提示
全身組織
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倦怠感
ビタミンB 12 欠乏症(悪性貧血) (文責:宮下和也) Xさんは、半年ほど前から全身倦怠感・手足のしびれ・舌の痛みが続くため来院しました。 皮膚は青白く、舌乳頭が萎縮して赤くなっていました。血液検査では大球性貧血で、鉄欠乏は ありません。精査の結果、ビタミンB 12 欠乏と判明し、ビタミンB 12 の注射により、貧血が著明に 改善しました。また、 橋本病 を合併し、甲状腺ホルモンが低値でしたので、甲状腺ホルモンの 補充も行い、ほとんど症状が消失しました。 [miyashita.or.jp]
後期ダンピング症候群 食後2 3時間で、頭痛、倦怠感、発汗、めまい、脈や呼吸が速くなる 食べ物が胃内にためられることなく、そのまま短時間のうちに小腸に流れ込むことで起こります。対処法としては、食事は一度にたくさん食べず噛む回数を多くする、症状が起きそうだと感じたらすぐに飴をなめる、などです。 下痢 食べ物が一度に小腸に流れ込むことなどにより、神経反射が起こったり、腸の蠕動運動が過剰になったりして起こります。栄養分の高い食事を、少しずつ回数を多くして食べるようにしましょう。 [tokushukai.or.jp]
不足するとエネルギー代謝が不調になってピルビン酸や乳酸などの疲労物質がたまるため、めまい、食欲不振、疲労、全身の倦怠感などをきたす。 脚気や多発性神経炎を予防。 老年性痴呆症候群の一つ、ウエルニッケ症候群を予防。 調理による損失率が高いので、所要量よりも多めに摂ると良い。 豚肉、ウナギ、大豆、玄米などに多く含まれる。 ビタミンB2 三大栄養素の補酵素として働くが、とくに脂質の代謝と深くかかわつている。皮脂の分泌を調節する作用があるので、別名「皮膚のビタミン」。 [jmi.or.jp]
晩期ダンピング症候群の対処法 アメなどで当分を補給する 食後2〜3時間で、頭痛、倦怠感、発汗、めまいのほか、脈や呼吸が早くなるといった症状があらわれるのが、晩期ダンピング症候群です。 糖分を補給しましょう。 [ringe.jp]
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栄養失調
表.血清葉酸、ビタミンB12が異常値となる病態 低値 高値 葉酸 巨赤芽球性貧血 偏食による摂取不足、栄養失調 薬剤(メトトレキサート、フェニトイン等) アルコール常用、妊娠 ビタミン剤摂取時 検体の溶血 ビタミンB12 悪性貧血、胃切除後 内因子欠損、妊娠、寄生虫 薬剤(PAS、ネオマイシン、PPI等) 甲状腺機能低下症、慢性膵炎 ビタミン剤摂取時 慢性骨髄性白血病、真性多血症 肝癌、急性肝炎 〔参考〕 ・最新臨床検査のABC、日本医師会 2007 ・最新臨床検査項目辞典 2008 [crc-group.co.jp]
神経学
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脳症
働き 不足すると おきやすい症状 ビタミンB 1 糖質をエネルギーに変える アルコールの代謝に関与する 脳の働きに関与する 神経の働きを正常に保つ 肩こり、筋肉痛、疲労、アルコール中毒、脚気、食欲不振、記憶力減退、集中力低下、音に過敏、神経炎、ウェルニッケ脳症 ビタミンB 2 脂質をエネルギーに変える 過酸化脂質の分解に関与する 脳と肝臓の働きに関与する 皮膚や粘膜の代謝に関与する (成長促進) 肝臓機能低下、脂質の過酸化、疲れ眼や眼の充血、口角炎、口内炎、舌炎、皮膚・粘膜に炎症、成長が鈍る ナイアシン [orthomolecular.jp]
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前兆
同じ症状でも、重い病気の前兆である場合もあるので、「貧血ぐらい」と軽く考えず、血液検査を受けることをお勧めします。 また、男性が中年以降貧血になる場合は、胃がん、大腸がんなど消化器のがんが原因であることが多いので注意が必要です。 体内の鉄不足で起こる「鉄欠乏性貧血」 鉄欠乏性貧血は、赤血球のヘモグロビンが鉄不足で合成されずに起こります。 [sawai.co.jp]
胃腸
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腸疾患
小腸の一部における細菌の異常増殖 吸収不良を引き起こす病気(炎症性腸疾患、セリアック病、膵臓の特定の病気など) 炎症性腸疾患 広節裂頭条虫感染症 エイズ 小腸のビタミンB 12 を吸収する部分を除去する手術 制酸薬やメトホルミン(糖尿病の治療薬)などの薬 内因子の不足 胃の酸性度の低下(高齢者に多くみられる) 内因子が不足する原因の1つは自己免疫性萎縮性胃炎という自己免疫反応で、これは免疫システムの過剰反応によってつくられた異常抗体が、内因子をつくる胃の細胞を攻撃して破壊してしまう反応です。 [msdmanuals.com]
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過食
ビタミンB群の消費量が増えている 精製された白い食べ物、ストレス、過度のアルコール摂取、妊娠、授乳、加齢、過食等でビタミンB群消費量が増えます。 3. 抗生物質の長期服用 ビタミンB群は腸内の細菌がつくってくれますが、抗生物質を長い期間飲んでいる人は、腸内の細菌バランスが乱れ、ビタミンB 6 等の合成量が少なくなります。 ビタミンB群と抗酸化 ビタミンB群は、脂質をサビ(酸化)から守る働きがあるとの報告もあります。 [orthomolecular.jp]
精密検査
血清
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白血球減少
7.次記疾患のうちビタミンB12欠乏又はビタミンB12代謝障害が関与すると推定される場合:栄養性貧血及び妊娠性貧血、胃切除後の貧血、肝障害に伴う貧血、放射線による白血球減少症、神経痛、末梢神経炎、末梢神経麻痺。 7.の効能・効果に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。 用法・用量 (添付文書全文) シアノコバラミンとして、1回1000μgまでを皮下、筋肉内、又は静脈内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。 [medical.nikkeibp.co.jp]
3136402A3157 82円/管 処方箋医薬品 禁忌 次の患者には投与しないこと 効能・効果及び用法・用量 効能効果 ビタミンB12欠乏症の予防及び治療 ビタミンB12の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、 甲状腺機能亢進症 、妊産婦、授乳婦など) 巨赤芽球性貧血 広節裂頭条虫症 悪性貧血に伴う神経障害 吸収不全症候群(スプルーなど) 下記疾患のうち、ビタミンB12の欠乏または代謝障害が関与すると推定される場合 栄養性及び妊娠性貧血 胃切除後の貧血 肝障害に伴う貧血 放射線による白血球減少症 [kegg.jp]
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大球性貧血
血液検査では大球性貧血で、鉄欠乏は ありません。精査の結果、ビタミンB 12 欠乏と判明し、ビタミンB 12 の注射により、貧血が著明に 改善しました。また、 橋本病 を合併し、甲状腺ホルモンが低値でしたので、甲状腺ホルモンの 補充も行い、ほとんど症状が消失しました。 ビタミンB 12 は、DNA合成などに欠かせないビタミンで、肉・レバー・牛乳・卵・魚などに 含まれています。1日の必要量は約2μgで、通常は食事から十分な量が供給されています。 [miyashita.or.jp]
治療
治療法は胆嚢の摘出ですが、予防として、胃切除のときにあらかじめ胆嚢をとることもあります。 骨粗しょう症 胃切除により、カルシウムの吸収が悪くなるため、骨密度が低下し、骨がもろくなって骨折しやすくなります。 骨密度測定を定期的に行って、早期発見に努めましょう。治療法としては食事療法、運動療法、薬物治療などがあります。 [tokushukai.or.jp]
治療 治療の基本は原因となる病気を治すことですが、それと並行して個々の病態に応じた適切な栄養管理を行います。 栄養管理の方法には静脈に細いチューブを挿入して体内に栄養を送る中心静脈栄養と、口もしくは細い管を通して腸に栄養を送る経腸栄養があります。下痢や腹痛などの症状が比較的軽い場合は経腸栄養が行われるのに対し、下痢や腹痛などの症状が強い場合や栄養状態が極端に悪化している場合は中心静脈栄養が行われます。 「消化管全般」一覧へ戻る [onaka-kenko.com]
注射による治療 吐き気などの副作用が著しく強く内服ができない場合、消化管潰瘍などがあり内服薬で悪影響がある場合、内服薬では十分に吸収できない場合、出血で失われる鉄の量が多く内服薬での補充が間に合わない場合などは、注射による鉄の補充を行ないます。比較的頻繁な通院治療が必要です。注射で鉄を補う場合には、アレルギー反応や過剰投与に注意する必要があります。 生活上の注意 鉄欠乏性貧血の予防には、バランスのとれた食生活が大切です。 [kompas.hosp.keio.ac.jp]
治療方法とセルフケア 治療は食事療法と鉄剤服用が中心 血液検査で血液中のヘモグロビンの濃度を調べ、基準値以下の場合は「鉄欠乏性貧血」と診断されます。(女性の基準値は、12g/dlで、12 10g/dlは軽度貧血、10g/dl未満が貧血) 治療方法は食事療法と鉄剤の服用が中心です。 食事療法 【ポイント1】 鉄を摂る 食品に含まれる鉄は、ヘム鉄と非ヘム鉄に分けられます。ヘム鉄は溶けやすいため吸収されやすく、非ヘム鉄は消化吸収されにくいので、ヘム鉄で摂る方が効率的です。 [sawai.co.jp]
疫学
[…] β―カロチンの血中濃度が低いほど肺ガンの発生率が高まるとの疫学的報告がある。α―カロチンは活性酸素の害を防ぐとともに、遺伝子の変化に歯止めをかけることからガン予防効果が期待されている。 牛・豚の肝臓、ウナギにとくに多く含まれている。油脂といっしょに摂ると吸収率がアップ。 ビタミンAは10万IU/日以上で肝臓障害など過剰障害の可能性がある。また、妊婦の場合は20万IU以上の摂取で胎児奇形が出現することもあり、5000IU/日を許容摂取量としている。通常の食事から摂取する分には心配はない。 [jmi.or.jp]
予防
にする 病気に対する抵抗力をつける 葉酸が不足すると 神経過敏、うつ状態 口内炎、貧血、胃潰瘍、動悸、息切れ {注意}葉酸が活躍できるのはビタミン Cによって活性型に変換できるので、他のビタミンとのバランスが大切 イノシトールの体内作用 抗脂肪肝ビタミンといわれ、脂肪の流れをよくし、肝臓に脂肪がたまらないようにはたらく コレステロールの流れもよくする(動脈硬化の予防) 脳神経に栄養を供給したり、神経を正常に保つうえで不可欠にはたらき 湿疹予防 コリンの体内作用 脂肪肝や動脈硬化を防ぐ作用 高血圧予防 [angele-jp.com]
壊血病の予防。歯のぐらつきや出血を予防。 風邪を予防 アレルギー反応を予防 腸からの鉄の吸収を促進する。 ストレス時に多くつくられる副腎皮質ホルモンの生成に必要。また、たばこを吸う人は体内のビタミンCが早く失われるで要注意。 ブロッコリー、カリフラワー、パセリ、小松菜、柑橘類などに多く含まれる。ビタミンCは短時間で排泄されるので、食事のたびに緑黄色野菜や柑橘類などで補う心がけを。 働き、特徴、欠乏症 過剰症 [jmi.or.jp]
予防と治療 ビタミンB 12 のサプリメント 神経の損傷がある人に対して、ビタミンB 12 の注射 完全菜食主義の母親をもつ乳児には、出生直後からビタミンB 12 のサプリメントの投与を開始することが欠乏症の予防に役立ちます。 通常、ビタミンB 12 欠乏症の高齢者は、肉からビタミンを吸収することが困難なために欠乏症になっているため、ビタミンB 12 のサプリメントの摂取が有益です。肉よりもサプリメントからの方が、容易に吸収できます。 [msdmanuals.com]
【ビタミンB12(VB12)を多く含む食品】1日の推奨栄養所要量 2.4μg 2.4μg摂取するには・・・・・ 干し海苔 2.9g(約1枚) しじみ 3.8g(1 2個) すじこ 4.5g(約大さじ1) 鶏レバー 5.4g(約1かけ) たらこ 13.3g(約親指大) まぐろ(刺身) 104g(9 10切れ) 効能 脳や神経の健康を助け、集中力、記憶力をアップ 末梢神経の障害を回復させ、腰痛、肩こり、手足のしびれを改善する 赤血球の生成を助け、貧血を予防する 不眠症に効果 月経前に伴う悩み、貧血や精神不安定 [urabe-taikando.co.jp]