提示
全身組織
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高熱
悪寒、高熱、局所の疼痛が主な症状である。亜急性とよばれるゆっくりとした症状もある。患部は腫れ、乳幼児では手足を動かそうとすることができなくなる。初期段階では、X線検査をしても変化が現われず、MRIや骨シンチグラフィーによる画像検査が有効とされる。一刻も早く治療開始することが重要である。 急性のものが慢性化するものと、最初から慢性型で発病し、骨腫瘍と疑われるようなものがある。慢性型は再発をくり返し、生涯続く場合もある。 一般的には、安静にし、抗生物質を4 8週間、静脈注射をする。 [ja.wikipedia.org]
[症状] 高熱とともに局所の激しい痛み、はれ、発赤(ほっせき)などの急性症状から始まります。下肢に発症した場合には痛みで歩行できなくなります。 進行すれば炎症所見はさらに強くなり、皮膚を破ってうみが排出され、瘻孔(ろうこう)をつくります。そうなるとむしろ症状は楽になり、慢性骨髄炎に移行します。 骨髄炎に隣接する関節では、関節が曲がったままの状態になり(関節拘縮〈こうしゅく〉)、子どもではそのあとに成長障害、過成長(健常側より長くなる)、あるいは変形などが起こることがあります。 [medical.jiji.com]
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悪寒
急性骨髄炎(急性化膿性骨髄炎)は、発熱、悪寒、戦慄などの全身症状を伴い、急性に発症するものをいいます。 慢性骨髄炎(慢性化膿性骨髄炎)は、急性骨髄炎が治癒せずに慢性化したもの、いったん治癒したかにみえた急性骨髄炎が数ヶ月あるいは数年経過後に再燃したもの、急性期を経ず初めから亜急性あるいは慢性に発症するもの(非定型骨髄炎)などがあります。 【関連ページ】 骨折の基礎知識 下腿骨骨折(脛・腓骨骨折)の基礎知識 [jikosoudan.net]
悪寒、高熱、局所の疼痛が主な症状である。亜急性とよばれるゆっくりとした症状もある。患部は腫れ、乳幼児では手足を動かそうとすることができなくなる。初期段階では、X線検査をしても変化が現われず、MRIや骨シンチグラフィーによる画像検査が有効とされる。一刻も早く治療開始することが重要である。 急性のものが慢性化するものと、最初から慢性型で発病し、骨腫瘍と疑われるようなものがある。慢性型は再発をくり返し、生涯続く場合もある。 一般的には、安静にし、抗生物質を4 8週間、静脈注射をする。 [ja.wikipedia.org]
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発熱
【症状の現れ方】 発熱、不機嫌、食欲不振、全身倦怠などの全身症状や、局所の痛み、はれ、熱感、発赤などで発症します。小児の場合、痛みのため動かそうとせず、動かすと泣くことが重要な症状の現れ方となることがあります。 慢性化膿性骨髄炎では局所症状はみられますが、発熱などの全身症状はあまりみられません。経過が長くなると皮膚にあながあいて(瘻孔)、うみが出てくることもあります。 【治療の方法】 急性化膿性骨髄炎では早急に治療を開始することが重要です。 [yomidr.yomiuri.co.jp]
急性骨髄炎(急性化膿性骨髄炎)は、発熱、悪寒、戦慄などの全身症状を伴い、急性に発症するものをいいます。 慢性骨髄炎(慢性化膿性骨髄炎)は、急性骨髄炎が治癒せずに慢性化したもの、いったん治癒したかにみえた急性骨髄炎が数ヶ月あるいは数年経過後に再燃したもの、急性期を経ず初めから亜急性あるいは慢性に発症するもの(非定型骨髄炎)などがあります。 【関連ページ】 骨折の基礎知識 下腿骨骨折(脛・腓骨骨折)の基礎知識 [jikosoudan.net]
発症すると、発熱や全身倦怠感(全身のだるさ)、炎症が生じた骨の痛み、皮膚の発赤、腫れなどが出現します。治療では、原因となる病原体に効果が期待できる抗生物質などが用いられます。薬剤での治療効果が不十分と判断される場合には、手術も検討されます。 慢性化すると極めて治りにくくなってしまいます。小児の場合は全身的な感染症(敗血症)に伴う事が多いです。また、骨髄炎は化膿性骨髄炎と呼称される場合もあります。 原因 本来無菌状態である骨髄の中に病原体が侵入することで骨髄炎が発症します。 [medicalnote.jp]
慢性化膿性骨髄炎では、発熱などの全身症状は、さらにゆるやかで、患部の腫れや痛みだけということが多いものです。 [原因] 骨髄に細菌が感染する経路としては、つぎのようなものがあります。 1つは、おできや扁桃炎(へんとうえん)などの原因となっている細菌が、血液の流れにのって(血行性に)骨髄に到達し、そこに炎症をおこす場合です。 また、近くに化膿した病巣があって、そこから炎症が直接、波及することもあります。 さらに、骨折や手術などで、骨髄が外にさらされ、細菌が直接、骨髄に感染することもあります。 [kotobank.jp]
慢性骨髄炎では、疼痛も少なく、発熱もあっても微熱程度ですが、延々と排膿が続き創処置の継続が必要となります(図3)。廔孔が何年も長期化すると、扁平上皮癌に移行する場合もありますので注意が必要です。 診断 画像検査 X線;慢性化膿性骨髄炎で治療が繰り返された症例では、骨皮質の肥厚、不規則な骨硬化像、骨髄骨梁の消失、骨髄腔の閉鎖、骨萎縮、空洞、腐骨などが混在し、病状の経過や症例に応じて多彩なX線像がみられます。 廔孔造影は廔孔に造影剤を注入した後X線撮影する方法で、病巣の広がりを確認できます。 [kawashimahp.jp]
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倦怠感
発症すると、発熱や全身倦怠感(全身のだるさ)、炎症が生じた骨の痛み、皮膚の発赤、腫れなどが出現します。治療では、原因となる病原体に効果が期待できる抗生物質などが用いられます。薬剤での治療効果が不十分と判断される場合には、手術も検討されます。 慢性化すると極めて治りにくくなってしまいます。小児の場合は全身的な感染症(敗血症)に伴う事が多いです。また、骨髄炎は化膿性骨髄炎と呼称される場合もあります。 原因 本来無菌状態である骨髄の中に病原体が侵入することで骨髄炎が発症します。 [medicalnote.jp]
精密検査
血清
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白血球増加
血液検査 慢性骨髄炎では、CRPや赤沈の亢進、白血球増加などの所見はあっても軽度である。廔孔から排膿していると、全く異常を示さないことも少なくありません。 最近検査 膿を培養し起炎菌を同定するが、抗菌薬が投与されていると検出されないことがあります。最近ではMRSAが検出されることが多くなっています。 治療 保存療法 感受性のある抗菌薬の内服あるいは点滴、創管理、廔孔洗浄などを行いますが、時期を見て手術が必要となります。当院では高気圧治療装置を利用し、手術の前後に高気圧酸素治療を行います。 [kawashimahp.jp]
治療
外科的治療の第一選択は持続洗浄療法ですが、当院理事長考案の川嶌式持続洗浄チューブは国内に広く普及し、日本整形外科学会の医師の研修ビデオにも当院の手術が紹介されています。 当院では更に、 高気圧酸素治療 を手術前後に行うことで治療効果をより高めています。1981年の開院以来2017年12月までで延792例の骨髄炎を治療しており、良好な治療結果が得られています 化膿性骨髄炎とは 化膿性骨髄炎とは、骨髄を中心に骨皮質や骨膜にも細菌が感染して起こる炎症です。 [kawashimahp.jp]
緒言 松下 隆 骨折観血的整復固定術後の急性・遅発性感染の治療 新倉 隆宏 持続洗浄療法と高気圧酸素治療の併用による骨髄炎治療 田村 裕昭・他 マイクロサージャリーを用いた治療 土田 芳彦 Masquelet法を用いた感染性偽関節の治療 渡部 欣忍・他 骨延長術を用いた骨髄炎の治療 加藤 成隆 論述 大腿骨近位部骨折の術後深部静脈血栓症スクリーニング 喜多 晃司・他 LECTURE リウマチ足のMTP関節温存手術は患者のADLをどのように変えたか 羽生 忠正 足関節捻挫として見過ごされている症候群 [igaku-shoin.co.jp]
脛骨の骨髄炎のMRI T2強調画像: 図表 右第4趾骨髄炎の単純X線像: 図表 左第2趾骨髄炎のFDG-PET像: 図表 評価・治療の進め方 ※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。 培養検査(血液培養、骨生検の培養など)による原因菌の同定は診断と治療の両面で重要である。 培養提出時は好気性菌・嫌気性菌、抗酸菌、真菌の確認を行う。血液培養は治療開始前に少なくとも2セットは採取する。 骨髄炎を疑う場合、下記を病態に合わせて適宜行う。 [clinicalsup.jp]
予防
骨髄炎の予防 すべての顎骨骨髄炎において治療と同様、予防が大変重要です。放射線治療を行っている 医師、ビスフォスフォネートやステロイド・抗がん剤治療を行っている医師と綿密に連携しつつ、 当科では顎骨壊死の予防にも尽力しています。 [med.kobe-u.ac.jp]