提示
心血管
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心不全
また、二次性拘束型心筋症ではその基礎疾患を治療することになりますが、この基礎疾患に対しても有効な治療法がないことも多く、中心となる治療法は心不全、不整脈、血栓塞栓症の予防になります。 1)心不全の治療 心不全症状は うっ血 が中心になることより、主に利尿薬が使われます。また、心筋の傷害を軽減するためにアンジオテンシン変換 酵素阻害薬 やアンジオテンシン受容体遮断薬が用いられることもあります。 [nanbyou.or.jp]
一般に心不全というと高齢者に多い疾患のイメージがあるが、乳がんの患者さんの中には30代、40代の若い人が少なくないため、ハーセプチンで治療していて30代なのに心不全というケースもある。 * アドリアシン 一般名ドキソルビシン * ハーセプチン 一般名トラスツズマブ 浮腫・体重増も心毒性のサイン 心筋障害が現れたら、投与を中止して心毒性の低い別の薬に変更するか、減量して投与時間を長くしたり、分割投与といった、投与方法の変更などの対応が必要になってくる。 [gansupport.jp]
主要アウトカム評価項目 心毒性(3D心エコー図検査においてベースラインよりLVEFが10%以上低下し、かつLVEFが50%未満となった状態)の発生頻度 副次アウトカム評価項目 総死亡率、以下のイベント発生率(心臓死、急性肺水腫、急性冠症候群、顕性心不全、致死性不整脈)、心毒性発生例における心不全治療奏効率(LVEFが50%以上に改善する率) 対象疾患 年齢(下限) 20歳以上 年齢(上限) 性別 男女両方 選択基準 1) 当院でAC系抗がん剤を使用する予定の悪性腫瘍患者である。 [rctportal.niph.go.jp]
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血栓症
1.CATの疫学 2.がんと血栓症との関連 3.がん患者のVTEの予防と治療 4.DOACによるがん患者に合併したVTEの治療 2.がん治療関連高血圧症とその対応 1.がん治療における血管新生阻害薬と高血圧 2.がん治療関連高血圧への腫瘍循環器学的アプローチ 3.がん治療関連高血圧症の問題点とその将来 3.がんと腎臓と心血管毒性(onco-nephrology) 1.がん薬物療法時の腎機能評価 2.がん治療と急性腎障害 3.腫瘍崩壊症候群 4.がんと高齢者と心血管毒性 1.がん治療による心血管毒性 [molcom.jp]
特に、虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)、末梢動静脈疾患(閉塞性動脈硬化症、深部静脈血栓症など)、 心不全治療(弁膜症、心筋症など)、 画像診断(心臓CT、心臓核医学検査など)を専門とし、日々の診療に当たっています。 さらに、肺高血圧症専門外来、腫瘍循環器外来など、他院にはない専門外来も開設しており、 2015年からは心臓リハビリテーション、2017年4月からは難治性高血圧専門外来(不整脈専門外来)も開設し、 より幅広い分野で循環器診療を提供することが可能となりました。 [shinkohosp.jp]
心筋梗塞、脳梗塞、静脈血栓症の病気の方は注意が必要ですので主治医と良くご相談ください。 タモキシフェンクエン酸塩は子宮内膜にたいしては刺激的に働きますので、子宮体がんの発生を約2.5倍に増やすことが知られています。しかし日本女性の子宮体がんの発生率は一万人に2人程度なので、それほど大きい危険ではないと考えています。 念のためにタモキシフェンクエン酸塩服用時は定期的に婦人科検診を受けられることをお薦めします。 当院では婦人科での半年毎の検診をお願いしています。 [jfcr.or.jp]
人工呼吸器
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呼吸困難
ショック、アナフィラキシー ショック、アナフィラキシーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、血圧低下、呼吸困難、発赤、意識低下等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。 間質性肺炎 発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常等を伴う間質性肺炎があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。 [kegg.jp]
肺障害の症状として、呼吸困難や乾性咳嗽がみられます。 ※代表的な治療法 ホジキンリンパ腫 : ABDV療法 胚細胞腫瘍 : BEP療法 表4.その他の抗がん性抗生物質2 一般名 商品名 適応 ベプロマイシン ベプレオ 皮膚がん、頭頸部がん、肺がん、前立腺がん、悪性リンパ腫 ※ブレオマイシンの欠点である肺毒性を軽減した製剤です。しかし、胚毒性が起こらないわけではないため注意が必要です。 ジノスタチンスチマー スマンクス 肝細胞がん ※冠動脈塞栓療法に適応を持つ薬剤は国内ではこの薬剤のみです。 [fujimoto.or.jp]
精密検査
病気の進み具合にもよりますが、心臓の音の診察や心電図で心臓病の疑い・要精密検査と言われることがあります。肺の状態を調べるために撮った胸部レントゲンで心臓が肥大している(大きくなっている)と言われて病院を受診される方もいます。 Q. 心臓の精密検査というのは何をするのですか? 心筋症で言えば、外来では心エコー検査が代表的です。短時間に苦痛なく心臓の構造や心筋の動き具合、さらに弁膜の状態まで分かります。簡単な検査で全国のたいていの診療所や病院で受けられます。 [ncvc.go.jp]
その他ECG所見
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心電図異常
*1 アンスラサイクリン による 心毒性 は2つあり、1つは、投与初期に出現する 心毒性 で、 心膜 ・ 心筋炎 、 心電図 異常などがあります。もう1つは 心筋症 であり、これは総投与量と関連があり、不可逆的な 副作用 です。 *2 アントラサイクリンに関する情報を検索 最近の更新された用語 [health.joyplot.com]
(「適用上の注意」5)の項参照) その他の副作用 頻度不明 心臓 心電図異常、不整脈、頻脈、胸痛 過敏症 発疹、紅斑、発赤、蕁麻疹 肝臓 肝機能異常(AST(GOT)・ALT(GPT)上昇等) 腎臓 腎機能異常(BUN上昇等) 消化器 悪心・嘔吐、食欲不振、口内炎、下痢、腹痛、食道炎、胃炎、消化管出血 皮膚 高度の脱毛、色素沈着、そう痒症 肝動脈内投与時の発赤・紅斑・びらん・潰瘍等の皮膚障害、皮膚壊死 精神神経系 倦怠感、しびれ、疼痛、頭痛、耳痛・耳鳴、不眠、意識障害、知覚異常(口腔内異和感) 泌尿器 [kegg.jp]
治療
1.がん関連血栓症 1.CATの疫学 2.がんと血栓症との関連 3.がん患者のVTEの予防と治療 4.DOACによるがん患者に合併したVTEの治療 2.がん治療関連高血圧症とその対応 1.がん治療における血管新生阻害薬と高血圧 2.がん治療関連高血圧への腫瘍循環器学的アプローチ 3.がん治療関連高血圧症の問題点とその将来 3.がんと腎臓と心血管毒性(onco-nephrology) 1.がん薬物療法時の腎機能評価 2.がん治療と急性腎障害 3.腫瘍崩壊症候群 4.がんと高齢者と心血管毒性 1.がん [molcom.jp]
これは、新たな治療薬や治療戦略の賜物ですが、一方で、治療により心機能障害が生じ、高血圧、不整脈、心不全などの心血管障害に至ることもあります。 成人に達した小児がんサバイバーは、その兄弟姉妹と比べて冠動脈疾患の発症率は10倍、心不全の発症率は15倍上昇します。心毒性として知られる治療に関連した心血管系の副作用も、5 10年生存している成人サバイバーでは高頻度で発生します。 胸部放射線治療歴や アントラサイクリン 系抗がん剤投与歴がある小児がんサバイバーでは、心毒性リスクが最も高くなります。 [cancerit.jp]
心疾患患者さんのがん治療 がん治療中は心臓にも注目を!心疾患の症状に要注意 「がん治療は心臓に影響を及ぼすことが少なくないので、自覚症状が重要」と話す庄司正昭さん 心臓など循環器の疾患を持っていたり、心臓の機能が弱っている人ががんになるケースが少なくない。ところが、抗がん薬の中には心臓に悪影響を及ぼす毒性(心毒性)を持つものがあるなど、がんの治療によって循環器、特に心臓の疾患を悪化させることがあるだけに、十分な対策が欠かせない。 [gansupport.jp]
疫学
第2章 がん治療に伴う心血管毒性とそのマネジメント A 心不全:CTRCDがん治療関連心筋障害とそのマネジメント 1.1型心筋障害(アントラサイクリン心筋症) 1.アントラサイクリン系抗がん剤の使用 2.アントラサイクリン心筋症の臨床症状 3.アントラサイクリン心筋症の予後 4.アントラサイクリン心筋症のメカニズム 5.アントラサイクリン心筋症のリスク因子 6.アントラサイクリン心筋症の予防 7.アントラサイクリン心筋症の治療 2.2型心筋障害(トラスツズマブ心筋症) 1.2型心筋障害の概要,疫学 [molcom.jp]
予防
心血管リスク評価 4.がん治療中の心血管モニタリング 5.がんサバイバーに対する長期的なフォロー 6.今後の課題 第2章 がん治療に伴う心血管毒性とそのマネジメント A 心不全:CTRCDがん治療関連心筋障害とそのマネジメント 1.1型心筋障害(アントラサイクリン心筋症) 1.アントラサイクリン系抗がん剤の使用 2.アントラサイクリン心筋症の臨床症状 3.アントラサイクリン心筋症の予後 4.アントラサイクリン心筋症のメカニズム 5.アントラサイクリン心筋症のリスク因子 6.アントラサイクリン心筋症の予防 [molcom.jp]
また、「がん治療後に発症した心血管障害の回復に有用な治療方法は現時点では存在しないことから、一次予防により心血管障害を予防することが望ましい」とも述べています。 乳がんに対する重点的な取り組み 多くの乳がん患者は 胸部放射線治療 などの心臓機能に障害を来す可能性がある治療を受けるため、心毒性の研究者らは乳がんにも重点的に取り組んでいます。 [cancerit.jp]
3)血栓・塞栓症の予防 心房細動がある症例には、塞栓症予防のため、長期間にわたって 抗凝固療法 が必要になります。 8.この病気はどのような経過をたどるのですか この病気の 予後 は、基礎疾患によって様々です。成人の特発性について、海外から5年生存率64%、10年生存率37%という報告もありますが、そのまま日本人に当てはめていいかどうかは不明です。ただ、決して予後は良好といえないことより、特に小児特発性拘束型心筋症の場合は積極的に心臓移植の適応を考慮することになります。 [nanbyou.or.jp]