提示
全身組織
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発熱
発熱と頚部痛で来院した。CRP 高値。Free T 3 高値。Free T 4 高値。TSH 低値。 2008年放射線科診断専門医試験問題65より引用。 甲状腺中毒症の状態。 発熱と頸部痛あり。 シンチでは、甲状腺への集積を認めておらず、 亜急性甲状腺炎 を疑う所見。 症例 50 代の女性。2 週間前から頸部痛,発熱,動悸,および振戦がある。甲状腺ホルモンの異常がみられた。 2007年放射線科診断専門医試験問題64より引用。 甲状腺中毒症の状態。 [xn--o1qq22cjlllou16giuj.jp]
症状は貧血、発熱、元気消失、食欲不振、黄疸、脱水、脾臓腫大などが認められます。 治 療 ・抗生物質投与 ・プレドニゾロン投与 ・輸血 [asakadai-ah.jp]
発熱・外傷などストレスにさらされた際は 副腎クリーゼ の危険あるため、グルココルチコイドの内服量を通常の2 3倍服用します。(シックデー ルール or レスキュー使用) 麻酔を伴う大手術時には 10倍以上に増量します。 [nagasaki-clinic.com]
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体重減少
若い方の場合は食欲亢進が体重減少に勝って太ることもありますので注意が必要です。 甲状腺中毒症 体の中に甲状腺ホルモンが増えて体重減少、全身倦怠感、手のふるえ、動悸、息切れ、脈が速くなる、暑さに耐えられないといったような諸症状が出ている状態が甲状腺中毒症です。 代表的なものは、甲状腺が何らかの原因で破壊されて、甲状腺内に蓄えられていた甲状腺ホルモンが血液中に漏れて甲状腺中毒症を引き起こす 無痛性甲状腺炎 や 亜急性甲状腺炎 等です。 [kuma-h.or.jp]
甲状腺のホルモンの数値以上に、全身倦怠感・筋力低下・体重減少・脱毛が進みます。(第56回日本甲状腺学会 P2-116 褐色細胞腫術後に診断に至った副腎不全を伴うバセドウ病の1 例) 亜急性甲状腺炎 亜急性甲状腺炎 により 急性副腎不全症 を発症した症例報告があります。 亜急性甲状腺炎 の炎症と 甲状腺中毒症 (甲状腺ホルモンによる分解)による、副腎皮質ホルモン需要量増大が原因です。 [nagasaki-clinic.com]
胃腸
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下痢
消化器系では、よく食べるのに痩せる(10%ほどは太る例がみられますが、いずれも若い女性です)、 下痢ないし軟便になる。 心療・神経系では、いらいらする、落ち着きがなくなる(小児例の発見のおおきなきっかけ)、 手が震える、疲れやすい。 全身的には、汗が多くでる、微熱が続く。 女性では、生理が不順になる。 骨・筋肉系では、急に立てなくなる、歩けなくなる、骨が弱くなる (これは測定しないと分からないので、自覚症状には該当しませんが、 重要なので敢えてここで取りあげました。)。 [kaiseiclinic.jp]
副腎皮質機能低下症の症状 副腎皮質機能低下症 の症状は 全身倦怠感・食欲不振( 甲状腺機能亢進症/ バセドウ病, 甲状腺機能低下症 に類似) 体重減少/筋力低下( 甲状腺機能亢進症/ バセドウ病 に類似) 低血圧・ 低血糖症 ・ 低ナトリウム血症 ( 甲状腺機能低下症 に類似) 腹痛・悪心・嘔吐 ・下痢 ( 甲状腺機能亢進症/ バセドウ病 に類似) ・便秘( 甲状腺機能低下症 に類似) 発熱 皮膚の色素沈着( 副腎皮質機能低下症 でACTH高値の場合)( 甲状腺機能亢進症/ バセドウ病 に類似) [nagasaki-clinic.com]
治療
外来で治療できますが、妊娠の可能性のある女性には使えません。 また、放射線科のある大きな病院でないと薬が処方できません。寛解率は約50%ですが、機能低下になる場合もあります。 アメリカなどでは一番多く使われる治療法ですが、日本人は放射能というと原爆をイメージする人が多いためか、あまり好まれないようです。 この治療の長所は、薬のアレルギーなどがあって、内服療法ができない人でも治療ができることです。手術後の再発などにも有効です。 [min-iren.gr.jp]
5) 治療は 何らかの理由で甲状腺ホルモンを服用している人には最小限に指導する。 65歳以上で顕性でなくても(free-T4が正常範囲)診断上でバセドウ病の場合は(TRAbが陽性)メルカ ゾールの適応も視野に入れる。 機能性甲状腺腺腫ではアイソトープ治療も考慮するが、バセドウ病では眼症状の悪化を招く。 (日本では稀とされています。) 6) 60歳以上で心房細動、骨粗鬆症があれば軽症(TSHが0.1以上)でも治療を考慮。また経過が進行 性であったり、TSHが0.1以下の場合も治療を考慮する。 [saigaiin.sblo.jp]
治療はヒドロコルチゾン(コートリル )10-20mg/日を内服。発熱・外傷・ストレス時は通常の2 3倍服用(シックデー ルール)。 [nagasaki-clinic.com]
この結果、中枢性の甲状腺機能低下症をきたした症例報告もあるので、TSH が正常でも甲状腺機能低下症の臨床所見に注意する必要がある 【治療上の注意と治療法】 中枢性甲状腺機能低下症を示すので、nonthyroidal illness(非甲状腺疾患による低T3 症候群)との鑑別が必要となる。原疾患による甲状腺ホルモンの変化に対し、一般的にはサイロキシンを補充しない。 薬剤による甲状腺機能低下症が強く疑われる場合には、これら薬剤を中止する。 [naoru.com]
予防
体温(白血球の増減を伴う発熱や低体温)、可視粘膜の色調(貧血では蒼白、血小板の異常時には点状出血)、紫斑(血小板の異常)、関節の腫脹や内出血(凝固異常)、ノミの予防歴などは以降の検査と併せて重要な情報となります。また、貧血がある場合には、聴診で心雑音が聴取されることがあります。 検 査 全血球数算定(CBC) 血球成分、つまり、赤血球、白血球および血小板の数や性状を数値化する検査です。 赤血球においてはその大きさや濃さも数値化され、その数値から、貧血や多血の有無を判定します。 [asakadai-ah.jp]
肥満予防のため、成人では15 mg/日の維持量が推奨されます。 朝が多めとなるよう、朝夕に分けて2:1の割合で投与します。 発熱・外傷などストレスにさらされた際は 副腎クリーゼ の危険あるため、グルココルチコイドの内服量を通常の2 3倍服用します。(シックデー ルール or レスキュー使用) 麻酔を伴う大手術時には 10倍以上に増量します。 [nagasaki-clinic.com]