発熱、対麻痺、膀胱直腸障害 中枢神経の急性ウイルス感染は慣例的に髄膜炎と脳炎という2つの症候に分けられる。しばしば、髄膜炎症状に脳炎症状を伴うことがあり髄膜脳炎という言葉もある。 [ja.wikipedia.org]
他にも頭痛、筋肉痛、意識障害等の神経症状、リンパ節腫脹、下血などの出血症状等が報告されています。 致死率は、中国の報告では6〜30%といわれています。 感染経路 SFTSウイルスを保有したフタトゲチマダニ等に咬まれることで感染します。また、SFTSを発症したイヌ等から感染する可能性があります。北海道でもSFTSウイルスの遺伝子を持つマダニが確認されています。 [city.sapporo.jp]
- 昏睡
時に、神経症状(意識障害、けいれん、昏睡等)、リンパ節腫脹、呼吸不全、出血症状が出現します。 ★回帰熱について(厚生労働省ホームページ)★ (新しいウィンドウで開きます) ダニ媒介脳炎 日本脳炎ウイルスと同じ分類(属)のウイルスで、げっ歯類とマダニの間でウイルスが維持されています。 ダニ媒介脳炎にはいくつかの種類があり、主なものとしてロシア春夏脳炎、中央ヨーロッパ型ダニ脳炎があります。 どちらも刺されてから7日~14日で症状が現れます。 [city.okazaki.lg.jp]
胃腸
- 嘔吐
ウイルス性髄膜炎: 高熱や頭痛、嘔吐と首の硬直などが見られます。 髄膜炎のうち最も頻度が多いのがウイルス性髄膜炎です。原因ウイルスにはエンテロウイルスやコクサッキーウイルス、エコーウイルスなど多数のウイルスが挙げられます。幼児期や学童期にかかることが多いですが、一般的に対症療法が中心で予後は良好とされます。 ヘルペス脳炎: 発熱、頭痛、嘔吐、首の硬直、意識障害(覚醒度の低下、幻覚・妄想など)、けいれん、記憶障害、言語障害、人格変化や異常行動などが認められます。 [utanohosp.jp]
経過 [ 編集 ] エンテロウイルスによるウイルス性髄膜炎の多くは発熱、悪心、嘔吐で発症する。発熱は38〜40度程度で様々であるが5日程度持続する。時に非特異的な急性熱性疾患が先行する二相性となる。通常は単相性の経過をとる予後良好な疾患である。中には髄膜脳炎の病型を呈することがあり、意識障害、痙攣、巣症状を呈することがある。まれに4週間以上にわたり症状が遷延し慢性髄膜炎を呈する場合や経過中に再発性経過とるものがある。 [ja.wikipedia.org]
- 吐き気
インフルエンザのような症状 めまい 関節痛、頭痛 吐き気 感染症を媒介するマダニがいるのはどの地域? 深刻な感染症を媒介するマダニは、スイス北東のボーデン湖から西部のジュネーブに至るスイス全域に渡って生息している。 チューリヒ応用科学大学(ZHAW)はスマートフォン用のマダニ予防対策アプリ「 Zecke 他のサイトへ 」を利用し、人々がマダニに噛まれた地域のデータを過去2年間に渡り収集した。下の分布図の数字は報告のあった被害件数を表している。 [swissinfo.ch]
感染力が強く、潜伏期は1、2カ月で、風邪のような症状から始まり、灰白色便・発熱・下痢・腹痛・吐き気・嘔吐・全身倦怠感などの症状が出ます。 3回接種 接種方法:初回、2~4週間後、6~24ヶ月後 抗体持続期間(3回接種後):5年 【抗体のつくめやす-国産A型肝炎ワクチンの場合】 予防としての抗体価がつくのは、2回目接種をした約2週間後です。海外赴任・出張、旅行目的で接種される方は、最低2回接種してから出発しましょう。 [mymc.jp]
治療
致死率は、海外の報告によると、適切な治療を行わない場合で5%未満といわれています。 感染経路 回帰熱を引き起こす病原体であるボレリア属菌が、ダニ若しくはシラミにより媒介され、感染します。 国内では、ボレリア・ミヤモトイ( B.miyamotoi )を保有するシュルツェ・マダニに咬まれることにより感染します。 治療方法 回帰熱には抗菌薬による治療が有効です。 PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。 [city.sapporo.jp]
治療者も患者も診断の難しさを理解しながら、症状経過をフォローできると安心です。 30. 疾患の全体像がつかめる知識を得るための スライドを意図して作成しました。 シンプルにまとめることに注力しましたが、やや困難さがありました。 初期評価を行い、治療経過で問題があれば、 適宜修正していく、というのが無菌性髄膜炎の診療で、 やはり不安定さは否めません。 主治医が、これだけわかっていて、これだけやっていれば、 まずは大丈夫。と思える診療が皆にとって安心で、いい診療だと思います。 [slide.antaa.jp]
● 治療は抗菌薬 前述のようなボレリア症の治療には、抗菌薬(抗生物質、Antibiotikum)が有効です。予防用のワクチンはありません。 ● ダニ媒介性回帰熱(Rückfallfieber) 回帰熱ボレリアによる感染症です。インフルエンザに似た症状(高熱・筋肉痛・関節痛)が現れる「発熱期」と、「無熱期」を数回繰り返すため、回帰熱と命名されました。肝臓が腫れて黄疸がみられたり、高血圧、皮ふの点状出血、鼻血、血尿がみられることもあります。 [newsdigest.de]
予知
Nigrovicらの小児の検討では髄液のグラム染色陽性、髄液蛋白>80mg/dl、末梢好中球数>10000/mm3、痙攣にて発症、髄液多核白血球>1000/mm3の5項目でグラム染色陽性が2ポイントで他の項目を1ポイントとすると、2ポイントで87%の感度で細菌性髄膜炎を予知し、0ポイントは100%の感度で細菌性図膜炎を否定した。 意識清明、髄液グラム染色陰性、髄液糖/血糖比>0.4かつ髄液蛋白 治療 [ 編集 ] 細菌性髄膜炎 や 脳炎 が鑑別できるまでは両者の治療を併用する必要がある。 [ja.wikipedia.org]
予防
健康診断・予防接種など海外渡航前に必要な医療サービスを、ワンストップでご提供いたします。渡航先や目的によって予防接種の種類はさまざまです。 ワクチンによっては、期間をあけて数回接種する必要のあるワクチンもあります。海外渡航前には、余裕をもって予防接種を受診ください。 当院の院長が日本旅行医学会の認定医となりました。 認定医一覧はこちら。 渡航ワクチンお申込から接種後まで 【ご予約までの手順】 ①下記の仮申込みフォームからお申込みをお願い致します。 [mymc.jp]
医療機関の皆様へ 参考リンク 蚊並びにダニ媒介感染症予防啓発ポスター(厚生労働省) ダニ媒介感染症ポスター(厚生労働省) ▲このページの先頭へ [city.kurume.fukuoka.jp]