提示
弁膜症の手術に関しては病状や全身状態を含めて心臓血管外科と十分な意思疎通を取りながら検討し、皆さんに治療法の提示を行っていくことになります。 3.不整脈 不整脈は頻脈性(脈が速くなる)不整脈と徐脈性(脈が遅くなる)不整脈があります。 頻脈性不整脈ですが、うっ血性心不全で良く認められるのは心房細動・心房粗動を合併している患者さんが多いです。 [tsukazaki-hp.jp]
心血管
-
心臓病
心エコー検査 手軽で安全な検査で、心臓病の診断や病状評価に有用な検査です。 心エコーでは、心肥大や心拡大の有無がわかります。 心肥大の場合でも心臓のどの部屋(心房・心室)が肥大や拡大しているのかを正確に診断することができます。また、心臓の肥大や拡大の他に、血液の流れを見ることができるため、 心肥大や心拡大の原因までわかる大変有効な検査 です。 おわりに いかがでしたか?心肥大と心拡大の違いについて理解できましたでしょうか? [kango-oshigoto.jp]
-
心臓肥大
左軸偏位心臓肥大などの病気、肥満者、高齢者に見られる波形です。 ST低下心臓肥大や狭心症が疑われる時に見られる波形です。 ST上昇急性心筋梗塞の時に見られる波形です。心臓に病気のない若い男性に見られることもあります。 陰性T波狭心症などの病気の時に出現する波形です。 洞性徐脈脈拍が通常より遅くなっている状態です。自律神経の異常、甲状腺機能低下症などが疑われます。運動習慣がある人にも見られる波形です。 上室性期外収縮健康な心臓では、「洞結節」と言う場所が、規則的に電気信号を発生させています。 [fukuyama-kenshin.jp]
心臓肥大、血液中のカリウムの過剰などが原因で起こります。 T波平低 心電図波形のうちで通常は山型をしているT波が平らになった状態です。多くは心臓筋肉に負担がかかった状態や障害により起こります。健康な女性でも見られることがあります。 WPW症候群 心房内に電流ルートに余分があり、そこを流れています。動悸発作を起こすことがあり、その場合は治療が必要です。 陰性T 心電図波形のうちで通常は山型をしているT波が谷のようにへこんだ状態です。多くは心臓筋肉に負荷がかかった状態や障害によりおきます。 [dock-tokyo.jp]
精密検査
はもちろん生活習慣病の改善も必要です 心房細動 心房が正常リズムによらず各所で勝手な電気刺激を起こす所見です 心房内で大きな血栓を作り、脳梗塞の原因となることもあるため専門医での治療が必要です WPW症候群 心房内に正常の電気刺激伝導路とは別の伝導路がある所見です 頻拍発作を起こすことがある場合は精密検査が必要です 低電位 心臓内に発生した電気の電圧が低い波形です 心臓自身の起電力の低さ(小柄でやせている)や電気が体表に伝わりにくい場合(肥満など)のほか、体内に水分の多い時にもみられます 【血圧】 [keihin.or.jp]
めまいや失神発作を起こすことがあるので、精密検査が必要です。 Ⅱ度房室ブロック (にどぼうしつぶろっく) 心房からの刺激が心室へ伝わったり伝わらなかったりする状態です。心房心室伝導時間が徐々に延長し心室への刺激がなくなるウェンケバッハ型はあまり問題ありませんが、症状がある場合には精密検査が必要です。突然心室への伝導がなくなり心室の収縮が止まるモビッツⅡ型は心臓の病気を合併することが多く十分な精密検査が必要です。 [ningen-dock.jp]
QT、RR、ST感覚
-
非特異的ST-T変化
非特異的ST-T変化 心臓の肥大や虚血性疾患(動脈硬化による血流不足)で認められます。 Ⅰ度房室ブロック 心房から心室への刺激伝導時間が延長したものをいいます。 Ⅱ度房室ブロック 心房から心室への刺激伝導時間が延長し、心室の収縮が時々途切れるものをいいます。 Ⅲ度房室ブロック 心房から心室への刺激伝導が遮断され、心房と心室が各々に電気を発生している状態です。 WPW症候群 心房と心室の間に通常とは異なる副伝導路があるため、心室が早く興奮します。 [genkiplaza.or.jp]
肥大
-
における左室肥大
左室肥大を有する日本人男性の約3%にファブリー病が認められたことを報告 ファブリー病における心障害では左室肥大を呈することが多く、また、刺激伝導系にGb3が蓄積することによる伝導障害(脚ブロックや房室ブロックなど)を伴う例も少なくありません。しかし、心エコーや心電図の所見からファブリー病を見分けることは困難です。 鹿児島大学病院では、左室肥大を呈する日本人男性の約3%(230例中7例)にファブリー病が認められたことを1995年に報告しました 1) 。 [ds-pharma.jp]
また、この左室肥大は虚血性心疾患、不整脈、突然死などを引き起こす危険因子であることもわかっています。高血圧症には自覚症状がないことが多く、血圧を測らなくては気がつきません。左室肥大があっても心電図やレントゲン検査を受けなければわかりません。 職場健診や市の健診などを必ず受けていつの間にか密かに進行する心肥大を早く発見し、高血圧など心肥大の原因になる疾患をきちんと治療することによって新たな病気を予防しましょう。 お大事に! こちらのコラムは 朝日サリー 2009年1月号に掲載 されたものです [iwakikai.sakura.ne.jp]
主な所見について 所見 解説 異常Q波 心筋梗塞の指標となりますが、心筋症や左室肥大、左脚ブロックなどでもみられることがあります。 左軸偏位(さじくへんい) 心臓の電気の流れが左に偏っている状態。肥満者や妊婦、高血圧、高齢者などにみられます。 右軸偏位(うじくへんい) 心臓の電気の流れが右に偏っている状態。やせた人や若年者にみられます。 高電位 心臓の電位が大きい状態。心臓の肥大や位置の異常、胸壁の薄い人にみられます。 [genkiplaza.or.jp]
治療
図引用 永井良三『循環器研修医ノート』診断と治療社 肺動脈の拡大所見は、心不全の経過を観察するときや、肺動脈血栓症を疑うときに参考となる。 図引用 永井良三『循環器研修医ノート』診断と治療社 コップに水を入れて、ガラス面と水の境界をよく見ると少し水がガラス面を上昇しているのがわかります。 これは、表面張力、液体の密度、壁面のぬれ易さなどに関係しているらしい。 [citec.kenkyuukai.jp]
予防
職場健診や市の健診などを必ず受けていつの間にか密かに進行する心肥大を早く発見し、高血圧など心肥大の原因になる疾患をきちんと治療することによって新たな病気を予防しましょう。 お大事に! こちらのコラムは 朝日サリー 2009年1月号に掲載 されたものです [iwakikai.sakura.ne.jp]