治療
治療のターゲットとして最も重要になるのは慢性下気道感染症の治療である。マクロライド療法があるが、効果が低いとする報告もある。慢性下気道感染症の急性増悪に対しては、殺菌性抗菌薬の短期間投与で対応する。 問診から本症が疑われた場合、確定診断については専門的な対応が必要となる。したがって、専門医への速やかな紹介が重要である。 臨床のポイント: 慢性副鼻腔炎、気管支拡張症、内臓逆位の3徴を示す症例をKartagener症候群と呼ぶ。 評価・治療の進め方 ※選定されている評価・治療は一例です。 [clinicalsup.jp]
ゲノム医学講座 特定講師) T細胞のエネルギー代謝とPD-1阻害によるがん免疫治療効果の制御機構 吉岡 祐亮 (国立がん研究センター研究所分子細胞治療研究分野 研究員) エクソソームを標的とした革新的がん診断法・治療法の開発 【臨床】 伊藤 ゆり (大阪国際がんセンターがん対策センター 主任研究員) がん登録資料を活用したがん患者の生存解析に関する研究 籠谷 勇紀 (プリンセス・マーガレットがんセンター リサーチフェロー) 白血病幹細胞の維持・増殖機構の解明 坂東 英明 (国立がん研究センター東病院消化管内科 [jca.gr.jp]
原発性線毛機能不全症候群の治療 原発性線毛機能不全症候群の治療法には、根治療法がありません。そのため、慢性下気道感染症に対する抗菌薬治療が主体になります。また、喀痰の低下を期待して、マクロライド系抗菌薬の投与を行うこともあります。 また、若年者の場合、肺 移植 なども考慮されることがあります。 聴診時に気をつけるポイント 原発性線毛機能不全症候群の患者さんは、前胸部の中肺野(中葉、舌区)や下肺野を中心に聴診します( 図2 )。 [kango-roo.com]
疫学
東京大学分子細胞生物学研究所 細胞増殖研究分野 助手 生存シグナル伝達機構を分子標的にした癌治療法の研究 村上 明 京都大学大学院農学研究科 食品生物科学専攻 助手 新規発がん予防食品成分の究明と分子機構に関する基堤的研究 谷田部 恭 愛知県がんセンター病院 遺伝子病理診断部 医長 肺がんとリンパ腫の分子病理学的解析 2002年度(第21回) 荒川 博文 東京大学医科学研究所 ヒトゲノム解析センター p53標的遺伝子の単離・機能解析とがん治療法開発への応用 井上 真奈美 愛知県がんセンター研究所 疫学 [jca.gr.jp]
予防
IGHの発見 山口 知也 (名古屋大学大学院医学系研究科附属神経疾患・腫瘍分子医学研究センター分子腫瘍学分野) ROR1による肺腺癌のリネジ特異的生存シグナル伝達機構の解明 吉里 哲一 (京都大学大学院医学研究科腫瘍生物学講座) 後天性再生不良性貧血におけるクローン構造の解明 【臨床】 永井 純正 (東京大学医科学研究所先端医療研究センター遺伝子治療開発分野) 抗癌剤及びコンパニオン診断薬の薬事規制に関する国際比較 日暮 琢磨 (横浜市立大学附属病院内視鏡センター) メトホルミンによる大腸腫瘍の化学予防 [jca.gr.jp]
〈次回〉 カルタゲナー(Kartagener)症候群患者さんの聴診音 [関連記事] 『聴診スキル講座』の【 総目次 】を見る [執筆者] 皿谷 健 杏林大学医学部付属病院呼吸器内科講師 [監 修](50音順) 喜舎場朝雄 沖縄県立中部病院呼吸器内科部長 工藤翔二 公益財団法人結核予防会理事長、日本医科大学名誉教授、肺音(呼吸音)研究会会長 滝澤 始 杏林大学医学部付属病院呼吸器内科教授 Illustration:田中博志 [kango-roo.com]