提示
耳
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耳痛
① 鼓膜が中等度以上に膨隆している場合、または、耳漏が新たに出現している ② 鼓膜が軽度膨隆しており、かつ、48時間以内に始まった耳痛・耳を気にする仕草を認める場合、または、鼓膜が強く発赤している ①②の場合に急性中耳炎と診断します。つまり、 中耳に滲出液の貯留(鼓膜の膨隆)のないものは急性中耳炎と診断できません。 【中耳炎の起炎菌】 ・インフルエンザ桿菌 ・肺炎球菌 ・モラキセーラ カタラーリス 【症状】 発熱、耳痛、耳だれなどです。 [sakuragaokashonika.com]
中耳炎といっても、軽いものから重篤なものまでいろいろありますが、いずれも患者様が自覚する症状としては、 耳痛、耳漏、耳閉感、難聴、耳鳴り が主なものでしょう。 そのほか 炎症の強い耳ではめまいや顔面神経麻痺、耳後部の腫脹 などが出ることがあります。 小さな子供では耳痛くらいしか訴えがありませんが、普段の観察で、 最近お返事が悪い、聞き返しが多い、テレビの音が大きい、話し声が大きい、耳をしきりに触って気にする などがあれば、中耳炎を心配してみてください。 [mic-ent.jp]
治療
主に2種類の治療方針があります。 治療 ①保存的治療 耳漏を止めてなるべく細菌に感染しないようにします。耳洗や耳浴を行います。耳浴とは、抗生剤を耳から入れて、そのまま横になった状態を保つことで治療する方法です。 ②外科的治療 中耳の状態によって治療が変わります。鼓膜の穴が小さく程度が軽い場合は鼓膜形成術が行われます。そうでない場合、すなわち難聴が改善されない鼓膜に空いた穴が大きすぎる、炎症がひどいときは鼓室形成術を受ける必要が出てきます。 [inoue-ent-cl.jp]
そのため、 鼻の治療をすることが、この中耳炎の治療には大切 になります。 飲み薬での治療の他に、外来での通気治療(鼻から耳へ空気を通す治療)や、鼓膜穿刺・切開(鼓膜に針を刺したり、鼓膜を切って水を抜き空気を通す治療)、換気用のチューブを入れる手術などが行われます。 お子さんの滲出性中耳炎については、下記に詳しくご説明いたします。 滲出性中耳炎は、 基本的には小学校低学年までに自然に治る 病気です。したがって、それまでの間どのように対処していくかが問題になります。 [morita3387.jp]
予防
予防 音響外傷は、偶発的な強大音によって突発的に起きることが多く、突然大きな音にさらされるため、避けることは困難です。しかしながら、強大音の予測が可能なコンサート等の場合は、スピーカーから距離を置いたり、耳栓を使用することで一定の予防効果は期待できます。 ポイント :早期治療が重要です。大きな音を聞いてしまった 翌日も難聴・耳鳴が残っている 場合は耳鼻咽喉科を受診しましょう。 めまい 良性発作性頭位めまい 寝ていて寝返りをうつ、頭の向きを変えると起きる「めまい」です。 [inoue-ent-cl.jp]
ヨーグルトや乳酸菌製剤を与えて予防・改善します。 中耳炎で鼓膜切開すると言われて心配です 小児急性中耳炎ガイドラインでは、中等症・重症の場合に鼓膜切開が示されています。鼓膜所見が重度の場合、高度の耳痛がある場合などに行います。切開排膿により細菌量を少なくして治療効果を高めることや耳漏内の細菌をとり薬の効果を調べることができます。 鼓膜表面の麻酔やイオントフォレーゼという方法で痛みをとり1mm 2mmほど切開します。 切開した鼓膜の穴は数日で閉じることが多く何回も切開しても多くは心配ありません。 [souda-clinic.com]