提示
筋骨格
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関節炎
関節炎の他、重症例では骨幹端の変形が見られ、著しい低身長を来す。中枢神経病変として慢性髄膜炎を しばしば認め、頭痛・嘔吐・うっ血乳頭などを伴う。感覚器障害として慢性前部ブドウ膜炎・感音性難聴などがある。 5. 合併症 中枢神経炎症による水頭症、知能低下、関節病変による拘縮・変形などを認め、重症例では寝たきりとなる。持続的な全身炎症に伴う続発性アミロイドーシスがしばしば合併し、予後不良因子となる。 6. [nanbyou.or.jp]
当科が扱う対象疾患の例 関節リウマチ シェーグレン症候群 全身性エリテマトーデス 抗リン脂質抗体症候群 多発性筋炎 皮膚筋炎 強皮症/全身性硬化症 混合性結合組織病 血管炎症候群(顕微鏡的多発血管炎、多発血管炎性肉芽腫、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症、IgA血管炎、結節性多発動脈炎、高安動脈炎、巨細胞性動脈炎) 成人発症スティル病 再発性多発軟骨炎 サルコイドーシス リウマチ性多発筋痛症、RS3PE症候群 結晶誘発性関節炎(痛風、偽痛風(CPPD関節炎)) ベーチェット病 血清反応陰性脊椎関節炎(強直性脊椎炎 [okayamasaiseikai.or.jp]
自己炎症性疾患のうち、特に、見逃すと問題となる疾患(CINCA症候群[慢性乳児神経皮膚関節炎症候群]の重症例、メバロン酸キナーゼ欠損症の重症例(高IgD症候群の重症例、メバロン酸尿症)には注意する。 なお、不明熱の評価の詳細については 発熱・不明熱 の項を参考にしてほしい。 一部、臨床症状より診断が可能な症例も存在するが、通常臨床症状が類似するため、確定診断は遺伝子検査にて行う。 [clinicalsup.jp]
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関節痛
病型 家族性寒冷蕁麻疹 マックル-ウェルズ 症候群 CINCA症候群 /NOMID 皮疹 1) あり あり あり 関節症状 1) 関節痛 関節炎/関節痛 関節炎/関節痛 軟骨病変 2) なし なし あり 難聴 3) なし しばしばあり あり 慢性髄膜炎 なし しばしばあり あり 眼所見 1) なし しばしばあり あり アミロイドーシス 3) まれ あり あり 1)炎症所見が顕在化している時期に出現する 2)骨幹端過形成を特徴とし主に幼児期以降に出現する 3)主に幼児期以降に出現する 2. [nanbyou.or.jp]
皮膚
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皮疹
自己炎症性疾患の分類: 図表 不明熱以外の症状として、ほかに関節症状、眼症状、難聴、中枢神経症状、皮疹、腹部症状などを伴うことがある。また、疾患によっては、関節拘縮、失明、精神発達遅滞、アミロイドーシスなどの臓器障害を起こすこともある。 わが国の疫学調査より、わが国に10人未満から1,000人程度存在する稀少疾患である。最も多い家族性地中海熱でわが国に約500人、その他は10人未満から100人までの稀少疾患である。 [clinicalsup.jp]
病型 家族性寒冷蕁麻疹 マックル-ウェルズ 症候群 CINCA症候群 /NOMID 皮疹 1) あり あり あり 関節症状 1) 関節痛 関節炎/関節痛 関節炎/関節痛 軟骨病変 2) なし なし あり 難聴 3) なし しばしばあり あり 慢性髄膜炎 なし しばしばあり あり 眼所見 1) なし しばしばあり あり アミロイドーシス 3) まれ あり あり 1)炎症所見が顕在化している時期に出現する 2)骨幹端過形成を特徴とし主に幼児期以降に出現する 3)主に幼児期以降に出現する 2. [nanbyou.or.jp]
全身組織
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障害
感覚器障害として慢性前部ブドウ膜炎・感音性難聴などがある。 5. 合併症 中枢神経炎症による水頭症、知能低下、関節病変による拘縮・変形などを認め、重症例では寝たきりとなる。持続的な全身炎症に伴う続発性アミロイドーシスがしばしば合併し、予後不良因子となる。 6. 治療法 抗IL-1療法が有効であり、リコンビナントヒトIL-1受容体拮抗薬のアナキンラが著効する。ステロイドは無効である。関節拘縮に対して、理学療法、外科的療法が必要な場合がある。 7. [nanbyou.or.jp]
… 196 CPKの上昇に金属アレルギーの関与が考えられた顎骨骨折の1症例…大熊一雄・他… 198 Lennox-Gastaut症候群患者に対する歯科治療時の静脈内鎮静法による全身管理経験…下田 元・他… 200 骨形成不全症患者の集中歯科治療に対する全身麻酔経験…長畑佐和子・他… 202 病診連携短期入院集中歯科手術が有効であった有病高齢者症例…河合峰雄・他… 204 CATCH 22症候群患者に対するレミフェンタニルを用いた麻酔経験…岡村 静・他… 206 上下顎および頰粘膜の癒着により開口障害 [kokuhoken.net]
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発熱
蕁 麻疹様の発疹、発熱が新生児期・乳児期から見られる。関節炎の他、重症例では骨幹端の変形が見られ、著しい低身長を来す。中枢神経病変として慢性髄膜炎を しばしば認め、頭痛・嘔吐・うっ血乳頭などを伴う。感覚器障害として慢性前部ブドウ膜炎・感音性難聴などがある。 5. 合併症 中枢神経炎症による水頭症、知能低下、関節病変による拘縮・変形などを認め、重症例では寝たきりとなる。持続的な全身炎症に伴う続発性アミロイドーシスがしばしば合併し、予後不良因子となる。 6. [nanbyou.or.jp]
Vol. 251 クリオピリン関連周期性発熱症候群(CAPS)の子供達にお薬をください!! 関連タグ 医薬品 嶋津恵美 難病 CAPS患者・家族の会 嶋津恵美 2010年7月31日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行 CAPS患者・家族の会 クリオピリン関連周期性発熱症候群(CAPS)の治療薬の安定供給を求めて、 「医療上必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」について 私の息子(3歳)はCINCA症候群です。 [medg.jp]
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低身長
関節炎の他、重症例では骨幹端の変形が見られ、著しい低身長を来す。中枢神経病変として慢性髄膜炎を しばしば認め、頭痛・嘔吐・うっ血乳頭などを伴う。感覚器障害として慢性前部ブドウ膜炎・感音性難聴などがある。 5. 合併症 中枢神経炎症による水頭症、知能低下、関節病変による拘縮・変形などを認め、重症例では寝たきりとなる。持続的な全身炎症に伴う続発性アミロイドーシスがしばしば合併し、予後不良因子となる。 6. [nanbyou.or.jp]
神経学
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頭痛
中枢神経病変として慢性髄膜炎を しばしば認め、頭痛・嘔吐・うっ血乳頭などを伴う。感覚器障害として慢性前部ブドウ膜炎・感音性難聴などがある。 5. 合併症 中枢神経炎症による水頭症、知能低下、関節病変による拘縮・変形などを認め、重症例では寝たきりとなる。持続的な全身炎症に伴う続発性アミロイドーシスがしばしば合併し、予後不良因子となる。 6. 治療法 抗IL-1療法が有効であり、リコンビナントヒトIL-1受容体拮抗薬のアナキンラが著効する。ステロイドは無効である。 [nanbyou.or.jp]
胃腸
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嘔吐
中枢神経病変として慢性髄膜炎を しばしば認め、頭痛・嘔吐・うっ血乳頭などを伴う。感覚器障害として慢性前部ブドウ膜炎・感音性難聴などがある。 5. 合併症 中枢神経炎症による水頭症、知能低下、関節病変による拘縮・変形などを認め、重症例では寝たきりとなる。持続的な全身炎症に伴う続発性アミロイドーシスがしばしば合併し、予後不良因子となる。 6. 治療法 抗IL-1療法が有効であり、リコンビナントヒトIL-1受容体拮抗薬のアナキンラが著効する。ステロイドは無効である。 [nanbyou.or.jp]
治療
治療法 抗IL-1療法が有効であり、リコンビナントヒトIL-1受容体拮抗薬のアナキンラが著効する。ステロイドは無効である。関節拘縮に対して、理学療法、外科的療法が必要な場合がある。 7. 研究班 Cryopyrin-associated periodic syndrome(CAPS)に対する細胞分子生物学的手法を用いた診療基盤技術の開発班 [nanbyou.or.jp]
【未承認薬の問題・薬の安定供給を求めて】 現在CAPSには「アナキンラ」「カナキヌマブ」「リロナセプト」というとても効果のある治療薬がありますが、日本では未承認である為に必要とするすべての患者に供給されていません。 4月27日に開催されました厚生労働省「医療上必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」では上記の3つの薬がリウマチ学会から要望されました。 「カナキヌマブ」「リロナセプト」については「生命に重大な影響がある疾患で治療法がない」という事で治療薬としての開発が必要と判断されました。 [medg.jp]
淳・他… 194 周術期の鎮痛に上頰骨法による両側上顎神経ブロックを施行した口蓋形成術の1例…宮地圭祐・他… 196 CPKの上昇に金属アレルギーの関与が考えられた顎骨骨折の1症例…大熊一雄・他… 198 Lennox-Gastaut症候群患者に対する歯科治療時の静脈内鎮静法による全身管理経験…下田 元・他… 200 骨形成不全症患者の集中歯科治療に対する全身麻酔経験…長畑佐和子・他… 202 病診連携短期入院集中歯科手術が有効であった有病高齢者症例…河合峰雄・他… 204 CATCH 22症候群患者 [kokuhoken.net]
各疾患の詳細: 評価・治療の進め方 ※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。 自己炎症性疾患では発作時にCRPなどの炎症所見が陽性になる。まず発熱に炎症所見を伴うかどうか確認することが大切である。診断・治療においては自己炎症性疾患の専門医にコンサルトすることが望ましい。なお、プロカルシトニンは、通常自己炎症性疾患では陰性である。 基本的な発熱の評価・炎症所見の評価の目的で1)-11)を行う。自己炎症性疾患では発熱時に1)3)4)が陽性となる。 [clinicalsup.jp]
疫学
疫学 日本における推定患者数は100人程度である。孤発例が多いが、家族例の報告も増えている。男女比はない。 3. 原因 常染色体優性遺伝形式をとり、炎症性サイトカインIL-1βの活性化を 制御するNLRP3遺伝子の機能獲得変異により発症する。重症型のCINCA症候群では大部分の患者が孤発例であり、その約半数は体細胞モザイクで発症し ている。患者ではNLRP3遺伝子の異常により、単球系細胞のIL-1β産生が亢進している。 4. 症状 症状は軽症例では寒冷刺激で誘発されるが、重症例では持続的である。 [nanbyou.or.jp]