提示
眼
-
複視
Diplopia 解説:向井 栄一郎 ( 愛知県済生会リハビリテーション病院 神経内科部長) 複視はこんな病気 「物が二つに見える」ことを「複視」といいます。複視に気が付いた場合、片眼を隠して、左あるいは右眼だけで見てみることが重要です。片眼を隠しても変わらない場合は「単眼性複視」といい、乱視や 白内障 など眼に原因がある眼科の病気です。一方、両眼では二つに見えるが、片眼で見ると一つに見える場合は「両眼性複視」といいます。ここでは、両眼性複視について解説します。 [saiseikai.or.jp]
キーワード 複視 動眼神経麻痺 眼窩内転移 眼窩先端部症候群 原発性肺癌 Received 平成14年4月22日 日呼吸会誌, 41(1): 19-24, 2003 著者名・キーワードは「Google Scholar 学術文献検索」の検索結果へリンクしています. [journal.kyorin.co.jp]
症状としては腫瘍の圧排による眼球突出、眼球運動障害とそれに伴う複視(ものが二重に見える)、視神経障害による視野欠損・視力低下などがあります。 治療としてはステロイド投薬による腫瘍の縮小、放射線療法、外科的切除などがあります。 脈絡膜腫瘍 「脈絡膜」とは、眼の中の網膜という、カメラのフイルムにあたる部分の裏にある血管の豊富な組織です。 良性の腫瘍 脈絡膜血管腫 スタージウェーバー症候群に合併することが多く、眼底検査ではサーモンピンクの色調をした腫瘍を認めます。 [medic.mie-u.ac.jp]
自分で気がつく症状としては、眼が飛び出してくる(眼球突出)ことがあり、まぶたがはれたり、物が二重に見えたり(複視)、痛みが出たりします。 【治療の方法】 薬で治る眼窩腫瘍は少ないのですが、眼窩炎性偽腫瘍などの炎症性の腫瘍や悪性リンパ腫では、副腎皮質ステロイド薬が有効なことがあります。また、炎症性の腫瘍では非ステロイド性消炎薬も用いられます。全身の悪性腫瘍の眼窩転移では抗がん薬が用いられることもあります。 放射線療法は、難治性の眼窩炎性偽腫瘍や、悪性腫瘍では転移性腫瘍、悪性リンパ腫に有効です。 [yomidr.yomiuri.co.jp]
-
眼痛
本症例は52歳の女性で,左乳癌[T3 N1b M0]で定型的乳房切断術を受けたが,術後1年6カ月で左鎖骨上リンパ節転移および局所皮膚再発をきたした.ホルモン療法と放射線療法により一時再発転移巣の縮小を見たが,再発5カ月後に,右眼球結膜浮腫,眼痛が出現,しだいに眼球突出も著明となりC T-scanによって右眼窩腫瘍と診断された. また,この頃より肝,肺,骨転移などの広範な全身転移をきたし,全身化学療法を行なったが効果なく再発後9カ月で死亡した. [jstage.jst.go.jp]
トロサハント症候群 眼の奥にある海綿静脈洞部に肉芽腫というコブができ、炎症を起こす病気で、複視や眼痛を伴います。ステロイド剤が有効です。ただし、眼痛を伴う眼筋麻痺は多く、精密検査で他の疾患でないことを確認することが必要です。 脳梗塞 手足のしびれやめまいなどを伴い、突然発症します。 高血圧 や 糖尿病 の人に多く見られます。 多発性硬化症 脳や脊髄などの中枢神経が脱髄(だつずい)し、複視やしびれ、歩行障害などを発症することがあります。 [saiseikai.or.jp]
眼窩原発腫瘍の種類(太字は当科で治療した腫瘍です) 良性腫瘍 : 神経鞘腫、髄膜腫、神経線維腫、海綿状血管腫、涙腺腫瘍、視神経膠腫、類皮腫、 孤立性線維性腫瘍、肉芽腫、偽腫瘍、 類表皮腫 、 甲状腺眼症 悪性腫瘍 : 悪性リンパ腫、肉腫、 転移性腫瘍 血管病変 : 静脈瘤、 リンパ管腫 眼窩内腫瘍の症状 自覚症状 : 視力障害、視野障害、複視、眼痛、頭痛、羞明、流涙 他覚症状 : 眼球突出、眼位異常、眼瞼下垂、眼瞼腫脹 腫瘍の発生部位や大きさによって症状は異なります。 [chiba-neurosurgery.jp]
-
斜視
斜視 視力障害 角膜 混濁 結膜 充血 散瞳 第2期 緑内障期 腫瘍の増殖に伴い 眼圧 が上昇し、続発性の 緑内障 となる。 第3期 展開期 水晶体だけでなく 虹彩 や前房にも腫瘍が進展し、さらに眼球壁を破って 眼窩 にも認められるようになる。 第4期 転移期 視神経 や脈絡膜血管を介して 脳 、 肝臓 、 肺 など全身に転移して死亡する。 診断 [ 編集 ] 眼底 所見、 CT 、 MRI 、 超音波 診断などで確定診断される。 白色瞳孔を来たす他の疾患との鑑別診断が重要となる。 [ja.wikipedia.org]
精密検査
MRIやPETなどの画像検査で精密検査を行います。 眼内悪性リンパ腫 眼の中が濁って見えにくくなります。他の病気でも濁りが出ることもありますが、ステロイド治療で効果がない場合にこの腫瘍を疑います。採血、眼内液の採取を行い、IL-10/IL-6濃度などを測定して診断します。 網膜芽細胞腫 乳幼児に見つかることの多い腫瘍です。眼底に白く隆起した病変を認めた場合に、この腫瘍を疑います。CT、MRIなどの精密検査を行います。 [com4.kufm.kagoshima-u.ac.jp]
ただし、眼痛を伴う眼筋麻痺は多く、精密検査で他の疾患でないことを確認することが必要です。 脳梗塞 手足のしびれやめまいなどを伴い、突然発症します。 高血圧 や 糖尿病 の人に多く見られます。 多発性硬化症 脳や脊髄などの中枢神経が脱髄(だつずい)し、複視やしびれ、歩行障害などを発症することがあります。 ウェルニッケ脳症 アルコール中毒や、つわりなどの栄養不良でビタミンB1欠乏のときに発症します。複視のほか、ふらつきや混迷状態になります。 癌の脳転移 転移場所によって、さまざまな神経症状が出ます。 [saiseikai.or.jp]
治療
基底細胞癌 基底細胞癌 腫瘍切除手術 下眼瞼再建手術後 脂腺癌 脂腺癌 まぶたの裏側 腫瘍切除手術 上眼瞼再建術後 4.薬物治療 眼科で取り扱う治療(薬物治療) 眼の中のがん 脈絡膜悪性黒色腫 眼球以外に転移が生じた場合は、他科と連携して化学療法や放射線治療を行います。 眼内悪性リンパ腫 当院血液内科と連携して、抗がん剤の局所投与や全身投与を行うこともあります。 網膜芽細胞腫 眼球をできるだけ残すために、局所治療、化学療法、放射線治療などを組み合わせて治療を行います。 [com4.kufm.kagoshima-u.ac.jp]
疫学
網膜芽細胞腫のデータ ICD -10 C692 統計 世界の患者数 日本の患者数 80 人/年 (2005年11月1日) 学会 日本 日本眼科学会 世界 世界眼科学会 この記事は ウィキプロジェクト の 雛形 を用いています 疫学 [ 編集 ] 15,000人に1人の割合で発病する。地域による大きな差はない。 約10 30%は両眼性で 常染色体 優性遺伝 、残りは片眼性で散発性である。 症状 [ 編集 ] 以下の4期に分けられる。 [ja.wikipedia.org]
予防
診断時に脳にリンパ腫がなくても、約30%の頻度で後に脳の病変が生じるため、この予防のための治療法も検討されていますが、今のところ確実な方法がありません。いくつかの大学では臨床試験を行っているため、専門施設での治療が勧められます。 眼付属器の腫瘍 眼瞼腫瘍 図3 眼瞼腫瘍(脂腺がん) 眼瞼に隆起病変があり、睫毛が脱落している。 眼瞼に生じる腫瘍は眼部腫瘍の中では頻度が高く、基底細胞がん、脂腺がん(図3)、扁平上皮がんが3大腫瘍であり、日本ではほぼ同じ頻度で発症します。 [ncc.go.jp]
その予防の為に首の筋肉を血の巡りを保ったまま移植することを行う場合もあります。 顔面神経の切除が必要となった場合でも適切な再建も専門的に行っています。良悪性の判断も含め、頭頸部外科の先生と協力して治療に当たることもあります。 【右耳下腺腫瘍(多形腺腫)】 右耳下腺内の腫瘍を耳下腺の浅い部分と伴に切除します。図にある様な色々な神経や血管に注意しながら切除を行い、必要に応じて筋肉を弁状にして移植します。 [hosp-urayasu.juntendo.ac.jp]