提示
精密検査
このような一般的な皮膚変化はもちろんですが、つぎのような変化が皮膚にみられる場合は、体内に悪性腫瘍があることを疑い、精密検査をしなければなりません。 黒色表皮肥厚症(こくしょくひょうひひこうしょう) わきの下、うなじ、鼠径部(そけいぶ)、陰部、股部(こぶ)の皮膚が黒ずんでざらざらになり、しわが深くなるものです。胃がんなどの場合に現われてきます。 なお、悪性腫瘍と関係なく、肥満や内分泌(ないぶんぴつ)の障害にともなって現われることもあり、良性型といいます。 [kotobank.jp]
治療
治療法は? 特効的な治療法はなく、症状をやわらげる治療を行います。ぬり薬とし てサリチル酸ワセリンや尿素剤などの角質をとかす薬または保湿剤を使っ たり、活性型ビタミンD3軟膏を使ったりします。サリチル酸ワセリンや 尿素剤には刺激感がみられることがあります。サリチル酸ワセリンの使用 量が多くなると中毒症状(発熱、吐き気、錯乱、脱水など)が出ることが あります。また、活性型ビタミンD3軟膏をたくさん使用すると血液の中 のカルシウム濃度が上がるので注意が必要です。 [rurikou.jp]
この場合、悪性腫瘍を完全に治療すると、皮膚筋炎も軽快します。 水疱症(すいほうしょう) 水疱症のなかでも、水疱性類天疱瘡(すいほうせいるいてんぽうそう)と呼ばれるものは、悪性腫瘍に合併することがあります。 後天性魚鱗癬(こうてんせいぎょりんせん) 魚鱗癬の多くは、先天的なものですが、年をとってから魚鱗癬などの角化の異常が現われる場合には、栄養不良や悪性腫瘍が考えられます。 [kotobank.jp]