精密検査
めまいや失神発作を起こすことがあるので、精密検査が必要です。 Ⅱ度房室ブロック (にどぼうしつぶろっく) 心房からの刺激が心室へ伝わったり伝わらなかったりする状態です。心房心室伝導時間が徐々に延長し心室への刺激がなくなるウェンケバッハ型はあまり問題ありませんが、症状がある場合には精密検査が必要です。突然心室への伝導がなくなり心室の収縮が止まるモビッツⅡ型は心臓の病気を合併することが多く十分な精密検査が必要です。 [ningen-dock.jp]
簡易な検査で異常が疑われたら、CT・MRIといった画像検査や入院による精密検査を行って診断を確定し、適切な治療を行っていきます。 また、近年では、心房細動のみにより心機能低下をきたし、心不全になってしまう場合があることが報告されており(頻脈誘発性心筋症)、こうした方は心房細動を治すことにより心機能が正常化する可能性があり、注目されています。 心房細動そのものへの治療 薬物治療1 レートコントロール治療 心房細動では一般的に心室の脈がはやくなります。 [osaka.hosp.go.jp]
治療
カテーテルアブレーションは血管を治療するカテーテル治療と異なり、不整脈を治療するために、心臓の筋肉内を伝わる電気伝導の異常をカテーテルで治療する、非常に難易度の高い治療です。 高度な医療技術、医学知識や経験が必要であるために、 県内でクライオアブレーション治療をうけることができるのは彦根市立病院と滋賀県立成人病センターの2病院です。 (平成28年7月現在) 【心房細動とは】 心房細動は年齢とともに増加する不整脈の一つです。 [municipal-hp.hikone.shiga.jp]
非薬物治療 カテーテルアブレーション手術 カテーテルアブレーションとは、足の付け根の血管から挿入した管(カテーテル)により心臓の筋肉を焼灼(アブレーション)することで、心房細動を治す治療法です。 心房細動の多くでは、肺と左心房をつなぐ血管である肺静脈から出る異常な脈がきっかけとなっていることから、この肺静脈とその周囲を治療することで異常な脈が心臓の中に入ってこないようにする治療法が開発されました。 [osaka.hosp.go.jp]
病態生理
Lilly『ハーバード大学テキスト 心臓病の病態生理』メディカルサイエンスインターナショナル, 2000, ISBN 4895922529 村川裕二『臨床研修医必携 経験すべき循環器診療』メジカルビュー社, 2005, ISBN 4758301441 細田瑳一ほか『今日の循環器疾患治療指針』医学書院, (第2版)2001, ISBN 4260119753 関連項目 [ 編集 ] ウィキメディア・コモンズには、 循環器学 に関連するカテゴリがあります。 [ja.wikipedia.org]
予防
一方、アスピリンなどの抗血小板薬は、心房細動による脳梗塞を予防する効果が弱く、テレビや雑誌などで話題になっている血液をさらさらにするという種々の食物なども、ほとんど予防効果のないことが証明されています。 不整脈の治療法 1)症状が強い場合 心房細動では、心房から心室に伝わる電気の割合が多くなれば、心室が速く動き頻脈となって、動悸や息苦しさといった症状が出てきます。 [ncvc.go.jp]
血栓を予防する薬:抗凝固剤 心房細動の再発を予防する薬:抗不整脈薬 心房細動を停止する薬:抗不整脈薬 心房細数を調整する薬 脳梗塞が起こることを抑える効果ある「抗凝固剤」は、血を固まりにくくする採用があるため、「出血しやすい」「血が止まりにくい」状態になります。その為、服用時に「ひどい頭痛」「悪心(吐き気)・嘔吐」「血便・血尿」などの症状が現れた場合は、脳や内蔵など見えない部位で出血が起こっている可能性がありますので、すぐに病院で診察を受けましょう。 [ichirizuka-cl.com]
そのため、心房細動の治療は、脈の数をコントロールすることと、血栓の予防をすることが主体となります。 (3) 塞栓症の予防 心房細動で最も困ることは脳梗塞になることです。そのため、短期間しか持続しない発作性心房細動でも持続的に続く慢性心房細動でも血をサラサラにする抗凝固薬の内服を行います。抗凝固薬にも出血のリスクがあるため、現在は下記の表にあるようなスコアを用いて、1点以上あてはまる方は抗凝固薬の内服を行うことが推奨されています。 [mizuno-iin.com]
心不全 ︎弁膜症 ︎高血圧 ︎糖尿病 ︎甲状腺機能亢進症 治療 1:心原性脳梗塞の予防 心房細動の一番大事な治療は、脳梗塞を予防することです。心房細動による脳梗塞は、重症で後遺症が大きいことが知られてます。そのため、症状がなくてもワーファリンを含めた血液をさらさらにする薬(抗凝固療薬)が必要か検討します。特に、年齢(75歳以上)・高血圧・糖尿病・心不全のいずれかがある人は脳梗塞リスクが上がるため必ず 抗凝固療薬の適応 があるか検討が必要です。 [fukuda-c.com]