慢性肉芽腫症とは 原発性免疫不全症(生まれながらに、身体の抵抗力が弱い病気)の中で、最も多い病気です。身体に侵入してきた病原体をこわす(殺菌)ためには、活性酸素が必要です。しかし、慢性肉芽腫症の好中球(白血球の一部)は活性酸素を作ることができず、病原体が殺菌されないため、身体の中で増え続けて感染症を起こします。 さらに、慢性肉芽腫症では身体のいたるところに肉芽腫といわれる一種の“こぶ”のようなものができやすく、まわりの正常な組織を圧迫して臓器を障害することがあります。また、免疫のバランスが悪く約半数の方が慢性の腸炎(肉芽腫性腸炎)を合併します。 慢性肉芽腫症の症状[…]
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