治療
治療を行う時期としては、症状があらわれてからではなく、就学前後が一般です。 治療法には、次の2つの選択肢があります。開胸手術またはカテーテル治療です。 開胸手術は、患者さんの胸部(前面または側面)を切開し心臓を開いて欠損孔を閉鎖する方法です。心房中隔欠損症に対する治療法としては古くからあり、実績のある治療法です。 アンプラッツァー閉鎖栓を用いたカテーテル治療は心房中隔欠損症の治療としては比較的新しい方法です。 [seirei.or.jp]
心房中隔欠損症の治療が必要な方 治療が必要かどうかは穴の大きさや血液の短絡量によって決まります。 この量は超音波検査などによって推定されます。 心房中隔欠損症の治療方法 外科治療が従来の治療法でしたが、近年アンプラッツァー閉鎖栓を用いたカテーテルによる治療が盛んに行われるようになっております(図2)。心房中隔欠損症に対するカテーテル閉鎖術(図3)の大きな利点は、外科手術に比べてはるかに低侵襲であることです。外科手術の場合は開胸し、人工心肺を用いる必要があります。 [kyoto-u-cardio.jp]
弁膜症の診断と治療 心エコーを中心に弁膜症の診断とフォローアップ,手術療法の必要時期を適切に判断 しています。 心不全の治療 基礎疾患ごとの病態評価とエビデンスに基づく治療の選択を行い、心室再同期療法(CRT)も行っています。 不整脈の治療 徐脈性不整脈に対するペースメーカー治療、ならびに頻脈性不整脈の薬物治療、高周波カテーテルアブレーション、植込型除細動器(ICD)による治療を積極的に行っています。 [ohta-hp.or.jp]
予防
治療後は(もしくは治療前より)血液のかたまり(血栓)ができることを予防する薬(アスピリンなど)を約6ヶ月間服用します。 退院前には、胸部X線検査および超音波心エコー検査などを行います。退院後は、定期的な経過観察が必要となります。 心房中隔欠損症の治療を勧められた場合 心房中隔欠損症の治療を勧められた場合、開胸手術を行うべきか、あるいはカテーテル治療に適しているかどうかは、詳細な検査の結果に基づいて、専門的に判断する必要があります。 [seirei.or.jp]