提示
心血管
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チアノーゼ
心疾患 感染性心内膜炎、チアノーゼを伴う先天性心疾患でばち状指を認める。 (Singapore Med J. 1990 Oct;31(5):480-5.) 消化器疾患 肝硬変や、炎症性腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎)で、ばち状指を認める場合がある。 約300例の炎症性腸疾患を対象とした研究では、クローン病の38%、潰瘍性大腸炎の15%にばち状指を認めた。 (Br Med J. 1979 Oct 6;2(6194):825-8.) [kameda.com]
入院時現症ではチアノーゼとばち指を認めた。生化学検査では肝胆道系酵素に異常は認めず、末梢血液像も正常所見であったが、凝固検査でPT 47%と低下を認めた。室内気下での血液ガス分析ではPaO 2 47.8mmHg、PaCO 2 30.2mmHg、AaDO 2 64.2mmHgと高度の低酸素血症と肺胞動脈血酸素分圧格差の増大を認めた。各種肝炎ウイルスマーカー、自己抗体は陰性。呼吸機能検査は正常で、胸部レントゲン、CTでも肺野に異常所見を認めず。心エコー、右心カテーテル検査も異常認めず。 [archive.jsge.org]
人工呼吸器
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呼吸困難
進行性の労作時呼吸困難を主訴に当院を受診した. 入院後右心力テーテル検査にて肺高血圧症と診断した. また肝機能障害も認めた. 利尿剤を投与し, 経過を観察していたが進行性の低酸素血症を認めた. 肺血流シンチグラムで腎臓の描出を認め, 肺内シャントの存在が考えられた. 感染を誘因とした心不全の増悪のため, 発症から7年後に死亡した. 剖検肺では著明な高血圧性肺血管病変に加え, 前毛細管領域の細小動脈の異常な拡張像を認めた. また食道静脈瘤もあり, 門脈圧の充進が推察された. [iss.ndl.go.jp]
臨床症状 頻呼吸、頻脈、下背部疼痛、肺の両側性間質性の浸潤による呼吸困難が特徴的である。始めの症状は風邪の症状に似ており、咳や38 度から40 度の発熱がある。症状は急速に進行し呼吸困難となる。入院時に見られる臨床症状として発熱、筋痛、悪寒がほぼみられ、嘔気・嘔吐、下痢および倦怠がよくみ られ、他に短呼吸、めまい、関節痛、背痛、胸痛、腹痛、発汗および咳そうがみられ、まれに鼻漏、咽喉痛がある。潜伏期は一般的には2 週間である。 [niid.go.jp]
治療
6.化学療法・放射線治療とリハビリ 抗がん剤治療(化学療法)や放射線治療が行われている時期のリハビリは「回復的リハビリテーション」、そしてこれらの治療が終わった時期のリハビリは「維持的リハビリテーション」となります( 図1参照 )。週3回から5回の運動により、治療中・治療後の体力低下を予防し、倦怠感(けんたいかん)を軽減します。 抗がん剤や放射線による治療中もしくは治療後のリハビリといわれても、多くの人はピンとこないかもしれません。 [ganjoho.jp]
精査すべき,治療すべき慢性肝障害:自己免疫性肝炎(AIH)の診断・治療・フォローアップを中心に 中村 弘 沖縄県立中部病院 消化器内科 [コラム⑤] 急性肝不全/劇症肝炎:定義と成因,日本における治療の実際 山田 航希 [コラム⑥] 急性肝不全の原因となるウイルス:注意すべき病歴と診断を中心に 山田 航希 篠浦 丞 7. 肝硬変の合併症①:食道・胃静脈瘤:ジェネラリストが日常診療で直面する疑問を解き明かす 山田 徹 東京ベイ・浦安市川医療センター 総合内科/消化器内科 8. [medsi.co.jp]
疫学
疫学 1989年から2010年までに2516例の全国登録が行われている。 3. 原因 原因としては先天的要素、遺伝的要素、感染などの種々の説が挙げられているが未だ解明はされていない。海外からは新生児マウスへのロタウイルス腹腔内投与による胆道閉鎖症類似動物モデルの報告がなされている。しかし国内での追試は成功例の報告がない。病理組織学的検討などでは炎症性変化はTh1優位の炎症反応であることが示されている。 [nanbyou.or.jp]
疫学 [ 編集 ] ウイルス性肝炎 ( B型肝炎 、 C型肝炎 など)、 アルコール性肝疾患 、 原発性胆汁性胆管炎 、 原発性硬化性胆管炎 、 鉄の過剰 による臓器損傷 [1] 、 自己免疫性肝炎 、 ウィルソン病 などの慢性肝疾患が原因となり、あるいはこれらの疾患が進行した終末像である [2] 。2002年現在、日本には約40万人の肝硬変患者がおり、60%がC型肝硬変、15%がB型肝硬変、12%がアルコール性肝硬変である [3] 。 [ja.wikipedia.org]
病態生理
肝硬変の合併症②:肝性脳症と栄養マネジメント:丁寧な診断と細やかな治療で患者のバランスを崩さないように保つ 宮垣 亜紀 東京ベイ・浦安市川医療センター 消化器内科 [コラム⑦] 肝腎症候群(HRS)と肝肺症候群(HPS):肝硬変が他臓器に与える影響を病態生理としてひもとく 高崎 哲郎 東京ベイ・浦安市川医療センター 消化器内科 9. 胆道感染症:Tokyo Guidelinesの重症度分類に基づく急性胆管炎,急性胆囊炎のマネジメント 森 英輝 10. [medsi.co.jp]
予防
治療・予防 HPS 患者の治療には早期の集中治療が必須で、早期の換気が必要である。ICU 搬送中などにおいては酸素低下を防がなければならない。酸素飽和、体液バランスおよび血圧を注意深くモニターする必要がある。 ウイルスの自然宿主はネズミであるので、ネズミとの接触を断つことが予防上のポイントとなる。多くは、新鮮な糞または乾燥した糞、尿または唾液を吸い込 むことにより感染する。ネズミの咬傷やネズミに触れたものを介して鼻、目または口を触れることでも感染はおこる。 [niid.go.jp]