治療
一般に、症状がなく健康体であれば、トキソプラズマに感染していても、治療は必要ありません。妊娠中の女性あるいは、免疫機能が低下している人等には、治療が必要な場合、sulfamide pyrimethamineやspiramycineが用いられます。 トキソプラズマ症の病原体は、トキソプラズマToxoplasma gondiiです。トキソプラズマは、ヒトを含む温血動物に広く感染します。 [city.yokohama.lg.jp]
予知
図:トキソプラズマの感染経路 [トキソプラズマ胎内感染の診断] 以上から、先天性トキソプラズマ症の予知として妊娠中の母体トキソプラズマ初感染の有無が重要です。妊娠中、初期および中 末期、もしくはトキソプラズマに曝露した可能性がある時期から2週間後に抗トキソプラズマ抗体(PHAまたはLA法)を測定し、ペア血清で4 8倍以上の抗体価上昇もしくは陽性化が認められれば初感染であると診断します。 [jaog.or.jp]
疫学
トキソプラズマ原虫の分子疫学 トキソプラズマは遺伝的な多様性が非常に低いことが知られている。本原虫の分子疫学は欧州と北米地域で詳細に調査されており、これらの地域に流布するトキソプラズマは3種のクローン(I〜III型)にほぼ限定されることが報告されている 16 ) 。 [nih.go.jp]
2.疫学 トキソプラズマ・ゴンディは、ネコ科動物を終宿主とし、ヒト、豚を含むほ乳類から鳥類まで広い範囲の動物を中間宿主とする原虫である。感染ネコの糞便に排出されるオオシストが豚やヒトに経口感染すると、増殖期を経てやがて筋肉や脳内で休眠状態のシストとなる。シストを含む豚肉などを加熱せずに食べても感染する。わが国では豚が問題となるが、昭和50年代以降、豚における感染率は激減している。欧米ではめん羊、山羊での発生が報告されている。 3.臨床症状 ネコは無症状である。 [naro.affrc.go.jp]
参考文献 [ 編集 ] 吉田幸雄 『図説人体寄生虫学』第6版、 南山堂 、2002年、 ISBN 4-525-17026-3 出典 [ 編集 ] 関連項目 [ 編集 ] トキソプラズマ症 色素試験 熱帯医学 外部リンク [ 編集 ] トキソプラズマ症について - 横浜市 衛生研究所 感染症・疫学情報課 トキソプラズマ病 - 独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所 トキソプラズマ症とは - 国立感染症研究所 Toxoplasmosis - Recent advances - InTech [ja.wikipedia.org]
感染症の予防 Vol.4 『妊婦と乳児に注意してほしい感染症 』」 (医事監修:三井記念病院 産婦人科部長 小島俊行氏、国立感染症研究所 感染症疫学センター第三室室長 多屋馨子氏) [kosodateouendan.jp]
医事監修: 三井記念病院 産婦人科部長 小島俊行氏 国立感染症研究所 感染症疫学センター第三室室長 多屋馨子氏 協力:田辺三菱製薬、制作協力:日テレアックスオン、製作著作:広島テレビ 更新:2016/1/31 [kansensho.jp]
予防
トキソプラズマの予防接種(ワクチン)は、ありません。 米国疾病予防管理センター(CDC)ホームページ(外部サイト) 図1 トキソプラズマのライフ・サイクル 2000年11月24日初掲載 2001年2月19日増補 2004年6月22日図改訂 [city.yokohama.lg.jp]
トキソプラズマを予防するワクチンは、まだ実用化されていません。妊娠したら、とにかく感染しないように気をつけることが重要です。 トキソプラズマ について動画で解説 出典: 特別番組「知ってなっ得!感染症の予防 Vol.4 『妊婦と乳児に注意してほしい感染症 』」 (医事監修:三井記念病院 産婦人科部長 小島俊行氏、国立感染症研究所 感染症疫学センター第三室室長 多屋馨子氏) [kosodateouendan.jp]
しかし、トキソプラズマの先天性感染に対して、感染を防ぐためのワクチンは存在しないため、何よりも妊娠中の感染予防が大切です。 まとめ トキソプラズマ抗体検査が陰性だった場合、もしも妊娠中に感染すると赤ちゃんに先天性トキソプラズマ症が発症するリスクがあります。 先天性トキソプラズマ症の症状はさまざまで、それぞれの状況によって左右されます。 日本の妊娠可能女性の多くはトキソプラズマに対する抗体を持っていないとされるため、とにかく予防に努めることが大切です。 [news.goo.ne.jp]
予防接種を受けることによって、感染を予防することができますが、妊娠中に予防接種を受けることはできません。そのため、女性は妊娠前に予防接種を受けておくことが大切です。また、男性においても、風しんに罹患して周囲の妊婦に感染させないために、風しんの既往の確認や予防接種について考慮する必要があります。 詳しくはこちら をご覧ください。 大阪市では、先天性風しん症候群を予防するための対策として平成26年4月から 風しん抗体検査を実施しています 。 [city.osaka.lg.jp]