要約・抄録 乳糜胸水,乳糜腹水は共にまれな病態であり,特に悪性リンパ腫を原因とする報告は外国例と異なり,本例では数例にすぎない.最近われわれは,乳糜胸水と乳糜腹水とを合併して発症した悪性リンパ腫の1症例を経験した.発症時表在リンパ節の腫脹は著明でなかつたが, CT検査,リンパ節生検により非ホジキンリンパ腫と診断した.高カロリー輸液により全身状態
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鎖骨下動脈瘤、気管支動脈瘤、脾動脈瘤、腎動脈瘤、腸骨動脈瘤など 大血管、末梢血管の閉塞性疾患 血管奇形 出血(喀血など) 悪性腫瘍のアブレーション(主にラジオ波焼灼) 肺悪性腫瘍、骨転移等 乳び胸、乳糜腹水 放射線治療前のマーキング、生検 経皮経食道胃管挿入術(PTEG、Percutaneous TransEsophageal Gastro-Tube
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の改善をはかると共に,種々の化学療法を施行したが無効であり,放射線療法が著効を奏した.本邦での全リンパ腫は増加傾向にあり,乳靡胸腹水は積極的に悪性リンパ腫を疑うべき所見であると認識する必要がある.
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