治療
その液の中にキラキラした脂肪滴がみられるときは、骨折を合併していると考えて治療を行っていく。 関節穿刺の実際(膝関節穿刺) ① 検査の説明をする。 ② 必要物品をそろえる。 ③ バイタル サインの測定をする。 ④ 患者を仰臥位にして膝関節を伸展位とし、十分に露出する。 ⑤ 医師は大腿四頭筋を弛緩させ、膝蓋骨を動かし、膝蓋大腿関節の関節裂隙を探り、穿刺部位をある程度決定しておく(膝蓋骨上方1/ 3の位置の内側、また外側1 の場所が目安。 図1 )。 ⑥ 必要物品を無菌的に準備する。 [kango-roo.com]
整形外科が扱う運動器疾患は多岐にわたり、首から下の脊椎、脊髄、末梢神経、手足の骨・関節・腱・靭帯が治療範囲であり、小児から高齢者までを対象とします。 当科では、骨折・脱臼などの外傷、慢性関節疾患、脊椎の変性疾患、骨・関節の炎症性疾患、良性軟部腫瘍を主に治療対象としています。 また、骨粗鬆症の治療、リハビリテーションにも力を入れています。 主な疾患をご紹介します。 外傷 スポーツ障害や交通外傷、労働災害による切創、挫創などのケガ、打撲、捻挫、骨折、脱臼、関節損傷、開放骨折などです。 [ims.gr.jp]
このような膝関節の病気(膝関節症)を診断・治療するには、関節穿刺(関節に麻酔をして針を刺す)をおこなって膝の関節液を抜き出して調べて、痛みの原因を特定します。 このほか、レントゲン写真撮影(X線)やMRI(電磁波を使った膝の断面撮影)などの画像検査もおこないます。 その後の診断・治療・リハビリテーションは 図2 をご参照ください。 図2 膝の痛みの診断と治療 変形性膝関節症 変形性膝関節症とは加齢や筋力低下、肥満などで膝に負担がかかり、関節軟骨がすり減って関節の変形がすすむ病気です。 [min-iren.gr.jp]
予防
2)検査前の処置 ① 処置当日は感染予防のため入浴ができないため前日に済ませておく(関節は感染に対して抵抗力が弱い)。 ② バイタルサインの測定をする。 ③ 必要物品をそろえる。 ・注射器 ・注射針 ・消毒薬(イソジン) ・処置用シーツ ・滅菌手袋 ・滅菌ガーゼ ・ 鑷子 ・滅菌 スピッツ ・絆創膏 ・ 膿盆 、鋭利物廃棄ボックス ④ 医師が施行しやすい環境をつくる。 ⑤ 無菌操作で行える空間をつくる。 3)検査中 ① 不必要な露出は避け、保温に注意する。 [kango-roo.com]
予防の基礎知識 スポーツの場合は、ストレッチなどによる全身の柔軟性の改善や維持、膝関節を伸ばす大腿四頭筋を鍛えることで膝関節を安定させることが重要です。過去に靭帯損傷の経験がある方は、再発予防のためにアスレチックトレーナー ※ による関節や全身の運動の再教育、必要に応じてはサポーター、テーピングなども重要となります。膝への負担を少なくして効率よく全身の筋力を鍛える運動としてプール内歩行がお勧めです。 [saiseikai.or.jp]
日常生活上の注意、予防法は 最後に生活上の注意、膝関節痛の予防法をお話しします。 (1)スポーツやウオーキング前の全身ストレッチは必須。また、膝関節周辺の筋肉を使いすぎると筋肉や腱のバランスを崩し、痛みの原因に。 (2)スポーツは年齢に応じた限界を知り、準備体操をしっかり。「昔取った杵柄」はむしろ害悪です。 (3)冠婚葬祭の正座と過剰な「立ち居振る舞い」に注意を。「まかない手」のときに厳粛な雰囲気に呑まれて無理し、失敗することがあります。 (4)体重が重い人は減量。 [min-iren.gr.jp]
(2)非発作時:発作を繰り返す場合 コルヒチン(白血球の機能を抑える)を1日に1-2錠、症状の軽減や発作の予防のために内服してもらうことがあります。慢性、多関節型の場合は、非ステロイド系抗炎症剤で治療しますが、症状の強い時期には、しばらくの間、ステロイド剤を少量内服してもらうこともあります。 注意点 発作の誘発因子として、関節への外傷、肺炎や心筋梗塞、外科手術など体に大きな侵襲が生じた際に生じることがあるのもこの病気の特徴の一つです。 [doh-racenter.jp]