成長ホルモン分泌不全性低身長症とは、成長ホルモンの出方が不足しているために低身長となる病気です。この病気は、原因不明であるもの(特発性)と基礎疾患のあるもの(器質性)に大きく分けられ、器質性のものは先天的なものと後天的なものに分けられます。先天的なものとは、脳下垂体に問題がある場合などを指し、一方、後天的なものとは、脳腫瘍によるものなどが挙げられます 1) 。 下に示すように、①身長が同性同年齢の子どもと比べて「-2SD以下」の場合、または、②1年間の身長の増加が同性同年齢の子どもの平均値より少なく(80%以下)、これが2年以上続く場合に「医学的な低身長」に当てはまります。[…]
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