提示
PCRによる髄膜炎菌の同定はいくつかの論文で報告されているが、いまのところWHOを含めた国際医療機関において統一された方法の提示はない。 また、髄液中の細菌抗原を検出する方法も行われており、ラテックス凝集法による診断キットがSlidex(Bio-Merieux社)として販売されている。ただし、このキットにはA, B, C群に対する抗体し か含まれていないので、その点に留意する必要がある。 治療・予防 第一選択薬はペニシリンGで ある。 [niid.go.jp]
全身組織
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発熱
名称 英語名 症状 脳炎 encephalitis 頭痛、発熱、痙攣、意識障害、神経局所症状 髄膜炎 meningitis 頭痛、発熱、嘔吐 髄膜脳炎 meningoencephalitis 脳炎症状と髄膜炎症状 硬膜炎 pachymeningitis 頭痛、発熱、脳神経症状 脊髄炎 myelitis 発熱、対麻痺、膀胱直腸障害 中枢神経の急性ウイルス感染は慣例的に髄膜炎と脳炎という2つの症候に分けられる。しばしば、髄膜炎症状に脳炎症状を伴うことがあり髄膜脳炎という言葉もある。 [ja.wikipedia.org]
神経学
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頭痛
髄膜炎の治療法 ウイルス性髄膜炎の場合は安静にし、嘔吐や頭痛で水分がとれない場合には点滴を行います。また、細菌培養の結果が判明するまで(細菌性髄膜炎でないと確定されるまで)抗生剤を使用することがあります。細菌性髄膜炎の場合は、抗生剤の点滴を中心に集中的な治療が必要となります。 早期発見のポイント 発熱・頭痛・嘔吐が3大症状です。また、首が硬く曲げにくくなります(項部硬直/こうぶこうちょく)。さらに、意識が低下したり、けいれんを起こしたりすることもあります。 [saiseikai.or.jp]
名称 英語名 症状 脳炎 encephalitis 頭痛、発熱、痙攣、意識障害、神経局所症状 髄膜炎 meningitis 頭痛、発熱、嘔吐 髄膜脳炎 meningoencephalitis 脳炎症状と髄膜炎症状 硬膜炎 pachymeningitis 頭痛、発熱、脳神経症状 脊髄炎 myelitis 発熱、対麻痺、膀胱直腸障害 中枢神経の急性ウイルス感染は慣例的に髄膜炎と脳炎という2つの症候に分けられる。しばしば、髄膜炎症状に脳炎症状を伴うことがあり髄膜脳炎という言葉もある。 [ja.wikipedia.org]
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髄膜刺激症状
Mollaret髄膜炎 1)臨床症候 再発性の重篤な頭痛発作、髄膜刺激症状、発熱が2 7日続く。症状が陰性の期間は数週間 数ヵ月である(ときに一過性の痙攣、脳神経麻痺、病的反射、幻覚、昏睡、顔面神経麻痺などを伴うこともある)。 2)検査・診断 発症直後の数時間以内に、髄液のPapanicolaou染色でいわゆるMollaret細胞と呼ばれる大型で、核および細胞質の輪郭が不整である内皮細胞様の細胞が60 70%出現する。 [ameblo.jp]
項部硬直、髄膜刺激症状がメイン。 脳炎では、意識障害や運動・感覚障害、異常行動、発語障害などの大脳実質由来の異常を伴う。脳炎では、検査/治療方針が異なる。 重要な鑑別である脳炎を評価するために、頭部造影MRIは入院後に施行しておくことが「手堅い」。特に単純ヘルペス脳炎の可能性を検討。 髄膜炎診断における、 診断ピットフォールとしての脳炎 鑑別のための頭部MRI施行は「手堅い」。 6. [slide.antaa.jp]
急性発症である 髄膜刺激症状の徴候 髄液所見では単球優位の異常を呈する 髄液の塗沫標本や培養からは細菌が検出されない 髄膜以外の場所に感染病巣を認めない 自己制約的であり良性の経過をとる この定義では、感染性でもウイルス性(エンテロウイルス、ムンプス、リンパ球脈絡髄膜炎ウイルス、HIV、その他)、非ウイルス性(結核、真菌、マイコプラズマ、リケッチア、梅毒、ライム病、回帰熱、ブルセラ症)、その他としては細菌性髄膜炎治療中、髄膜周辺の感染源、心内膜炎を伴う髄膜炎、 急性散在性脳脊髄炎 (傍感染性症候群 [ja.wikipedia.org]
治療
一方、細菌性髄膜炎は現在の最善の治療を行っても、死亡率は数% 十数%と高く、後遺症も患者さん全体の20 30%程度にみられます。 髄膜炎の治療法 ウイルス性髄膜炎の場合は安静にし、嘔吐や頭痛で水分がとれない場合には点滴を行います。また、細菌培養の結果が判明するまで(細菌性髄膜炎でないと確定されるまで)抗生剤を使用することがあります。細菌性髄膜炎の場合は、抗生剤の点滴を中心に集中的な治療が必要となります。 早期発見のポイント 発熱・頭痛・嘔吐が3大症状です。 [saiseikai.or.jp]
治療・予防 第一選択薬はペニシリンGで ある。また、一般に髄膜炎の初期治療に用いられるセフォタキ シム(CTX)、セフトリアキソン(CTRX)、セフロキシム(CXM)は髄膜炎菌にも優れた抗菌力を発 揮するので、菌の検査結果を待たずしてCTX、CTRXをペニシリンGと併用すれば、起炎菌に対して広範囲な効果を現わし、早期治療の助けとなる。 予防としてはまずワクチンが挙げられる。現在ではA、C単独もしくはその2群、およびA、C、Y、W-135の4群混合の精製莢膜多糖体 ワクチンが使用されている。 [niid.go.jp]
治療者も患者も診断の難しさを理解しながら、症状経過をフォローできると安心です。 30. 疾患の全体像がつかめる知識を得るための スライドを意図して作成しました。 シンプルにまとめることに注力しましたが、やや困難さがありました。 初期評価を行い、治療経過で問題があれば、 適宜修正していく、というのが無菌性髄膜炎の診療で、 やはり不安定さは否めません。 主治医が、これだけわかっていて、これだけやっていれば、 まずは大丈夫。と思える診療が皆にとって安心で、いい診療だと思います。 [slide.antaa.jp]
予知
Nigrovicらの小児の検討では髄液のグラム染色陽性、髄液蛋白 80mg/dl、末梢好中球数 10000/mm3、痙攣にて発症、髄液多核白血球 1000/mm3の5項目でグラム染色陽性が2ポイントで他の項目を1ポイントとすると、2ポイントで87%の感度で細菌性髄膜炎を予知し、0ポイントは100%の感度で細菌性図膜炎を否定した。 意識清明、髄液グラム染色陰性、髄液糖/血糖比 0.4かつ髄液蛋白 治療 [ 編集 ] 細菌性髄膜炎 や 脳炎 が鑑別できるまでは両者の治療を併用する必要がある。 [ja.wikipedia.org]
疫学
参考文献 [ 編集 ] 今日の神経疾患治療指針 第2版 ISBN 9784260016216 髄膜炎の100章 ISBN 4890133224 関連項目 [ 編集 ] 新三種混合ワクチン 外部リンク [ 編集 ] 無菌性髄膜炎とは - 国立感染症研究所 感染症疫学センター [ja.wikipedia.org]
予防
予防的経口内服が有用との報告もある。 またコルヒチン1.0 1.2 /h,分2、経口投与がときに再発予防に有効なことがある。 [ameblo.jp]
十分な溶解液量(ACV250mgあたり100mL以上で希釈)で、時間をかけて投与する(一回投与量を2時間以上かけて)と副作用予防になると言われている。十分な補液をしながら、腎機能に注意しながらフォローが大切。 アシクロビル 腎障害に留意。腎障害のリスクについて知る。 対処法も確認。 29. 「手堅い」病状説明は以下を行うこと。 無菌性髄膜炎として保存的治療を開始する。ウイルス感染症疑いと考えられる。ただし、他疾患(髄膜脳炎、真菌性/結核性髄膜炎、自己免疫性疾患、薬剤性など)の可能性もありうる。 [slide.antaa.jp]