提示
神経学
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坐骨神経痛
下肢の痛み、例えば坐骨神経痛に対しては具体的にどのような神経ブロックがありますか? A8. 神経ブロックには、外来の治療室で行うブロックとX線透視下でテレビをみながら正確に神経に注射するブロックとがあります。 治療室で行うブロックには硬膜外ブロックのほかに、腰の神経にブロックする大腰筋筋溝ブロックがあります。これらの治療で効果が少ない坐骨神経痛に対してX線透視下で行う神経ブロックがあります。 [ntt-east.co.jp]
脊椎の変形により神経が圧迫されると、足のしびれや痛みなどの症状が現れ、腰痛、臀部痛、大腿前面の痛み、下肢のしびれ、坐骨神経痛、脊柱管狭窄(きょうさく)症の症状などが生じます。 ※ページ内の画像は全てクリックすると拡大されます。 腰椎変性側弯症症例(77歳女性) 症状:高度の変性側弯により体が左に傾いて支えられなくなり、強い腰痛と下肢痛のため、歩行が困難となっていました。 第1/2、2/3、3/4、4/5腰椎椎体間固定と第10胸椎から仙骨の固定手術を行い、歩行が可能になりました。 [rakuwa.or.jp]
坐骨神経痛などの下肢痛が主な症状となることもあります。稀ですが、症状が進行すると筋力低下、性機能不全、頻尿や尿失禁を認めるようになることがあります。 主な原因 主に加齢に伴う腰椎椎間板の変性により骨棘形成、椎間板の膨隆と靭帯の肥厚による脊柱管の狭窄により、硬膜管が圧迫され、脳から下肢への神経の伝達経路である馬尾神経が障害をきたすことが原因とされています。他の要因として、腰椎すべり症などでも同様の症状をきたすことがあります。 必要な検査 レントゲン:骨の変形、不安定性などをみます。 [kmu.ac.jp]
また、骨折の骨片が脊柱管内部や椎間孔と呼ばれる神経の通り道に突出して坐骨神経痛や神経麻痺を起こすこともあります。当科では病状に応じて、セメントを椎体の中に入れて安定化させる経皮的椎体形成術(BKP)、神経除圧術、スクリューを用いた後方除圧固定術などを行っています。 経皮的椎体形成術( Balloon kyphoplasty : BKP)の例 背中の2箇所に5mmの皮膚切開をおき専用の風船で椎体内部を拡げた後、セメントを充填(じゅうてん)します。 [byouin.metro.tokyo.jp]
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下肢の知覚障害
ページの先頭へ戻る 症状 腰痛、足のしびれ、筋肉の衰え、間歇性跛行、下肢の知覚障害、排尿・排便、生殖器障害、時に会陰部灼熱感などがあります。 ページの先頭へ戻る 診断 理学的所見、神経学的所見の他に、レントゲン、MRI、脊髄造影、CTなどの画像診断を行います。 理学所見 腰椎の弯曲異常(痛みのため側弯になる)、脊柱の運動制限が見られます。 神経学的所見 神経幹に沿った圧痛と伸張症候(神経を引き伸ばすように下肢を動かすと痛みが誘発される)が見られます。 [keijinkai-hp.net]
治療
どの病態であっても、治療の基本は保存的治療(運動療法や薬物治療、リハビリテーション)です。 慢性疼痛の薬剤進歩 薬物治療に関しては特に近年、「慢性疼痛(とうつう)」と呼ばれる病態に対する薬剤開発が急速に進んでいます。数年来持続する慢性疼痛には、通常の痛み止めの効果は乏しいことが知られています。 保存的治療抵抗性の腰部脊柱管狭窄症や腰椎変性側弯症は、手術治療の適応になる場合もあります。 [fukuishimbun.co.jp]
また、場合によっては針生検、開放生検などを事前に行い、診断治療を決定することがあります。 治療 腫瘍の部位、性質などにより治療方法が異なります。 脊椎班では主に手術適応のある腫瘍に対しての外科的治療を行っておりますが、腫瘍の性質によっては化学療法や放射線治療などが有用なものも有り、その場合は整形外科腫瘍班と協力して治療を行うこともあります。 [orthop.asahikawa-med.ac.jp]
治療法は 1)保存的治療 腰部脊柱管狭窄症と診断されたら、まずは薬物治療、理学療法(腰の牽引、マッサージ、電気治療)などを行いますが、効果は人によって様々です。この病気は腰椎椎間板ヘルニアと違い自然に治ることが少ないです。 2)手術による治療 いろいろな治療を行っても良くならない場合は手術をお勧めします。ほとんどの人は手術で症状が軽減します。 手術について 手術は一般的には部分椎弓切除術を行います。 我々の計画している治療法について 今後の治療の目標は、現在の症状の改善と症状進行予防にあります。 [med.kindai.ac.jp]
予防
予防と治療 無症状のときは治療の必要はありません。 疼痛に対しては、安静(コルセットなど)、薬物療法、理学療法( 腰痛 体操含む)などを行います。 神経根症状 や 脊柱管狭窄症 の症状があればそれらの治療を行います。 [joa.or.jp]