提示
皮膚
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湿疹
ー体験談 1ー 治りが悪い湿疹、かさぶたがカラダのどこかに常にある状態が数年続き、外用ステロイドのランクを上げながら対応していた。 ある時、顔に「蝶形紅斑」様の湿疹が出た。 膠原病を疑い、内科で念のため 「糖尿病」(湿疹が治りにくい場合、糖尿病の場合もある) 膠原病 バセドウ病 の血液検査を受けるも、いずれも陰性。 治りの悪い湿疹が常にあるということで考えられるのは「天疱瘡」。否定するためにも大学病院で皮膚生検を受けるのも良いかもしれないと提案される。 [tenposo-pemphigus-friends.webnode.jp]
しかも、体幹の正中線を中心にできているので、 脂漏性湿疹(しろうせいしっしん) とか、 とびひ(膿痂〈のうか〉疹) とまちがえられることがよくあります。これによって口腔粘膜はおかされることはありません。鼻を中心にほおにかけて蝶形紅斑(ちょうけいこうはん)を伴っていることがあって、ときに 全身性エリテマトーデス 、 重症筋無力症 などの自己免疫疾患、 胸腺腫 を合併していることがあります。 [治療] 原則として、副腎皮質ステロイドを全身的投与、内服します。 [medical.jiji.com]
治療
(診断法) 血液検査 (デスモグレイン1 14) 皮膚生検 (治療法) 基本はステロイド薬・プレドニンやリンデロンの内服。 ステロイド内服で十分な効果が得られない場合などは、免疫抑制剤を使用する。 軽症の場合は、外用ステロイドで対応することも可能。 落葉状の場合は、レクチゾールが効く場合もある(肝機能に影響が出る率も高いとよく耳にします)。 類天疱瘡の治療と同じく、ミノマイシン(テトラサイクリン系統の抗生剤)とニコチン酸アミドを同時に服用することで効果が得られることもある。 [tenposo-pemphigus-friends.webnode.jp]
病態生理
2.原因 天疱瘡の基本的な病態生理は、IgG自己抗体が表皮細胞間接着因子デスモグレインに結合し、その接着機能を阻害するために水疱が誘導されると考えられる。 3.症状 (1)尋常性天疱瘡(pemphigus vulgaris) 天疱瘡の中で最も頻度が高い。特徴的な臨床所見は、口腔粘膜に認められる疼痛を伴う難治性のびらん、潰瘍である。口腔粘膜症状は頻度の高い初発症状であり、重症例では摂食不良となる。口腔粘膜以外に、口唇、咽頭、喉頭、食道、眼瞼結膜、膣などの重層扁平上皮が侵される。 [nanbyou.or.jp]