提示
泌尿生殖器
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無尿
中毒症状 経口の場合 中毒症状は主として胃腸症状である 口中金属性味覚、口腔・咽頭・食道の灼熱感(粘膜の褐色化) 反射性嘔吐と激しい胃腸炎、口渇、血性下痢、腹痛、下血 発熱、頭痛、めまい、精神錯乱、せん妄、昏迷 声門浮腫、吸引性肺炎、肺浮腫、喉頭浮腫による呼吸困難、窒息 血圧低下、頻脈、チアノーゼ、ショック、虚脱、麻痺 腎障害(蛋白尿、乏尿、無尿、出血性腎炎) 尿毒症 昏睡 死(ヨードにより一時的に唾液腺やリンパ節の腫脹が起こることがある) ※回復期に食道及び幽門狭窄を起こすことがある 処置法 経口 [kenei-pharm.com]
治療
特定標的臓器毒性(反復ばく露)GHS分類: 区分1 (皮膚、甲状腺、全身毒性) 薬物治療に本物質を経口摂取した例でヨウ素疹がみられている。ヨウ素疹は、ざ瘡様膿疱を特徴とし、膿疱が合体した増殖性の結節病変が顔面、四肢、体幹などにみられた複数の事例があり、また、薬物治療に本物質を用いた例で発熱がみられた事例が報告されている。また、本物質の過剰な経口ばく露により、甲状腺機能低下がみられ、一方、甲状腺機能亢進を示す事例も報告されている (ATSDR (2004)、CICAD 72 (2009))。 [anzeninfo.mhlw.go.jp]
通常、甲状腺腫(甲状腺機能亢進症を伴うもの)、慢性気管支炎・喘息に伴う喀痰喀出困難、第三期梅毒の治療、放射性ヨウ素による甲状腺の内部被曝の予防・低減に用いられます。 次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肺結核がある。 妊娠または授乳中 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 [rad-ar.or.jp]
疫学
発がん性GHS分類: 分類できない ヨウ素摂取と甲状腺がん発症との関連性については、複数の大規模疫学研究の結果、特にヨウ素欠乏の集団、風土病的な甲状腺腫多発地域など特定の集団ではヨウ素摂取量の増加が甲状腺腫瘍のリスク要因となるおそれのあることが示唆されたが、必ずしも全ての研究で発がんリスクの増加がみられたわけではなく、ヨウ素摂取と甲状腺腫瘍との関連性については、依然不明である (CICAD 72 (2009)) との記述、またヨウ素欠乏土壌に居住する住民の集団で、ヨウ素摂取の増加後に甲状腺がん、特 [anzeninfo.mhlw.go.jp]
予防
本剤の成分又はヨウ素に対し、過敏症の既往歴のある者 肺結核の患者(放射性ヨウ素による甲状腺の内部被曝の予防・低減の場合を除く)〔結核病巣組織に集まりやすく再燃させるおそれがある。〕 効能・効果 甲状腺腫(ヨード欠乏によるもの及び甲状腺機能亢進症を伴うもの) 下記疾患に伴う喀痰喀出困難 第三期梅毒 放射性ヨウ素による甲状腺の内部被曝の予防・低減 用法・用量 1.の効能・効果に対し ヨード欠乏による甲状腺腫には、ヨウ化カリウムとして、1日0.3〜1.0mgを1〜3回に分割経口投与する。 [kegg.jp]
放射性ヨウ素による甲状腺の内部被曝の予防・低減 :通常、13歳以上は1回2丸(主成分として100mg)、3歳以上13歳未満は1回1丸(50mg)、生後1ヵ月以上3歳未満は1回32.5mg、新生児は1回16.3mgを服用します。 本剤は1丸中に主成分50mgを含有します。いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。 食直後に服用した場合、胃内容物に吸着されることがあるので注意してください。 放射性ヨウ素による甲状腺の内部被曝の予防・低減の場合は国などの指示に従って服用してください。 [rad-ar.or.jp]
隔離入院(感染予防目的)、 感染症に対する治療、 回復後に甲状腺全摘出手術 抗甲状腺薬の副作用と頻度 重症肝障害 0.1 0.2% 症状など 血液検査で肝臓の数値が悪くなる、 倦怠感、食欲低下、皮膚の黄染、 チウラジール(PTU)で起りやすい 対応 対応服薬中止。多くは入院治療、 回復後に手術治療 抗甲状腺薬の副作用と頻度 多発関節炎 1 2% 症状など あちこちの関節が痛んで腫れる、 服用1年以上で起こることもある 対応 服薬中止。 [khg.or.jp]