Last Update:2014年3月3日 呼吸器の病気一覧へ戻る F-03 肺血管性病変 はいすいしゅ 肺水腫 【概要】 肺は酸素を取り入れ、体内で生じた二酸化炭素を排出するために、肺胞(はいほう)と呼ばれる小さな袋状の構造物に空気を取り入れています。この肺胞の周りには網目状の毛細血管が取り巻き、空気と血液との間で酸素と二酸化炭素が交換されています。肺水腫はこの毛細血管から血液の液体成分が肺胞内へ滲み出した状態です。肺胞の中に液体成分が貯まるため、肺で酸素の取り込みが障害されて重症化すると呼吸不全に陥ることがあります。 【疫学】 様々な原因による疾患のため正確な発症数は不明です。[…]
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