提示
胃腸
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腸疾患
炎症性腸疾患の診療に携わる医師 (名前をクリックするとプロフィールが見れます) 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)について 腸管の粘膜に炎症や潰瘍を引き起こす原因不明の慢性疾患を総称して 炎症性腸疾患 といいます。 潰瘍性大腸炎 と クローン病 がその主な疾患で、いずれも難病として特定疾患に指定されています。 炎症性腸疾患の原因はよくわかっていませんが、 患者さんの数は増加 しています。本邦では潰瘍性大腸炎が約16万人、クローン病は約4万人です。 [fukudaigeka.jimdo.com]
炎症性腸疾患(IBD: Inflammatory Bowel Disease)などの外科治療 大腸の病気で増加しているのは癌だけではありません。近年は潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患も増加しています。これらは主に若年者に起こる難治性、反復性の腸炎で基本的には内科的治療を行いますが、腸管の狭窄(狭くなる)、穿孔(穴があく)が起こった場合に外科手術が必要になります。さらに当科では潰瘍性大腸炎に対して腹腔鏡下で大腸全摘・回腸嚢肛門吻合術を行っています。 [kindai-geka.jp]
現在は肛門疾患のみならず、大腸癌、直腸癌、その他大腸,小腸の炎症性腸疾患を広く扱い、診断から治療 まで一貫した医療を行っている。 日本大腸肛門病学会の肛門疾患部門では中心的な役割を果たし、年3回大腸肛門病懇談会が当院で開催され、全国から熱心な専門医が多数参加している。 設立当初から、大腸肛門病疾患を勉強したい医師が数多く見学や長期の研修に訪れ、その卒業生は全国各地で大腸肛門病の専門医として活躍している。 [yamate.jcho.go.jp]
治療
4.肛門疾患の治療 痔核(いぼ痔)の治療 症状が強くないものは軟膏治療などの薬剤治療をまず行います。薬剤治療でよくならないときは手術を考えます。手術には切除する方法と硬化療法(注射)があります。それぞれの治療には利点、欠点があります。 切除するとしっかりと治りますが痛みや出血があること、注射は痛くないが、根治性は若干低い(再発率が高い)ことが挙げられます。これらの治療を組み合わせて、患者さんの希望に最も添えるような治療を相談しながら決めていきます。 [tsujinaka.or.jp]
(発癌した場合には癌の治療が必要になります。 大腸癌治療のリンク を御覧ください) 炎症性腸疾患の患者さんは進学、就職、結婚、出産、育児など人生のイベントを、治療しながら迎えなければなりません。できる限り社会的事情に配慮しますが、手術が必要と判断された場合は、適切な時期に手術を行うことが大切です。 潰瘍性大腸炎に対する手術 潰瘍性大腸炎の内科的治療は近年著しい進歩を遂げていますが、様々な理由で手術が必要な状況になることがあります。 [fukudaigeka.jimdo.com]
ここでは、炎症性腸疾患(IBD)における外科治療(手術)の役割、 当科の外科治療へのとりくみなどについて説明します。 IBDにおける手術の役割 手術とは、きずや病気のある部分を切り開いたり切り取ったりして治療することです。 切り開いたり、ときくと、痛いとか怖いとか、合併症はどうなのかなど、色々な不安があると思います。 [square.umin.ac.jp]
予防
これを予防するために 一時的人工肛門 (ストーマ)をつくります。 肛門を締める筋肉の働きが低下している場合は術後に便失禁に悩むことになるので、高齢の方などでは、あえて腸管吻合は行わずに 永久人工肛門 とします。 福岡大学消化器外科での大腸全摘術は 腹腔鏡 を用いて 傷の小さい治療 を行います。当科では腹腔鏡だけでなく、 経肛門内視鏡手術 を用いてお腹とお尻の操作を同時に内視鏡下に行うことにより、より精密で、出血を少なく、手術時間を短くすることができます。 [fukudaigeka.jimdo.com]
経腟的子宮摘出術や直腸がん手術後など骨盤内の手術によるものは、基本的には予防的に一時的な人工肛門を造設し、状態が安定してから直腸腟瘻を閉鎖、腟瘻が閉鎖しているのを確認できたら人工肛門を閉鎖することにしています。 このように、状況に応じて治療方針が異なるので、患者さんとご相談しながら治療方針を決めていきます。 直腸瘤、直腸脱 直腸瘤、直腸脱については、 臓器脱・婦人科・泌尿器科 をご覧ください。 [tsujinaka.or.jp]