提示
弁膜症の手術に関しては病状や全身状態を含めて心臓血管外科と十分な意思疎通を取りながら検討し、皆さんに治療法の提示を行っていくことになります。 3.不整脈 不整脈は頻脈性(脈が速くなる)不整脈と徐脈性(脈が遅くなる)不整脈があります。 頻脈性不整脈ですが、うっ血性心不全で良く認められるのは心房細動・心房粗動を合併している患者さんが多いです。 [tsukazaki-hp.jp]
心血管
-
心臓病
原因 あらゆる心臓病で心肥大が起こりますが、特に著しい肥大を起こす病気は、心臓に高い血圧の負荷がかかる高血圧症、肥大型心筋症、大動脈弁狭窄症などで、左心室に負荷がかかります。右心室に高い負荷がかかる特発性肺動脈性肺高血圧症では右心室の肥大が起こります。 検査と診断 循環器専門医による診察や胸部レントゲン写真、心電図を参考にして診断されます。 さらに心エコー検査(心臓超音波検査)まで行えば心肥大の程度、心肥大の原因まで分かります。 [iritani.jp]
精密検査
遮断(ブロック)
-
不完全右脚ブロック
不完全右脚ブロック 完全右脚ブロック健康な心臓では、「洞結節」と言う場所が、規則的に電気信号を発生させています。その電気信号は心室に伝わります。心室には右脚と左脚という心室内刺激伝導系があります。その右脚に電気信号が伝わりにくくなっている状態です。完全右脚ブロックは、心電図のQRS波が0.12秒以上、不完全右脚ブロックは、0.1 0.12秒未満のものをいいます。 QSパターン心電図の波形で、本来なら現れるR波(山のような高い波形)が消失している波形です。 [fukuyama-kenshin.jp]
また、「不完全右脚ブロック」 は、心房中隔欠損(しんぼうちゅうかくけっそん)、右心室肥大、肺疾患などで生じますが、多くの健康な人にも見られます。判定の指示に従ってください。 Q7: 「完全左脚(かんぜんさきゃく)ブロック」ってなに? ----- A7: 心肥大や糖尿病、高血圧などの病気と合併する場合が多い所見です。判定の指示に従ってください。 Q8: 「反時計回転(はんとけいかいてん)・時計回転(とけいかいてん)」ってなに? ----- A8: 心臓の電気の伝わり方を示します。 [jpm1960.org]
軸
-
右軸偏位
2)右軸偏位(約 120 ) 3) V1〜2のR波高の増大( 0.7mV)、V1のR/S比 1 4) V5〜6の深いS波 5) V1〜3のST・T変化 右房負荷(下壁誘導のP波は肺性P波、右側胸部誘導のP波は右心性P波の所見)、右軸偏位、V1〜2のR波の増高、V5〜6の深いS波、V1〜3のST・T変化から、右室肥大と診断できる。本例は末梢性肺動脈狭窄により肺高血圧をきたしていた。V1で高いR波を見た場合は、①正常亜型、②右室肥大、③高位後壁梗塞の3者が鑑別の対象となる。 [new.jhrs.or.jp]
Q2: 「右軸偏位(うじくへんい)・左軸偏位(さじくへんい)」ってなに? ----- A2: 心臓内の電気の流れは、通常は右上にある右房から下方の左室と右室に流れています。「右軸偏位」は電気の流れが右側に偏って流れています。痩せている方や 小さいお子様にみられる所見です。これらの所見が単独の場合は問題ありませんが、他の所見を伴う場合、総合的な判断が必要となります。「左軸偏位」とは、 電気の流れが左側に偏って流れています。健康な方でも肥満の方や妊婦、高齢者にしばしば見られます。 [jpm1960.org]
右軸偏位(うじくへんい) 心臓の電気の流れが右に偏っている状態。やせた人や若年者にみられます。 高電位 心臓の電位が大きい状態。心臓の肥大や位置の異常、胸壁の薄い人にみられます。 左室肥大(さしつひだい) 左心室に負荷がかかっている状態で高血圧の人に多くみられます。 右室肥大(うしつひだい) 右心室に負荷がかかっている状態で肺動脈圧の上昇によって生じることが多いです。 非特異的ST-T変化 心臓の肥大や虚血性疾患(動脈硬化による血流不足)で認められます。 [genkiplaza.or.jp]
(電気軸:心臓の筋肉が収縮する時に発生する電流の方向のこと) 右軸偏位 正面から見て右に心臓の電気軸が傾いた状態。健康でも小児や痩せている人で見られることがあります。 (電気軸:心臓の筋肉が収縮する時に発生する電流の方向のこと) 右室肥大 肺疾患や心臓弁膜症、先天性心疾患などで心臓の右室の心筋が厚くなったり、右室が大きくなっている時に見られることがあります。 左室肥大 心臓弁膜症や高血圧や心筋症などで心臓の左室の心筋が厚くなったり、左室が大きくなっている時に見られることがあります。 [medical-plaza.jp]
治療
治療法は 内科治療 内科的な投薬治療が主になります。無症状で程度が軽い場合は投薬も無く様子を見ることもあります。 治療法の原則は心臓の負担をとることと、心臓の障害をこれ以上悪化させないことになります。 不整脈がひどい場合は不整脈薬の投与も行います。 患者の症状にあわせた治療になります。 利尿剤: 尿を強制的に排出させ心臓が拍出する全身の血液量を減らし、心臓の負担を減らします。 ベータブロッカー: 心臓が働きすぎて疲れないように、心臓の収縮力をやわらげる薬です。 [tokushukai.or.jp]
予防
職場健診や市の健診などを必ず受けていつの間にか密かに進行する心肥大を早く発見し、高血圧など心肥大の原因になる疾患をきちんと治療することによって新たな病気を予防しましょう。 お大事に! こちらのコラムは 朝日サリー 2009年1月号に掲載 されたものです [iwakikai.sakura.ne.jp]
また、血栓が脳や心臓などの重要臓器に塞栓症を起こさないようにするのも大切ですので、脳梗塞を起こす前の一次予防、脳塞栓症慢性期の二次予防としておこなわれる抗凝血療法ではワーファリンなどが使用されます。 回答者:登坂正子先生 1999年12月15日Wendy掲載 このページのトップへ [green-heart.co.jp]
[4] 抗凝固療法 肺高血圧に伴って血栓ができやすくなるために予防として坑凝固療法(ワーファリン )の投与を行うことがあります。ただし、出血のリスク等も十分考慮する必要があります。 [5] 肺移植 通常の治療では、効果が見られないときには、心肺同時移植や肺移植が考慮されます。 7. [ncvc.go.jp]