概要 疾患のポイント: 肺炎球菌性肺炎とは、肺炎球菌が原因で起こる肺炎である。 市中肺炎の中で最多であり、死亡者が多いのも肺炎球菌肺炎である。 侵襲性肺炎球菌感染症(侵襲性感染症のうち肺炎球菌が髄液又は血液から検出された場合)は、感染症法の5類感染症に分類され、診断した医師は、7日以内に最寄りの保健所に届け出る必要がある。 市中肺炎と診断した場合には、第一に肺炎球菌性肺炎であるかどうか考える。 インフルエンザ罹患後に続発する肺炎としても、28~48%と最多である。 市中肺炎と診断後、良質な喀痰を塗抹鏡検し、グラム陽性双球菌を有意に認めたら確定診断できる。 喀痰グラム染色中の肺炎球菌: 図表[…]
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