偽膜性大腸炎は、抗生物質で他の菌が死滅し、結腸周辺で増殖したクロストリジウムディフィシル菌(CD)が毒素を出し、びらんなどが生じて起こります。 抗生剤の連続投与7日程度で生じるとされ、CLDMかABPCの投与で15~28%に下痢を発症、1~3%で菌を確認した報告も。日本での健常成人の保菌 率は平均7.6%(4.2~15.3%)。 欧米ではこの菌は院内感染下痢症の重要な原因菌であり、入院患者の約10%が感染した、という報告もあります。同時多発感染の防止には排泄物などの管理に注意が必要です。[…]
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