提示
本症の診断基準は厚生省特定疾患研究班(班長:渡辺勈)からも提示されている。研究班の基準は疫学的調査を目的として作 成されている。本報告で提示した診断基準は臨床的診断を目的とし、病歴より疑診を行い、検査で確診を行う点が特徴である。両者の特徴、差異を充分理解して 使用する必要がある。 メニエール病に関し現在、内リンパ水腫の成因に関する基礎的研究、疫学的研究などが行われているが、臨床的には治療、特にめまい発作制御、その 治療効果の評価、予後の推定が課題である。 [tokushima-u.ac.jp]
耳
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良性発作性頭位めまい症
他の原因によって起こるめまい (19.9%) ① 起立性低血圧 (2.8%) ② その他 (17.1%) 1)耳の病気によって起こるめまい ① 良性発作性頭位めまい症 良性発作性頭位めまい症(benign paroxysmal positional vertigo : BPPV)は、頭を特定の方向に動かした時に、めまいが誘発され、回転性めまいの中では最も頻度が高いです。 [do-yukai.com]
良性発作性頭位 めまい 症 メニエール病 慢性中耳炎由来の内耳障害 前庭神経炎 めまい を伴う突発性難聴 外リンパ瘻 遅発性内リンパ水腫 聴神経腫瘍 その他の内耳性 めまい [ogata-shunsaku.com]
症状別の原因と特徴 1.良性発作性頭位めまい症 原因 耳石器の機能異常といわれている。 特徴 頭をある特定の位置に動かしたり、寝返りをうったときなどに短時間の回転性めまいが起こる。 軽い吐き気を伴うことがありますが、耳鳴りや難聴が一緒に起こることはありません。 めまいを起こす頭位や体位を繰り返しますと、めまいは次第におさまります。 2.メニエール病 原因 内リンパ水腫(内耳に水がたまる)といわれているが、まだよくわかっていない。 特徴 回転性のめまい発作を繰り返す。 [nagoyajibika.net]
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聴覚障害
5.病期の判定 Ⅰ期 :聴覚障害、前庭・半規管反応低下とも可逆性である。 Ⅱ期 :聴覚障害、前庭・半規管反応低下の何れかあるいは両者が不可逆性であるが、変動を認める。 Ⅲ期 :聴覚障害、前庭・半規管反応低下が固定している。 [tokushima-u.ac.jp]
全身組織
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転倒
めまいが起こったら、転倒などの危険を避けるため、しゃがむ、横になるといった姿勢をとりましょう。しばらく安静にするのがいちばんですが、耳に異常を感じた場合には、そちらの耳を上にして横向きに寝ると楽になるケースが多くみられます。また、光の刺激を避けるため、部屋を暗くする、厚手のタオルや服などで目を覆うといった対応も効果があります。 ※ このコラムは、掲載日現在の内容となります。 掲載時のものから情報が異なることがありますので、あらかじめご了承ください。 血圧が気になる方におすすめ! [healthcare.omron.co.jp]
一過性の意識消失や転倒などに伴う頭部外傷もみられます。 診断 頚椎X線撮影正面像、頚椎3DCTでルシュカ関節が側方に突出している。 ( 図3 - a ) 頚椎CT正面断層像で横突起孔と横突起孔との距離が狭くなっている状態を調べる。 頚部MRAで椎骨動脈の圧排、時に狭窄像がみられる。( 図3 - b )( 図4 - a ) 頚部3DCT血管撮影で骨棘と横突起孔に挟まれた椎骨動脈の状態を確認する。 [ijinkai.or.jp]
3)Wallenberg 症候群(後下小脳動脈閉塞) 回転性めまい発作で発症し、嘔吐、患側への転倒、嚥下障害、交叉性解離性知覚障害、患側の Horner 症候群などが出現する。注視時の回旋性眼振、温度性眼振の患側低下、perversion などがみられる。 4)前下小脳動脈梗塞 回転性めまい発作で発症し、難聴、耳鳴、顔面神経麻痺、協同運動障害などの小脳症状もみられ、解離性知覚障害、健側向き自発眼振、患側の温度性眼振の低下、注視麻痺などがみられる。 [tokushima-u.ac.jp]
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平衡障害
しばしば、自律神経症状(悪心・嘔吐・不安感)、 平衡障害、眼振を伴う。末梢あるいは中枢前庭系の急激な片側性(偏在性) の障害により起こる。急激に発症することが多い。 2)平衡障害(dizziness):バランス感覚の障害、不安定感で、[(酔ったよ うな)ふらふら感]などと表現する。空間見当識を司る各系統からの各種 入力の不均衡状態による。前庭系、固有感覚系、小脳系、視覚系、錐体外 路系の障害を示唆する。緩徐に進行することが多い。 [nms.co.jp]
脊椎管狭窄症 ( せきついかんきょうさくしょう ) 、 後縦靱帯骨化症 ( こうじゅうじんたいこっかしょう ) などの病気でも平衡障害が見られます。 7.薬の副作用 抗生物質や降圧剤、利尿剤、精神安定剤、血管拡張剤など、持病の薬が、 めまい の原因になることがあります。 Ⅲ めまい症状の種類について めまい 症状の種類には、次のようなものがあります。 一.グルグルめまい(回転性めまい) 「グルグル目が回る」「天井や周りの景色が回って見える」などのグルグル めまい です。 [ogata-shunsaku.com]
神経学
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めまい
めまい(回転性、浮動性いずれも起こりうる) 眼前暗黒感 手足のしびれ 視力障害, 視覚異常 頭痛 歩行障害 意識障害 構音・嚥下障害 運動麻痺 1987年めまいの診断基準化委員会答申書 [ja.wikipedia.org]
椎骨脳底動脈循環不全の症状 めまいー主な症状です。回転性めまいや浮動性めまい、目の前が真っ暗になるめまい発作が発生することもあります。 その他は、 頭痛・吐き気、嘔吐・眼のかすみ、物が二重に見える・耳鳴り、難聴・平衡感覚の異常・下のもつれ・手足のしびれがあります。 めまいを始めとした発作は、首を反らしたときや、首を動かしたりしたときに起こりやすいです。 椎骨脳底動脈循環不全が疑われるときには、 神経内科や脳神経外科、耳鼻咽喉科を受診する必要があります。 [tsuyama-kotsujiko.com]
からだの平衡感覚をつかさどる器官は、 内耳(三半規管、耳石)、前庭神経などの末梢器官 と、 脊髄、脳幹、小脳、視床、大脳皮質などの中枢器官 に分けられ、前者の異常によるめまいを 末梢性めまい と呼び、後者の異常によるめまいを 中枢性めまい と呼びます。末梢性めまいは回転性めまいが多く、中枢性めまいは浮動性が多いといえますが、末梢性めまい 回転性めまい、中枢性めまい 浮動性めまいとはいえません。 [ohkubo-clinic.jp]
耳から生じるめまい 耳から生じるめまいでは、めまいと同時に耳鳴り、難聴、耳閉感があらわれ、まためまいと平行して軽快します。耳が原因でめまいをおこす疾患にはつぎのようなものがあります。 良性発作性頭位変換性めまい 頭を動かしたときだけに軽い回転性のめまいがおこり、20秒以内に自然におさまるのが特徴です。最も頻度の高いめまい疾患で、重力に対する頭の位置の変化に対して一過性に回転性のめまいを生じます。中高年に好発し、やや女性に多いです。一旦よくなっても再発することが多いのも特徴です。 [toyoko-stroke.com]
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構音障害
特徴 構音障害(言葉がしゃべりにくくなる)、意識障害(気が遠くなる感じ)、視覚障害(ものが二重に見えるなど)などの神経障害が主症状で、めまいは椎骨脳底動脈系の梗塞でよくみられる。 8.脳出血によるめまい 原因 脳血管の破裂による内部出血 特徴 出血した部位によって症状は様々で、頭痛だけの場合や半身不随に陥ることもある。 めまいは大脳出血では起こりにくく、延髄、小脳の出血で起こることがある。 9.頸性めまい 原因 頸部の骨、筋肉、靭帯の異常によるもの。 [nagoyajibika.net]
4.小脳出血:回転性めまいで、中枢神経症状として突発ピーク型の頭痛、悪 心、嘔吐、歩行障害、注視眼振、構音障害、運動失調などを伴う。 5.小脳梗塞:非回転性めまいのことが多い。悪心嘔吐は必発でない。 6.その他の脳出血、脳梗塞、クモ膜下出血:中枢神経症状として片麻痺、半 身の知覚障害、半盲、項部硬直などがみられる。 6)その他 1.脳底動脈片頭痛:脳底動脈領域の虚血症状(めまい・平衡障害・歩行障害・ 構音障害・耳鳴)を前駆症状とし、激しい拍動性の頭痛を訴える。 [nms.co.jp]
脳神経外科 脳梗塞によるめまい 構音障害(言葉がしゃべりにくい、ろれつが回らない)、意識障害(気が遠くなる)視覚障害(ものが二重に見えるなど)などの神経症状が主症状で、初期には内耳性めまいと同様の症状があらわれることもあります。小脳や脳幹梗塞が原因となることが多くみられます。 脳神経外科 脳出血によるめまい 延髄や小脳などの出血ではめまいが起こることがあります。頭痛、意識障害、半身のしびれや運動障害、麻痺を伴うことが多く早急な対応が必要です。 [ojihosp.or.jp]
めまいの他、視野障害、視野欠損、意識障害、運動失調、麻痺、複視、嚥下障害、構音障害などがあります。 椎骨脳底動脈循環不全の神経症状は、 めまい が最多で、約3分の2にみられます。椎骨脳底動脈循環不全による めまい は、他覚的所見がほとんど得られないので診断に苦慮します。 [ogata-shunsaku.com]
発作性頭位眩暈後2年後脳梗塞を起こした症例 眼前暗黒と回転性めまい後10年を経て脳梗塞を起こした症例 椎骨脳底動脈血行不全を発症後、2年4ヶ月してから橋梗塞を起こした症例 発作性頭位眩暈後1ヶ月して構音障害、四肢の不全麻痺をきたした症例 めまい後3年6ヶ月して脳梗塞を起こした高血圧椎骨脳底動脈循環不全の症例 高血圧でめまいは起こるか? 高血圧では「めまい」は起こりません。 [yamamotoclinic.jp]
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運動失調
3.上・前下・後下小脳動脈、椎骨動脈の閉塞:中枢神経症状として一側の脳 神経麻痺、運動失調、Horner症候群、他側に知覚障害などを伴う。 4.小脳出血:回転性めまいで、中枢神経症状として突発ピーク型の頭痛、悪 心、嘔吐、歩行障害、注視眼振、構音障害、運動失調などを伴う。 5.小脳梗塞:非回転性めまいのことが多い。悪心嘔吐は必発でない。 6.その他の脳出血、脳梗塞、クモ膜下出血:中枢神経症状として片麻痺、半 身の知覚障害、半盲、項部硬直などがみられる。 [nms.co.jp]
めまいの他、視野障害、視野欠損、意識障害、運動失調、麻痺、複視、嚥下障害、構音障害などがあります。 椎骨脳底動脈循環不全の神経症状は、 めまい が最多で、約3分の2にみられます。椎骨脳底動脈循環不全による めまい は、他覚的所見がほとんど得られないので診断に苦慮します。 [ogata-shunsaku.com]
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知覚障害
[…] b)めまい以外に、視覚障害(動揺視・複視・霧視)、意識障害、知覚障害、 構音障害などの神経症状を伴うことが多い。 c)時に、めまいのみを反復する症例もある。しかしこの場合は前庭型のメ ニエール病や良性再発性めまいとの鑑別は困難。 3.上・前下・後下小脳動脈、椎骨動脈の閉塞:中枢神経症状として一側の脳 神経麻痺、運動失調、Horner症候群、他側に知覚障害などを伴う。 [nms.co.jp]
3)Wallenberg 症候群(後下小脳動脈閉塞) 回転性めまい発作で発症し、嘔吐、患側への転倒、嚥下障害、交叉性解離性知覚障害、患側の Horner 症候群などが出現する。注視時の回旋性眼振、温度性眼振の患側低下、perversion などがみられる。 4)前下小脳動脈梗塞 回転性めまい発作で発症し、難聴、耳鳴、顔面神経麻痺、協同運動障害などの小脳症状もみられ、解離性知覚障害、健側向き自発眼振、患側の温度性眼振の低下、注視麻痺などがみられる。 [tokushima-u.ac.jp]
眼
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複視
3.神経症状 a)頭痛、手足のしびれ、脱力感、舌のもつれ、複視 動眼神経、内側縦 束、外転神経との関係を示唆し、橋部または中脳部の脳幹障害を示唆。 b)口周辺のしびれ、嚥下障害・嗄声 Wallenberg症候群など延髄を中心 とした障害を示唆。 c)平衡失調、歩行の乱れが強い 小脳、脳幹の障害を示唆。 [nms.co.jp]
めまいの他、視野障害、視野欠損、意識障害、運動失調、麻痺、複視、嚥下障害、構音障害などがあります。 椎骨脳底動脈循環不全の神経症状は、 めまい が最多で、約3分の2にみられます。椎骨脳底動脈循環不全による めまい は、他覚的所見がほとんど得られないので診断に苦慮します。 [ogata-shunsaku.com]
脳の動脈硬化が強い人で血圧が低下したり、血液の粘度が高くなって一時的に脳の血流が減少すると めまい 、悪心、物がダブって見える 複視 、失神がおきます。これは 椎骨脳底動脈循環不全 といい脳の中心部にある脳幹部への血流が低下した状態です。 急に立ち上がるとめまいが起こる場合は起立性低血圧といって自律神経の異常で立ち上がると血圧が下がり、脳に血が行かなくなって、めまいが起こるものです。この場合のめまいは真性めまいのこともあれば仮性めまいのこともあります。 [sankikai.or.jp]
6.予後判定の条件 頸部回転、過伸展によるめまい・平衡障害の出現と他の脳神経症状(複視、失神など)を参考にする。脳梗塞例の 80%は7 8カ月前に椎骨脳底動脈循環不全を経験しており、発作後の再発、間隔に注意し、画像診断(血管写、CT)による原病巣の検索が必要。 [tokushima-u.ac.jp]
精密検査
診断には、問診に加えて、聴力検査をはじめとする耳鼻咽喉科での精密検査が必要です。安静や利尿薬、抗めまい薬、抗不安薬の内服により次第に改善しますが、ストレスや疲労で再発・反復するのが特徴です。 ③ 突発性難聴 片側の難聴に、耳鳴り・回転性めまいを伴います。比較的急激に発症しますが、メニエール病と異なり、めまい発作を繰り返すことはありません。早期診断・早期治療が重要で、適切な治療が早期に行われれば、難聴が改善しやすくなります。 [do-yukai.com]
初めてめまいの発作が生じた場合は,脳神経外科を受診し、CTやMRIなど精密検査を受けることをお勧めします。 Q.外来受診のときに必要な情報は? A. 1. どういう性質ものか? 2. 随伴症状があるか? めまいは大きく分けて、回転性めまい(Vertigo)と浮動性めまい(Dizziness)にわけられます。いわゆる、目が回る・くるくるまわるといった感じのめまいが回転性のめまいで、フワフワする・立ちくらみがするが浮動性めまいとです。 [osaka-med.ac.jp]
治療
椎骨脳底動脈循環不全の治療・検査方法 椎骨脳底動脈循環不全の主な治療方法は、脳循環の代謝を改善する薬や鎮痛消炎薬、抗めまい薬などを使った薬物療法です。頸椎に異常が発生している場合には、手術を行うケースもあります。 症状を明らかにするための検査としては レントゲン撮影やCT画像 、 MRI画像などの画像検査 を行います。 特に、 MRI撮影によって血管を撮影するMRA検査が重要です 。 [tsuyama-kotsujiko.com]
めまいはつらく不安な症状ですので適切な治療と丁寧な説明が大事だと言われています。 早めに医療機関を受診するよう心がけましょう。 めまいの種類 めまいには、末梢性めまいと中枢性めまいがあります。 多くは末梢性めまいであり、良性発作性頭位変換性めまい、メニエール、突発性難聴などがあげられます。 末梢性めまいは、専門で診られている耳鼻科にご紹介させていただく場合がございます。 めまいの検査と治療 脳神経外科では、脳梗塞、脳出血、脳腫瘍に起因するめまいを診断、治療をする事となります。 [kachigawanouge.com]
疫学
本症の疫学的調査において、スウェーデンでは1年間の初診数が10万人あたり45名、日本では厚生省特定疾患研究班調査にて有病率は人口10万人対16 17人(病院のみ)である。 本症の診断基準は厚生省特定疾患研究班(班長:渡辺勈)からも提示されている。研究班の基準は疫学的調査を目的として作 成されている。本報告で提示した診断基準は臨床的診断を目的とし、病歴より疑診を行い、検査で確診を行う点が特徴である。両者の特徴、差異を充分理解して 使用する必要がある。 [tokushima-u.ac.jp]
予防
脳幹梗塞などを予防することができる。 外科的手術よりも早く血行を再建することができる。 外科手術に比べ侵襲が遙かに少ない。 合併する他の病変、心臓疾患などの他臓器の外科手術が行えるようになる。 脳血管内手術治療で起こりうる合併症について 1)手術中、手術後の脳梗塞の可能性 脳底動脈の塞栓を生じ脳幹梗塞の危険性があります。 [med.kindai.ac.jp]
どんな予防法 めまいの原因は色々で、予防できないものもあります。しかしめまいの症状は心理的ストレスで悪化したり、改善したりしますので、自分の状態を良く把握し、めまいがおきても軽くて済むように対応できるようにすべきでしょう。 脳の病気 関連リンク [sankikai.or.jp]
自分のめまいについて知っておくと、病気の予防に役立ち、病院を受診したときにそれを医師に伝えることで、より正確な診断の参考ともなります。めまいのタイプや症状と病気との関係を知っておきましょう。 めまいの主なタイプ ぐるぐるタイプ(回転型) 自分自身がぐるぐる回っている感じがする。また、周りの景色も回っているように感じる。 ふわふわタイプ(動揺型) 足が地についていない感じがする。また、からだ全体がふわふわと漂っているようにも感じる。 [healthcare.omron.co.jp]