提示
作成改訂原案を第21回日本川崎病研究会総会(倉敷)などに提示して多くの意見を求め、再度検討して最終案を作成した。最終案である川崎病診断の手引き改訂5版は2002年2月の厚生労働省川崎病研究班班会議で承認された。今後は川崎病全国調査も含めて、この川崎病診断の手引き改訂5版が使用されることになる。 主な変更点 1. 主要症状の筆頭にある5日以上続く発熱に関して、「(ただし、治療により5日未満で解熱した場合も含む)」の字句を追加した。 [jskd.jp]
以下に代表的な不整脈を提示します。 期外収縮 WPW症候群(Wolf-Parkinson-White syndrome) QT延長症候群 ブルガダ症候群 当科では、学校運動管理指導表をベースにしてさらに詳細なメディカルチェック・運動指導・運動処方を行うことで、本人のリスク軽減と心理的な負担軽減を図っています。生活指導や運動管理指導のためには、エルゴメータ負荷による呼気ガス分析を行い、個々の心肺能力を評価するとともに、安全な有酸素運動の自己認識を指導します。 [ujitoku.or.jp]
筋骨格
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関節炎
[…] d.若年性特発性関節炎 全身型関節炎は、2週間以上続く弛張熱を伴い、①一過性で非固定性の紅斑、②全身性リンパ節腫脹、③肝腫大または脾腫大、④漿膜炎、のうち1つ以上の症候を伴う関節炎と定義されます。 f.その他 頻度は高くありませんが、直前に先行する他の疾患に続発して発症し、関連性が強く疑われる場合もあります。特に、EBウイルス感染, 麻疹、インフルエンザ、エルシニア感染症、ブドウ球菌感染, 溶連菌感染, マイコプラズマ感染など、が鑑別を必要とします。 [tokushukai.or.jp]
全身組織
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発熱
こどもの発熱には発疹を伴うことがよくあります。発疹の種類や熱と発疹の出現時期、その他の症状によ り診断がつく病気が多くあります。川崎病もそれらの病気の一つです。川崎病と診断されるのは発熱後 5 日前後 がほとんどですが、発熱期間が長いほど冠動脈後遺症出現の可能性が高くなります。したがって川崎病の治療は、 発熱 7 日以内にガンマグロブリン療法が行われます。 発熱に発疹を伴う病気で緊急性がある病気はそれほど多くはありません。 [kufm.kagoshima-u.ac.jp]
主要な症状 (1)5日以上続く発熱(38度以上) (2)発疹 (3)両方の目が赤くなる(両側眼球結膜充血) (4)唇が赤くなったり、苺舌がみられる (5)病気の初期に手足がはれたり、手のひらや足底が赤くなったりする 熱が下がってから、手足の指先から皮膚がむける膜様落屑(まくようらくせつ)がある (6)片側の首のリンパ節がはれる 他の症状 主要症状のほかに、BCG接種部位が赤くなっている、関節の痛み、下痢、腹部膨満などがあります。 [ishizuka-cl.com]
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貧血
1.心血管:聴診所見(心雑音・奔馬調律・微弱心音),心電図の変化(PR・QTの延長,異常Q波,低電位差,ST-Tの変化,不整脈),胸部X線所見(心陰影拡大),断層心エコー図所見(心膜液貯留・冠動脈瘤),狭心症状,末梢動脈瘤(腋窩など) 2.消化器:下痢・嘔吐・腹痛・胆嚢腫大・麻痺性イレウス,軽度の黄疸,血清トランスアミナーゼ値上昇 3.血液:核左方移動を伴う白血球増多,血小板増多,赤沈値の促進,CRP陽性,低アルブミン血症,α2グロブリンの増加,軽度の貧血 4.尿:タンパク尿,沈渣の白血球増多 5 [senoopc.jp]
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倦怠感
生まれつき心臓の形態と機能に異常のある「先天性心疾患」 学校検診で見つかる「不整脈、心筋疾患、弁膜症、肺高血圧、慢性心不全、他」 乳幼児期に発病する「川崎病」とその「心血管合併症・後遺症」 立ちくらみ、めまい、倦怠感などの不定愁訴を主体とする「自律神経失調」 スポーツ活動に関する「メディカルチェックと運動指導・処方」 広い範囲の小児循環器系の病態・疾病を対象とし、胎児から新生児、乳幼児、学童、そして成人に達した患者様まで、幅広い年齢層の方々を担当しております。 [ujitoku.or.jp]
免疫系
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頸部リンパ節腫脹
1)5日以上続く発熱、2)両側眼球結膜の充血、3)手足の硬性浮腫、膜様落屑、4)皮膚の不定型発疹、5)口唇口腔咽頭粘膜のびまん性発赤、いちご舌、6)有痛性非化膿性頸部リンパ節腫脹 5. 合併症 初回の免疫グロブリン大量療法に不応な例の約25%に冠動脈拡張・瘤形成が合併します。一部の症例では巨大冠動脈瘤を合併し、血栓や冠動脈瘤破裂による心筋梗塞の可能性もあります。 6. 治療法 免疫グロブリン大量療法が標準治療であり、通常血栓予防にアスピリンを併用します。 [nanbyou.or.jp]
5日以上続く原因不明の発熱(ただし治療により5日未満で解熱した場合も含む) 両側眼球結膜の充血 四肢の末端が赤くなり堅く腫れる(手足の硬性浮腫、膜様落屑) 皮膚の不定型発疹 口唇が赤く爛れる、いちご舌、口腔咽頭粘膜のびまん性発赤 有痛性の非化膿性頸部リンパ節腫脹以上6つの主要症状のうち5つ以上を満たすものを本症と診断するが、5つに満たない非典型例も多い。発熱、発赤、リンパ節腫脹などは乳幼児期のウイルス感染症でも極一般的に認める症状であり、確定診断には困難を伴う。 [ja.wikipedia.org]
胃腸
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腹痛
1.心血管:聴診所見(心雑音・奔馬調律・微弱心音),心電図の変化(PR・QTの延長,異常Q波,低電位差,ST-Tの変化,不整脈),胸部X線所見(心陰影拡大),断層心エコー図所見(心膜液貯留・冠動脈瘤),狭心症状,末梢動脈瘤(腋窩など) 2.消化器:下痢・嘔吐・腹痛・胆嚢腫大・麻痺性イレウス,軽度の黄疸,血清トランスアミナーゼ値上昇 3.血液:核左方移動を伴う白血球増多,血小板増多,赤沈値の促進,CRP陽性,低アルブミン血症,α2グロブリンの増加,軽度の貧血 4.尿:タンパク尿,沈渣の白血球増多 5 [senoopc.jp]
消化器では下痢、嘔吐、腹痛、胆嚢腫大、麻痺性イレウス、肝機能障害などがみられます。 血液では感染に特徴的な炎症反応がいろいろ出てきます。 尿にもタンパクが出てきますし、膀胱炎のような所見にもなります。 皮膚ではBCG接種部位の発赤、痂皮形成が川崎病に非常に特徴的な所見として大事になります。発熱時かその直前くらいからこれが始まり、早期診断に大切な所見です。 眼の症状では、参考条項にはありませんが、虹彩炎という前房に細胞が浮遊してくるのも川崎病の一つの大きな所見になってきます。 [www2.kmu.ac.jp]
眼
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目の充血
症状 体表的な症状は、 高熱 、 目の充血 、 いちごのように舌がブツブツと赤くなる 、 全身にさまざまな形の発疹が現れる 、 手や足が腫れる 、 後に指先から皮がむける 、 首のリンパ節が腫れる の6つです。子どもで38 以上の高熱が5日以上続き、目の充血や発疹などの症状も現れていれば、注意が必要です。 ほかにも、「熱が出てきてから BCG注射 を打ったあとが赤く腫れて、かさぶたができる」ことがあります。これも、川崎病の発見につながる特徴的な症状の1つといえます。 [nhk.or.jp]
高熱が続き、体に発疹が出て、目が充血し、舌がいちごのように赤くなり[イチゴ舌]、首のリンパ節が腫(は)れ、手足が硬く腫(は)れるなどの症状が出ます。 大部分は2 3週間ほどで症状が改善しますが、合併症として約3 10%に、心臓の筋肉に酸素や栄養を送る冠動脈(かんどうみゃく)の異常[冠動脈瘤(かんどうみゃくりゅう)や拡張、狭窄(きょうさく)など]がみられ、ごくまれに心筋梗塞などの合併症を起こすことがありますので、注意が必要です。 緊急度は? 早めに小児科を受診しましょう。 [guide.metro.tokyo.jp]
目が充血 していたので真冬だったけどアデノウイルスを疑うが、そういえば 2日目くらいから解熱剤を使っているのに全く効いていないのでは ということに気づく。 5日目/入院1日目 熱が下がらないので仕事の段取りをつけた後、朝一でまた小児科受診。内診の際に 背中に発疹が出ていること、BCGの接種跡が赤く腫れていること に気づく。 受診後、再度診察室に呼ばれて 「川崎病の疑いがある。紹介状書くから今から連れて行ってください」。 [kosodateouendan.jp]
治療
日本川崎病研究センター 日本川崎病学会 - 川崎病急性期治療のガイドライン 川崎病遺伝コンソーシアム(JKDGC) - Z-Score Project 日本循環器学会 - 川崎病心臓血管後遺症の診断と治療に関するガイドライン2008年改訂版 川崎病の子供をもつ親の会 [ja.wikipedia.org]
追加の治療 ここまでの治療で熱が下がらなかった場合、冠動脈瘤ができる危険が高くなるため、追加の治療をしてできるだけ早く炎症を抑えなければなりません。 追加の治療として行われるのは主に以下の6つの薬剤と手技です。 川崎病と診断されたときの血液検査などから、免疫グロブリン治療の効きやすさがおおよそわかるようになってきました。 [minds.jcqhc.or.jp]
当院では難治例の方々の重症度を見極めて、①ステロイド療法 ②免疫抑制剤 ③生物学的製剤 ④血漿交換療法という国内で施行できる治療法4つを使い分け、その時に最も必要な治療法を選択できる診療体制を取っています。①〜③の治療であれば小児科病棟に、④の治療であればPICU(小児集中治療室)に入院していただきます。 [agmc.hyogo.jp]
この免疫グロブリン治療の効き目や安全性については 川崎病学会のホームページ に詳しく解説されていますのでご参照下さい。多くの患者さんはこの治療後2日以内に熱が下がり、治療が有効だった患者さんは冠動脈に瘤をつくることは多くありません。 免疫グロブリン治療後も高熱が続くような場合には、追加の治療を行います。いろいろな治療法が提唱されていますが、追加の治療で効き目が高いことがわかっている治療は残念ながらありません。 [ncchd.go.jp]
疫学
疫学 本邦では年間およそ10,000人の患者が発症します。 3. 原因 夏と冬に発生が多く、地域流行性があることから何らかの病原体との関連が示唆されていいます。又、特定の腸内細菌との関連や遺伝的素因の関与も明らかにされていますが、現時点では発症の原因は不明です。又、冠動脈を中心に合併症が起こる機序も解明されていません。 4. 症状 主要症状は次の通りです。 [nanbyou.or.jp]
シリーズ詳細 サンプルページ お得なセット 目次 1章 疫学 疫学調査の歴史 (屋代真弓,柳川 洋) 疫学調査:年次推移,地域特性 (中村好一) 諸外国の川崎病:疫学的特徴 (中村好一) 発生数の季節変動 (屋代真弓) 疫学調査にみる年少例・年長例の特徴 (牟田広実) 血液・生化学データ (牟田広実) 2章 遺伝 疫学調査からみた遺伝的背景 (中村好一,上原里程) 川崎病の遺伝学的特徴 (尾内善広) 3章 病因病態 病因説の変遷 (土井庄三郎) 自然免疫と川崎病の発症 (原 寿郎) 川崎病と抗原感作 [rr2.nakayamashoten.co.jp]
1.疫学 三度の全国的な流行が認められたのち, 1990年代後半から年々増加傾向にあり、2014年の患者数は過去最高の15,979人を記録しています。また、罹患率も、2013年は0-4歳人口10万人当たり302.5人、2014年は308.0人と、毎年史上最高を更新しており、少子化の影響で子供の数は減少しているにもかかわらず、1990年代からは絶対数としても増加し続けています。 2.病態 川崎病は自然免疫系の過剰な活性化を特徴とし、炎症性サイトカインおよびケモカインの上昇を伴います。 [ujitoku.or.jp]
病態生理
疫学 疫学調査の歴史 (屋代真弓,柳川 洋) 疫学調査:年次推移,地域特性 (中村好一) 諸外国の川崎病:疫学的特徴 (中村好一) 発生数の季節変動 (屋代真弓) 疫学調査にみる年少例・年長例の特徴 (牟田広実) 血液・生化学データ (牟田広実) 2章 遺伝 疫学調査からみた遺伝的背景 (中村好一,上原里程) 川崎病の遺伝学的特徴 (尾内善広) 3章 病因病態 病因説の変遷 (土井庄三郎) 自然免疫と川崎病の発症 (原 寿郎) 川崎病と抗原感作 (三浦 大) 腸内細菌叢 (永田 智) 主要症状の病態生理 [rr2.nakayamashoten.co.jp]
予防
また使用した場合、免疫がつきにくくなるため、予防接種を6か月ほど控えます。 ・アスピリン *8 … 多い量では血管の炎症を抑えます。 [minds.jcqhc.or.jp]
原因・予防法・治療法 原因は不明です。 予防法は特にありません。 約2週間 1か月間の入院が必要です。点滴によるガンマグロブリン大量投与、薬(アスピリン)の内服などを行います。ステロイド治療を行うこともあります。また、冠動脈の異常がないかどうか、心臓超音波検査などで注意深く経過観察します。 対処法 熱が続き、川崎病のような症状がある場合は、早めに小児科を受診しましょう。 退院後も、心臓の長期間の経過観察が必要ですので、お医者さんの指示通り診察を受けましょう。 [guide.metro.tokyo.jp]