精密検査
またMRIも有用であり、病変の精密検査に用いられることもあります。 脊髄髄膜瘤の出生後の治療法は? 表示 脊髄髄膜瘤が破れないようにするため分娩方法は帝王切開が一般的です。出生後は髄液感染の予防のためになるべく早期(2 3日以内)に脊髄髄膜瘤の閉鎖術をおこないます。水頭症を合併している場合には、脳脊髄液を脳室外に排出させる必要があるため同時に脳室ドレナージを留置します。その後も水頭症が継続するようであれば、脳室-腹腔 シャント術(V-Pシャント術)を行うのが一般的です。 [fetusjapan.jp]
治療
(治療) 治療は出生後すぐに開始する必要があります。まず、出生後2 3日以内に髄液感染の予防のために脊髄髄膜瘤を閉鎖するための手術を行います。 また、脳脊髄液が脳内に溜まってしまう水頭症に対しては脳室腹腔シャント術という手術を行います。また、欧米では最新の治療として胎児治療も行われています。胎児治療とは、母体の安全を確保しつつ、生まれる前の胎児に治療を行い、生後治療よりも効果の高い治療を行う治療手技です。 日本ではまだ脊髄髄膜瘤の胎児手術を行っている施設はありません。 [hanshinsougo.co.jp]
脊髄髄膜瘤の治療成績と予後は 表示 胎児治療の成績に関しては、2011年に発表されたManagement of Myelomeningocele Study (MOMS)1)という米国の胎児治療(手術)と出生後の治療を施行した症例での予後を比較した報告があります。シャント術が必要となった児は有意に胎児治療群で減少しました。運動機能は胎児手術群の方が良好で、自力歩行が可能な症例も胎児手術群の方が多くなりました。 [fetusjapan.jp]
出血やけいれんを予防するために治療をおこないます。病気部分を摘出する手術と病気のところに的を絞って放射線を照射する治療(定位的放射線治療)があります。 3. 腫瘍 小児にも成人と同様に脳や脊髄に腫瘍ができますが、できやすい腫瘍の種類は、成人と異なります。良性の腫瘍から、進行が早い悪性腫瘍まであります。 治療は、手術、化学療法(薬での治療)、放射線治療の組み合わせで行います。腫瘍の種類によって、どの治療を優先して行うか異なります。手術は診断のために行い、化学療法が治療の中心となることもあります。 [kanazawa-med.ac.jp]
二分脊椎は出生直後から終生にわたり、治療とリハビリテーションを必要とする。 7. 研究班 研究班 二分脊椎の予防指針作成:二分脊椎の病因探索と葉酸情報伝達システムの研究班 [nanbyou.or.jp]
疫学
疫学 詳細な疫学調査は、ごく最近に開始されたばかりである。日本産婦人科医会・外表奇形等統計調査の報告によれば、2007年の患児発生頻度は分娩 10,000件あたり4.8であり、その年の出生数は約400名と推測されている。過去30 年間にわたり、患者発生率に減少傾向を認めない(1980 年 2.2/10,000 分娩数、1990 年 3.6;2000 4.8;2007 年 4.8)。 3. [nanbyou.or.jp]
1999年の先天性水頭症第3次全国疫学調査の結果でも、後遺症なく健康19%、介助無しで日常生活が可能な方は29%という半面、中等度の障害の方が18%、全面介助を要する重度障害の方が28%で、死亡は6%でした。(図2) 図2 【水頭症の症状】 水頭症の進行は、症状では頭囲の異常増大、大泉門の緊張、ミルクの飲みの減少や繰り返す嘔吐、眼球運動障害、眼球の落陽現象(眼球の黒目の部分が日が沈むように下まぶたの中へ入り込んでしまう現象)、画像検査では縫合線の離開、脳室の拡大などがあげられます。 [jaog.or.jp]
予防
予防 福山型先天性筋ジストロフィーを出生前診断するための検査として、羊水穿刺で得た細胞の遺伝子解析があります。 先天性サイトメガロウイルス感染症を予防するためのワクチンは、いまだ開発途上です。 治療 個々の症状に即した対症療法が行われます。 [jsnp.jp]
予防できる先天的異常はありますか? A: 完全に予防できるわけではありませんが、二分脊椎は、母胎が充分量の葉酸を摂取することで、児が本疾患にかかる率を下げることが可能です。ただし、妊娠前からの摂取が必要です。葉酸が過剰になったときの副作用についての報告はありません。他のビタミンについての二分脊椎発生の予防効果はあきらかでありません。 Q. 先天異常について病院を受診する際の注意点はありますか? A. 必ず母子手帳を持参してください。児の発育についての大切な情報がそこに記載されています。 [kanazawa-med.ac.jp]
どんな予防法 予防は難しいですが、妊娠中に異常が指摘された場合に産婦人科医師とよく相談してください。 (文責:髙橋 伸明) 脳の病気一覧 脳神経外科 専門医のご紹介 診療・面会時間について 診療時間 9:00 12:30 (受付8:30 12:00) 日祝・年末年始除く 診療科目 脳神経外科、脳卒中内科、神経内科、 (急性期)リハビリテーション科 お問合せはお電話で 代表 092-558-0081 [fukuokanh.jp]