提示
神経学
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感覚障害
めまいは回転性めまいも多いので、鑑別のために上下肢の失調や腹 肢、顔面や半身の感覚障害など他の神経症状に注意します。 2.後下小脳動脈(PICA)領域の梗塞 PICAは椎骨動脈から分岐する主要血管で、その閉塞はしばしば延髄外側梗塞(Wallenberg症候群)をもたらします。 Wallenberg症候群は回転性めまいをきたす代表的脳幹梗塞ですが浮動性めまいを訴えられることも多いです。また、PICA領域の梗塞ではPICA よりも椎骨動脈に閉塞性変化が見られることが多いです。 [tokushima-u.ac.jp]
前大脳動脈の梗塞 脳梗塞の5%前後がこの血管で発生し、詰まった血管の反対側の片麻痺(特に下肢)、下肢の感覚障害、尿失禁、知能低下などが現れます。 後大脳動脈の梗塞 視野、視力障害が主な症状です。視野は両目の同じ側が見えなくなります。視野障害は意外と本人は気が付かないもので、歩いていて左側ばかりぶつかるのでおかしいといったような訴えで始めて気が付くことがあります。 小脳の動脈、椎骨動脈の梗塞 めまい やふらつき、嘔吐などの症状で発生します。 [sankikai.or.jp]
治療
5) 治療 脳動静脈奇形の治療方法としては、開頭による脳動静脈奇形摘出術、血管内治療(塞栓術)、 ガンマナイフ (集中放射線療法)があります。血管内治療のみで根治できる脳動静脈奇形は全体の10%程度です。病巣のサイズや形態によって、開頭手術やガンマナイフとの組み合わせによる治療が行われます。 [ncvc.go.jp]
その治療成績を通常のクリッピング術と比較検討することで術前シミュレーションや手術支援機器を駆使した治療の安全性と問題点を提起することが本研究の目的になります。 2) 予想される医学上の貢献及び研究の意義 治療成績に差がなければ術前シミュレーションや手術支援機器の使用が有効であると言えます。治療成績に差を認めた場合はその要因を検証し問題点を提起することで治療成績の改善に繋がります。当科の最先端の技術を駆使した複雑な未破裂中大脳動脈瘤の治療成績は本邦の指標となる可能性があります。 [neuro.hospital.okayama-u.ac.jp]