提示
これらはあくまで原則であり、当科にては個々の状態、事情なども考慮し、膀胱温存療法などのオプションも提示しながら患者さんに適切な治療法を行っています。 ①手術 ・経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-Bt):筋層非浸潤性膀胱癌の場合適応となります。 ・膀胱全摘出術 尿路変向術:筋層浸潤性膀胱癌の場合適応となります。 [ise.jrc.or.jp]
泌尿生殖器
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血尿
症状 腫瘍の発生部位によって、血尿、排尿困難や頻尿等の膀胱炎に似た症状がみられます。まれではありますが、骨への転移による跛行がみられることがあります。 治療 早期に発見した場合には手術により腫瘍を切除しますが、腫瘍の発生部位や進行状況により腫瘍を完全に切除することが困難である場合には、症状の緩和のための内科的治療を行います。一般的に予後は悪く生存期間が短いことが知られていますが、適切な治療により生活の質を保つことも可能です。 [anicom-page.com]
Q: 血尿が出たことはないのですが健診で潜血があると言われましたが・・・ A: 肉眼的血尿がなくても顕微鏡で血尿が認められ、尿路上皮癌が発見されることがあります。 泌尿器科専門医を受診して検査を受けることをお勧めします。 Q: 血尿が出てびっくりしましたが別にどこも痛くなかったので放置してます、そういえば半年前にも一回血尿が出ましたが・・・ A: 尿路上皮癌、特に膀胱癌の主訴として最も多い症状です。 早期に見つかれば内視鏡手術ですみ、予後も非常にいいです。 [ise.jrc.or.jp]
1)肉眼的血尿 肉眼的血尿とは、血の色を目で見て認識できる尿のことです。肉眼的血尿は、最も頻度の高い膀胱がんの症状で、一般的に痛みなどを伴わない無症候性です。血のかたまりが出る場合もあります。しかし、血尿があるからといって、必ずしも膀胱がんをはじめとする尿路系のがんがあるとは限りません。 数日経過すると血尿が止まるなど一過性の場合がありますが、そうした場合も早めの受診が必要です。 2)膀胱刺激症状 頻尿や尿意切迫感、排尿時痛や下腹部の痛みなどの膀胱刺激症状が出現する場合もあります。 [ganjoho.jp]
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肉眼的血尿
1)肉眼的血尿 肉眼的血尿とは、血の色を目で見て認識できる尿のことです。肉眼的血尿は、最も頻度の高い膀胱がんの症状で、一般的に痛みなどを伴わない無症候性です。血のかたまりが出る場合もあります。しかし、血尿があるからといって、必ずしも膀胱がんをはじめとする尿路系のがんがあるとは限りません。 数日経過すると血尿が止まるなど一過性の場合がありますが、そうした場合も早めの受診が必要です。 2)膀胱刺激症状 頻尿や尿意切迫感、排尿時痛や下腹部の痛みなどの膀胱刺激症状が出現する場合もあります。 [ganjoho.jp]
一度でも肉眼的血尿を認めた方は、泌尿器科診察をお受けになられることをお勧めします。 泌尿器科部紹介ページへ 外来診療担当医一覧表(泌尿器科) セカンドオピニオン外来一覧 平成29年2月改訂 [pref.aichi.jp]
2、腎盂尿管癌の症状 最も多いのが肉眼的血尿です。随伴症状を伴わず突然尿に血が混ざることが特徴です。 膀胱炎などでは排尿痛や頻尿、残尿感などの症状を伴って血尿がみられますが、 これらの随伴症状がなければ尿路のがんを疑わなければなりません。 腎盂尿管がんでは、血塊や腫瘍が尿管を閉塞させて、腰背部痛や側腹部痛を起こすことがあります。 健診で尿潜血陽性や水腎症(上部尿路の通過障害の状態)を指摘されて検査で発見されることもあります。 [med.nihon-u.ac.jp]
膀胱癌の症状 ⑴.肉眼的血尿 膀胱癌の初発症状として最も多く認められる症状で、排尿時痛などの痛みは伴わないことが一般的です。 ⑵.排尿痛、頻尿、排尿困難 肉眼的血尿はなく、初発症状が排尿時痛や下腹部の痛みで出現する場合があります。この症状は膀胱炎と非常に類似しているため、膀胱炎として治療されていることもありますので、膀胱炎を頻発する場合注意が必要です。抗生剤を服用してもなかなか治らないことが特徴です。 診断 膀胱鏡 尿道からL-SEP膀胱の中に内視鏡を入れて膀胱内をみる検査です。 [med.oita-u.ac.jp]
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排尿痛
他に頻尿、排尿痛などの症状が出ることもあります。 検診の尿潜血でみつかることもあります。 lll. 膀胱癌の診断 一般の泌尿器科外来に血尿で来院された患者さんは 尿検査(一般尿と尿細胞診)、腹部エコー(膀胱尿貯留時)を行い、 確定診断は膀胱鏡で行います。(写真) 膀胱鏡でほとんどの膀胱癌は診断できますが、上皮内癌という 粘膜に発生して腫瘤を作らないタイプや一部の慢性炎症性変化では困難です。 膀胱癌の最終診断は病理診断ということになります。 [ykh.gr.jp]
膀胱がんを疑う症状としては、血尿または排尿痛などがあります。 膀胱がんの状況によって、以下の症状や他の症状などがみられることがあります。他の状況によっても同じ症状がみられます。以下の症状がある場合には、医師の診察を受けてください。 血尿(わずかにさび色か明るい赤色にみえる)。 頻回の排尿または尿意があるが排尿できない状態。 排尿痛。 下部背部痛。 膀胱がんを発見し、診断するために、尿、腟、直腸を調べる検査が用いられます。 [imic.or.jp]
頻尿、排尿痛、残尿感といった膀胱炎と同様の症状をきたすこともあります。 3.診断 1)尿検査 顕微鏡で血尿の有無を検査します。 2)膀胱鏡検査 腫瘍の有無、部位、大きさ、性状を見ることが出来ます。 3)尿細胞診 尿中の癌細胞の有無を検査します。 4)画像診断 超音波検査、腎盂造影、コンピューター断層撮影などで腫瘍の広がりや深さを検査します。 4.病期(ステージ) 0期: 癌は膀胱の内側の組織のみにとどまっています。0a期と0is期に分けられます。 [ogaki-mh.jp]
膀胱炎などでは排尿痛や頻尿、残尿感などの症状を伴って血尿がみられますが、 これらの随伴症状がなければ尿路のがんを疑わなければなりません。 腎盂尿管がんでは、血塊や腫瘍が尿管を閉塞させて、腰背部痛や側腹部痛を起こすことがあります。 健診で尿潜血陽性や水腎症(上部尿路の通過障害の状態)を指摘されて検査で発見されることもあります。 3、腎盂尿管癌の診断 尿細胞診 尿中の移行上皮細胞を顕微鏡で確認する検査です。この検査でがん細胞が確認されると、 膀胱がんもしくは腎盂尿管がんが存在します。 [med.nihon-u.ac.jp]
⑵.排尿痛、頻尿、排尿困難 肉眼的血尿はなく、初発症状が排尿時痛や下腹部の痛みで出現する場合があります。この症状は膀胱炎と非常に類似しているため、膀胱炎として治療されていることもありますので、膀胱炎を頻発する場合注意が必要です。抗生剤を服用してもなかなか治らないことが特徴です。 診断 膀胱鏡 尿道からL-SEP膀胱の中に内視鏡を入れて膀胱内をみる検査です。 経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-BT) L-SEP膀胱に癌を疑ったならば、次にこれを切除し顕微鏡でみて病理診断を行います。 [med.oita-u.ac.jp]
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排尿障害
がんが進行すると、尿が出にくくなったり、残尿感を感じるようになったり、尿の回数が増加するなどの排尿障害を起こします。さらにがんが進行すると、血尿が続くようになり、腎盂炎を引き起こす可能性があります。 腎盂炎は、腎盂と呼ばれる尿を集め尿管へと届ける器官に細菌が進入して、炎症を起こしてしまう病気です。 がんが尿管に転移すると、水腎症や尿毒症を発症する可能性があります。 水腎症は、尿の流れが妨げられて逆流する事によって、腎臓が尿によって膨張してしまう病気です。 [kohjin.ne.jp]
その他頻尿などの膀胱刺激症状や排尿障害が見られることもあります。 ①検尿(尿沈渣):肉眼的にはわからなくても、顕微鏡で赤血球が検出されることがあります(顕微鏡的血尿) ②超音波検査:膀胱内に腫瘍がある場合5mmくらいのものから検出できることがあります。 ③内視鏡(膀胱鏡)検査:診断には不可欠な検査です。腫瘍が認められた場合、組織型、異型度診断のために生検(腫瘍の一部分を採集)を行うことがあります。 [ise.jrc.or.jp]
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尿失禁
排尿機能障害 …前立腺肥大症-神経因性膀胱-尿失禁 腫瘍性病変…膀胱癌-前立腺癌-腎細胞癌-睾丸腫瘍-その他 尿路結石 …ESWLおよび内視鏡手術 腎臓疾患 …腎実質病変-腎血管性病変-腎不全 その他 …尿路感染症-小児泌尿器科-その他 [city.tomakomai.hokkaido.jp]
全身組織
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厳しさ
体力的に手術が厳しい場合や膀胱を温存したい際に行われます。 化学療法(抗癌剤治療) 転移がある場合やその可能性が高い際に抗癌剤を投与します。 膀胱の温存治療として、膀胱腫瘍の動脈内に抗癌剤を注入する動脈注入療法が行われることもあります。 膀胱内注入療法(抗癌剤、BCG) 内視鏡手術のあと癌の膀胱内再発を防ぐために行われます。 抗癌剤よりBCGの方が有効といわれていますが、激しい膀胱炎症状を伴う場合もあります。 [twmu.ac.jp]
精密検査
検診で血尿を指摘されて精密検査で発見される場合もあります。 「泌尿器科 アトラスボード(吉田修監修 バイエル薬品提供)より転載」 最も確実性の高い検査は膀胱鏡です。現在は検査の苦痛が少ない軟性膀胱鏡が用いられます。軟性膀胱鏡だと麻酔も必要ありません。検査中に膀胱内の様子をテレビモニターに映し出して一緒に見ることができます。 尿中に癌細胞が混ざっていないかどうか判定する検査です。 [kameda.com]
尿潜血( )以上の結果がでた場合、精密検査が必要ですので専門医を受診してください。 2.症状 もっとも多くみられる症状は無症候性肉眼的血尿(痛みも何もないのに尿に血液が混ざること)です。頻尿、排尿痛、残尿感といった膀胱炎と同様の症状をきたすこともあります。 3.診断 1)尿検査 顕微鏡で血尿の有無を検査します。 2)膀胱鏡検査 腫瘍の有無、部位、大きさ、性状を見ることが出来ます。 3)尿細胞診 尿中の癌細胞の有無を検査します。 [ogaki-mh.jp]
治療
治療 早期に発見した場合には手術により腫瘍を切除しますが、腫瘍の発生部位や進行状況により腫瘍を完全に切除することが困難である場合には、症状の緩和のための内科的治療を行います。一般的に予後は悪く生存期間が短いことが知られていますが、適切な治療により生活の質を保つことも可能です。 予防 発症を予防することは難しいですが、早期発見による早期治療が重要となります。日頃からワンちゃんの尿の回数や排泄時の仕草、色をこまめにチェックして、気になる点があったら、早めに動物病院さんにご相談しましょう。 [anicom-page.com]
3)浸潤性膀胱癌に対して未治療例。 4)表在性膀胱癌に対し、TURBT以外の手術(膀胱部分切除など)、抗がん剤の全身投与(経口投与も含む)あるいは動脈内投与、放射線治療のいずれの治療歴もない(抗がん剤膀胱内注入療法、BCG膀胱内注入療法の治療歴は問わない)。 5)他のがん種・疾患に対して、化学療法、放射線治療いずれの治療歴もない。 6)表在性膀胱癌以外の尿路上皮に発生する癌の既往がない。 7)経尿道的腫瘍切除後8週以内の症例。 [rctportal.niph.go.jp]
治療法の臨床試験とは、既存の治療法を改良したり、 がん の患者さんのための新しい治療法について情報を集めたりすることを目的とした 調査研究 です。複数の臨床試験で現在の標準治療より新しい治療法のほうが良好であることが明らかになった場合は、その新しい治療法が標準治療となります。患者さんは臨床試験への参加を検討してもよいでしょう。臨床試験の中にはまだ治療を始めていない患者さんのみを対象としているものもあります。 [cancerinfo.tri-kobe.org]
がんの治療を始める前、または始めるか、治療を始めた後に患者さんは臨床試験に参加することができます。 フォローアップ検査が必要になるかもしれません。 膀胱がん患者さんに対して各種治療法があります。 膀胱がん患者さんに対して各種治療法が適用されます。標準的治療法(現在用いられている治療法)もあれば、臨床試験において検証されているものもあります。治療法についての臨床試験は、現在行われている治療法の改善やがん患者さんの新しい治療法に対する情報を得るために行われるものです。 [imic.or.jp]
疫学
4.疫学・統計 2008年における膀胱がんの年齢調整罹患(りかん)率は7.2(男性12.8、女性2.8)で、男性は女性に比べ4倍多いとされています。 年齢調整死亡率は2.1(男性3.6、女性1)となっており、過去10年間の中で大きな変化はありません。年齢別にみた膀胱がんの罹患率は、男女とも60歳以降で増加し、40歳未満の若年では低いです。 罹患率の国際比較では、膀胱がんは欧米白人で高く、日本人を含む東アジア系民族では、本国在住者、アメリカ移民ともに低い傾向があります。 [ganjoho.jp]
図)膀胱がんの形態 ①筋層非浸潤がん、②筋層浸潤がん 疫学および原因 男女比は2 3対1で男性に多いがんです。加齢とともに発生する頻度は多くなります。40歳以降に発生する傾向がありますが50 60歳代にピークがあります。 膀胱がんの原因と考えられているものは①喫煙、②化学物質、③慢性膀胱炎などがあります。特に喫煙に関して、喫煙者は非喫煙者の2 3倍の発がん率といわれています。 症状 無症候性肉眼的血尿 痛みの症状を伴わない血尿が約80%に見られます。 [kanazawa-med.ac.jp]
疫学調査では現在、最も原因として有力なのが煙草であり、 男性の50%,女性の30%は煙草が原因とする報告もあります。 60歳以上に多く、また男性に多く(3:1)発生します。 ll. 膀胱癌の症状 初発症状としては80%以上は無症候性肉眼的血尿です。 (前駆症状なく突然、尿が真っ赤になります。) こわいのは、いったん消えることです。 次に血尿がでるのが2-3ヵ月後のこともあり、其の時には既に進行していることもあります。 他に頻尿、排尿痛などの症状が出ることもあります。 [ykh.gr.jp]
予防
予防、治療 決定的な予防法はありません、初期の症状(頻尿、血尿)を見逃さず、早めに動物病院に相談しましょう。 治療は内科療法と外科療法があります。腫瘍の状態(悪性度、発生部位、転移など)によってどの治療を行うか検討していきます。 一般的に外科療法で完治が期待できる条件は、転移がなく3cm以上余裕をもって腫瘍を摘出できる場合(膀胱三角部に発生していない場合)で、それ以外の腫瘍は内科療法を選択する場合が多いです。 [axa-direct.co.jp]
また、患者さんによっては、再発予防のため膀胱内に抗癌剤を注入することがあります。 TUR Transurethral resection 膀胱内注入療法について 表在性膀胱癌治療の問題点として再発率が高いことが挙げられます。再発を予防するため内視鏡手術後に抗癌剤を膀胱内注入することがあります。方法は、尿道からカテーテルという管を膀胱まで挿入して、その管から薬液を膀胱内注入し、しばらく膀胱内に薬を溜めてもらいます。 [med.akita-u.ac.jp]
再発と再発予防法 がんが粘膜下層までにとどまっている表在性がんの場合は、内視鏡的切除などの膀胱を温存する治療法で治癒することが期待できます。しかし、手術だけでは、再発することが多いため(2年以内に約50%)、再発を予防する目的で抗がん剤やBCGによる膀胱内注入治療を手術後に行います。これらの注入治療は外来で週1回、合計6 8回行いますが、それでも再発率は20 30%とされています。したがって、検尿・尿細胞診・膀胱鏡検査などで定期的に観察し、再発を早期に発見することが非常に重要です。 [higashi-totsuka.com]