提示
胃腸
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腹痛
発熱、腹痛、嘔吐などをともなう激しい下痢が約1週間持続します。下痢便は水様で、ときに白色となります。 [治療] 下痢が何度もおこると脱水症をおこすため、輸液を行ないます。軽症ならば、スポーツ飲料を飲むだけでよいのですが、重症ならば点滴が必要です。 腹痛が激しいときは鎮痙薬(ちんけいやく)が、嘔吐に対しては制吐薬(せいとやく)が用いられます。止痢薬(しりやく)は、体内の毒素を排出する機構にも影響するおそれがあるため、使用は最小限度にとどめられます。 [kotobank.jp]
腸管出血性大腸菌 腸管出血性大腸菌は牛、豚などの腸管に存在し潜伏期間は4 8日で、症状としては激しい腹痛、水様性下痢で後に血便を起こすことがあります。 カンピロバクター カンピロバクターは鶏肉や生レバーなどに存在し潜伏期間は2 10日です。症状としては腹痛、発熱、下痢などが主ですが、ときどき咽頭痛、頭痛などをきたすことあります。 サルモネラ サルモネラは卵やその調理品に存在することが多く、潜伏期間は数時間から2日程度、症状としては下痢、腹痛、発熱、嘔吐ですが、時に発熱が遷延することがあります。 [tokushukai.or.jp]
治療
治療 まずは、絶食など食事を制限し、腸管の安静に努めます。 激しい下痢のため脱水状態になりやすいので、十分に点滴を行います。原因菌に効果的な抗生物質の投与については、状態を悪化させることもあるために、賛否両論があります。 HOME 診療内容 感染性大腸炎について(細菌性や大腸アメーバなど) [satojuichi-cl.com]
治療 治療は内科治療が基本です。 薬物療法 では5-ASA製剤(サラゾスルファピリジン、メサラジン)による治療が主になります。その他に副腎皮質ステロイド、免疫調節薬(アザチオプリン、メルカプトプリン、タクロリムス)、抗TNF製剤(インフリキシマブ、アダリムマブ)を使用することもあります。薬物療法により80 90%の方で緩解が得られます。 特殊治療 として白血球除去療法(LCAP療法)があります。これは大腸粘膜で活性化される白血球を除去することによって炎症を抑えることを目的としています。 [nagakute-nishi.com]
2018年9月26日 (水) アステラス製薬は、クロストリジウム・ディフィシル(CD)による感染性腸治療剤「ダフクリア錠200mg」(一般名:フィダキソマイシン)を新発売した。 ダフクリアは、米メルクから導入した新規作用機序と選択的な抗菌スペクトルを有する経口の大環状抗菌剤。日本では米メルクとの独占的な開発・販売契約に基づき、アステラスが開発を進めてきた。今回、CDによる偽膜性大腸炎を含む感染性腸炎治療剤として発売した。欧州ではアステラス子会社が販売している。 [yakuji.co.jp]
疫学
ウイルス性の場合は、流行やその疫学的な情報、症状、便の性状が重要となります。ロタウイルスは乳幼児の重症化する下痢の最大の原因で、6か月 2歳までの乳幼児によくみられます。発熱、腹痛、嘔吐などをともなう激しい下痢が約1週間持続します。下痢便は水様で、ときに白色となります。 [治療] 下痢が何度もおこると脱水症をおこすため、輸液を行ないます。軽症ならば、スポーツ飲料を飲むだけでよいのですが、重症ならば点滴が必要です。 [kotobank.jp]
監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏 更新:2016/08 [kansensho.jp]
予防
手をよく洗ってくださいといわれるのは、その感染の予防のためです。 治療 まずは、絶食など食事を制限し、腸管の安静に努めます。 激しい下痢のため脱水状態になりやすいので、十分に点滴を行います。原因菌に効果的な抗生物質の投与については、状態を悪化させることもあるために、賛否両論があります。 HOME 診療内容 感染性大腸炎について(細菌性や大腸アメーバなど) [satojuichi-cl.com]
食前加熱、手指消毒で予防。 腸管出血性大腸菌 :牛の腸管に生息。O157が最多。生の牛肉、汚染された野菜などから感染。潜伏期は1 9日。数%で溶血性尿毒症症候群を発症し重症化する。小児と高齢者では死亡例あり。食前加熱で予防。最近では2011年の焼肉酒家えびすのゆっけ集団食中毒事件が有名。 サルモネラ :生卵、食肉、ミドリガメなどから感染。潜伏期は6 72時間。1週間以内に回復。 カンピロバクター :鶏肉などから感染。潜伏期は2 5日。1 2週間で回復。予防は生肉(鶏肉)を食べないこと。 [nishimuranaika-cl.com]