日本内分泌学会は5月22日、「甲状腺クリーゼの診断基準」を第2版に改訂し、ホームページ上で公開した。学会は2008年に初めて診断基準を発表。その後、検討委員会の赤水尚史委員長らが全国疫学調査を実施し、その結果を踏まえて改訂した。今回、黄疸の判断基準値を「血中総ビリルビン値3mg/dL超」と設定した。黄疸は、嘔気や嘔吐、下痢とともに、診断基準の必須項目「消化器症状」の一つとして挙げられている。甲状腺クリーゼは、甲状腺ホルモンの過剰な作用に体が対応できなくなり、複数臓器が機能不全に陥る重篤な病態。バ... この記事は会員限定コンテンツです。[…]
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