治療
治療 心電図でケント束がみつかっても無症状の場合は、ほとんどの場合、治療をせずに経過をみます。頻拍発作が起きている場合には、以下の方法で治療を行い、発作の停止を試みます。 迷走神経刺激法(バルサルバ手技) 息をこらえる、冷たい水に顔をつける、冷たい水を飲むなどの行為により迷走神経(リラックスさせる神経)を刺激して、頻拍を止めます。 薬物治療 アデノシン三リン酸(ATP)の急速静注やカルシウム拮抗薬の静脈注射により電気興奮の伝導を遅くして頻拍を停止します。 [medicalnote.jp]
治療 伝導障害の程度が軽い場合は、定期的な経過観察を行います。伝導障害が進行して症状を伴う徐脈が出現した場合はペースメーカの植込みを行います。また心室頻拍、心室細動が出現した場合は、植込み型除細動器(ICD)を植込むことがあります。心不全が進行すれば薬物療法や心臓再同期療法(CRT)を行うこともあります。 予後 進行性心臓伝導障害の患者さんは、軽症なものから徐々に重症化していくものまで人によって異なります。個々の患者さんに合わせた適切な検査と治療が必要です。 [kompas.hosp.keio.ac.jp]
これを直流通電除細動といい、心室細動に対する最も確実な治療法です。 最近、自動体外式除細動器(Automated External Defibrillator;AED)が公共の場所に置かれることが多くなってきましたが、一般市民による早期の除細動が心室細動の患者さんの蘇生率改善に大きく寄与してきています。AEDは消防署や日本赤十字社で使用方法の講習会が開かれていますが、講習会を受けていない人でも簡単に使用できるような平易な構造になっています。 [kango-roo.com]